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#061| 南戸塚保育園(社会福祉法人ももの会)| 保育士 和田 拓人さん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第61回は、神奈川県横浜市 南戸塚保育園(社会福祉法人ももの会) 保育士 和田 拓人さんにお話を伺いました。



―担当業務、役割を教えてください。

4歳児クラス18名の園児を先輩保育士と2名で担当しています。
 (和田さん以外に男性職員は?)
担当クラスは違いますが先輩保育士が1名、事務に1名男性職員がいます。
分からないことは基本的に同じクラスを担任している職員に相談をしますが、雑談といいますか、ちょっと聞いてほしいなというときは男性の先輩保育士に聞いてもらうこともありますし、同性の先輩がいることを心強く思っています。

―南戸塚保育園へ就職を決めた理由を教えてください。

就活では3法人の運営する保育施設を7、8園ほど見学しました。
社会福祉法人ももの会で運営する保育施設5園も見学させていただきました。
いろいろ見学した中で福利厚生など条件的な部分や、子どもの主体性を大切にした保育活動を行っているところが、私がやりたいと思っている保育と考えがあっていると感じました。それが南戸塚保育園へ就職する決め手となりました。

―就活時、園を決める上で譲れないポイントはありましたか?

一人暮らしをしようと思っていたので、横浜市の保育士宿舎借り上げ支援制度の給付金を手当としていただけるのかという点と、住居を自分で自由に選べる園と法人指定の住居のみに適用する園があるので、見学時に確認をしていました。
手当があることは求人票などで分かりますが、自分で選べるかどうかは実際に聞いてみないと分からないところでした。
 
保育方針や理念については、一斉保育ではなく自由保育の園で働きたいと思っていましたのでそこは事前の情報収集で絶対に見ていたポイントです。
 
(福利厚生、住宅手当以外の休日などは?)
休日も見ましたし、資格手当なども含め、情報がきちんと明記されているかを見ました。ざっくりと○○手当と書いてある求人票もありましたが、南戸塚保育園は、給与・休日・福利厚生・手当なども細かく明記されているところも決め手となりました。

―南戸塚保育園の自慢を教えてください。

園庭、グラウンドの広さと、保育者たちが子どもを一番に考えていて、雰囲気がとてもあたたかいところです。
 
(就活で園見学した時のイメージそのままですか?)
大人って大変なんだなと思うこともありますけれど(笑)
入職一年目ですが、受け入れてもらい楽しく仕事をさせてもらっているので、やっぱりここを選んで良かったなと思います。

―保育士になろうと思ったのはいつ頃ですか?

きっかけは高校卒業後の進路を考えた時です。
当初は学校推薦で4年制大学に進むことを考えていたのですが、進路指導で4年生大学の推薦は厳しいけれど短期大学の推薦ならと提案がありました。
短大というと専門的な学部が多いので「何がやりたいの?」と聞かれ、その時に中学生まで柔道を習っていた時のことを思い出しました。
幼い頃は周りのお兄さん・お姉さんに面倒を見てもらっていたこと、大きくなり今度は私が幼い子の面倒を見る立場になった時に、子どもと関わる仕事に就けたらいいなと思っていたことを思い出し、「保育に興味があったんです」と言葉にしたことで、「保育」が私の中で道が通ったといいますか、明確になった瞬間でした。

そうだ!子どもと関わる仕事に就きたかったんだ★

―保育学生時代はどうでした?

入学前に保育短大についてネットで調べた時には、授業と課題で朝から晩までやることが多く、忙しくて余裕がないなどと書いてあり不安でした。
ペースを掴むまでは確かに少しきつかったのですが、ペースを掴めば時間を作りながら課題・製作などもできますし、アルバイトもできるなと思ったのが入学してからの印象です。
 
鶴見短期大学卒業後に更にステップアップを目指せる「専攻科」を選択し、保育専攻を修了後は鶴見大学でさらに文系の単位を修得して学士の学位(4年制大学卒業と同等の資格)と、幼稚園教諭一種免許状を取得しました。

―保育実習で大変だったこと、また辛かったことはありましたか?

大変だったのは日誌です。
日誌は、1日の流れとその時の保育者の動き、子どもがどうしていたか、そしてその時自分はどうしていたかを丸1日メモしながら、でもやることも多く・・・
周りに目を配りながら、書ききれなかったことは覚えておかなきゃいけないというのが大変でした。
大変さはもちろん感じましたが、どの仕事を目指しても大変なことはあると思っていたので、保育士を目指している人だけが大変だとは考えませんでした。

―学生時代の経験で仕事に活かせていると感じていることを教えてください。

2つあります。
1つは、大学4年生の時に大学付属の園でアルバイトをした経験です。
保育実習で園に行くのと、アルバイトとして仕事をしに行くのは自分自身の気持ちもそうですが、周りの職員たちも受け入れる雰囲気が違い、実際に現場に入って仕事をしてみないと分からないことがたくさんあるのだということを知りました。
また、いざ子どもたちの中に入って子どもたちに向けて話をする経験や、「これやってみたら」と挑戦させてくれた経験が活かされていると思いますし、いろいろと学ばせていただいたなと思っています。
 
2つ目は、大学内で人前に立つ機会が多くあったことです。
入学希望の高校生・保護者に向けた説明会で話しをしたり、説明会の案内をやったり、「やってくれないか」と声をかけてもらうことが多く、初対面の方や年の離れた大人と話す経験は良かったと思います。
私が話す内容、説明によってはこの学校を選んでくれないかもしれない、悪い印象を与えてしまうかもしれないので、話す内容や伝え方、雰囲気なども考えながら行動したことは保護者対応と通ずるところかなと思います。

―最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!

いろいろな経験を積むことはすごく大切だなと思っています。
それが保育に関係ないと思ったとしても活かせる場面があるかもしれない。
ラップが上手な友人がいるのですが、実習に行った時にラップを少し披露したら子どもたちがすごく喜んでくれたという話を聞き、得意なことで子どもたちと楽しめるんだなと気付く機会がありました。
何でも経験して、ひとつでも出来ることを増やすのはすごく大切だなと思っています。1回やってみてダメだったらそれは自分に合わなかったんだなくらいの感覚で、まずはやってみるという気持ちで飛び込んでみるのがいいと思います。


学生時代の経験が今のお仕事に活かされていると実感されているからこそ「何でもチャレンジしてください」とのお言葉。
社会人〇〇年目の私の心にも響きました😄
人前で話す経験も、インタビューでも存分に発揮されていました。
和田さん、ありがとうございました。
 
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取材日:2024年11月22日
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今回お話をお伺いした南戸塚保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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