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 私は医師の中でも比較的珍しい病理医だ。どれくらい珍しいかというと、医師全体の0.6パーセント。医学部は大体1学年百人強(最近は定員増で百十人とか)だから、1学年に一人いるかいないかくらいだ。

 それゆえというか、先入観でいろいろなことを言われる。

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このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理診断、医学界の話、研究者になることに挫折し学士編入学を経て医師になった者から見たキャリアの話、そして「科学ジャーナリスト賞」受賞者の視点から見た科学技術政策の話の3つの内容を中心に綴っていきます。創刊以来毎日更新を続けています。

フリーランスの病理医兼科学ジャーナリストである榎木英介が、病理、医療業界や博士号取得者のキャリアパス、科学技術と社会に関する「機微」な話題…

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