#037 | らいらっくみゆき保育園(社会福祉法人リラ福祉会) | 副主任保育士 T.Mさん
こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第37回は、神奈川県川崎市 らいらっくみゆき保育園(社会福祉法人リラ福祉会)副主任保育士 T.Mさんにお話を伺いました。
―担当クラスと、副主任としての仕事内容を教えてください。
今年度は2・3歳児クラスの2歳児を担当しています。
らいらっくみゆき保育園は0歳児と1歳児は年齢別保育、2歳児以上は2学年ずつ縦割りの混合保育をしています。
今年の4月から副主任になり、まだ副主任歴は2ヶ月くらいと経験が浅いのですが、正規職員のシフト作成や、先日は園を代表して子育て支援連絡会へ参加しました。
(子育て支援連絡会とは?)
川崎市幸区内の各保育施設から子育て支援担当が集まり、各園の子育て支援活動の情報や話し合い等を行い共有しています。また、情報を園に持ち帰り活動に活かしています。
―社会福祉法人リラ福祉会に就職を決めた理由は?また転職先はどのように探しましたか?
転職したのが今から4年前、コロナ禍だったこともあり、実際に園を訪問し見学することができない時期でした。
友人が当法人(社会福祉法人リラ福祉会)で働いていたので「実際の保育現場ではどのような保育をしているのか」等、聞きづらいことも具体的に聞いたうえで、系列園のらいらっく山吹保育園に見学に行きました。
園長先生との面談で、保育観や職員をとても信頼されている点、「子どもたちのためになることだったら何でも保育に活かしていいよ」という考えに共感し、この園で働いてみたいと思い転職を決めました。
転職してから1年後に、新しく開園するらいらっくみゆき保育園に園長先生と共に異動しました。
―らいらっくみゆき保育園へ異動したオープニング当時のお話を聞かせてください。
今となれば良い思い出ですが、違う法人・園で働いていた職員や新卒の職員がほとんどでしたので、1年間だけですが系列園に勤務経験のある私に質問をしてくれることが多くありました。
その質問に対して全て答えられなかったり、リーダーシップをとってみんなが安心して働ける職場環境を作ることが難しかったなと思います。
当時は常にアドレナリンが出ているような感じでした。帰宅しても眠くなくて、睡眠不足なのに朝になると目がカッと開くような状態で、今思い返してみるとあっという間の1年間でした。
その頃を経験して逞しくなったと思っています。
―『らいらっくみゆき保育園』の自慢を教えてください。
園長先生が「なんでもチャレンジしていいよ」と言ってくださるので、子どものことだけを考え、実践できるのはとても楽しいですし良い職場環境だと思います。
(最近チャレンジしてみたことや、これからチャレンジしたいことは?)
同じクラスの中途採用職員とは、モンテッソーリ教育を参考にしていた園で働いていたという共通点があり、個別保育の良い点も取り入れ、子どもが集中して遊べる環境を工夫しています。また、ちょっとしたアイデアを保育の中で取り入れています。
例えば、マットを階段に敷いて坂道を作ることを思いつき、安全に怪我をすることなく子どもたちが楽しめるように、職員同士で声を掛け合いながら、坂道マットを登って体を動かす遊びを行いました。
(楽しそう!園児さんたちみんなマット登れました?)
登れました。
最初は緊張している様子もありましたが、最後の方は「ダダダッツ!」と勢いよく登っちゃう子も多くて、子どもたちが楽しんでくれたのが嬉しかったです。
職員の仲も良く、お休みも取りやすいです。
「この日は早く帰りたいので早番にしてほしい」などの融通が利く働きやすい環境です。
また、商店街やマンションが建ち並ぶこの地域において、園庭が広いのも強みだと思います。
―髪型や身だしなみなどで気を付けていることはありますか?
転職前は茶色に髪の毛を染めていたのですが、0歳児の担任になったことをきっかけに、保護者の方に安心していただくには何をするべきかを考えました。
私が茶髪だと不安に思われるかもしれませんし、初めての0歳児担任で保護者対応にも自分自身にも自信がなかったので、まずは見だしなみからと思い髪の毛を黒くし、少しでも清潔感が出るよう努めました。服装も派手なものは避けてシンプルな服装で保育することを心がけています。
ちなみに、らいらっくみゆき保育園では職員の化粧や髪型、髪色など、個性が尊重されていて自由度が高いですよ。
(男性ならではの気を使っているところはありますか?)
はい。男性だからこそ気を付けなければいけないことは多々あると思います。
男性保育士も少しずつ増えていますが、「男性保育士が・・・」という悪いニュースが流れると、同じ男性保育士として辛く悲しい気持ちになります。
「信頼を築くのは大変だけど、壊すのは簡単だ」ということを念頭に置いて「男性保育士だから・・・」「男性保育士は・・・」と言われないように、大きな声を出さないように気をつけたり、仕草や態度にも配慮しながら保育をしています。
(らいらっくみゆき保育園にはT.Mさん以外に男性保育士はいらっしゃいますか?)
はい。
昨年度は園長先生とパート職員と私の3名だったのですが、今年度は異動職員、派遣職員含めて5名になりました。
―これまで何人かの先生を見てきて、自分なりに保育に変化はありましたか?
はい。日々成長しています!!
“これが自分の保育”と決めつけるのはまだ早いと思っていますが、以前働いていた園の先輩方や、らいらっくみゆき保育園の先生方の良いところを吸収し、今の子どもたち、また次の年の子どもたちから見て魅力ある保育士になれるよう努力したいと思います。
―役職がついてから変わったことはありますか?
あります!
例えば主任や園長が園にいない時は緊張するようになりました。
「園にいる中で役職がついてるのは自分だ」と奮い立つ気持ちと「何も起こりませんように」という不安が交錯するような感じです。
その不安を解消できるよう、園長先生や主任の先生たちと意見交換をし、どんな場面でも乗り越えられるよう日々勉強し、自信を持てるよう努力したいと思っています。また、他の職員に頼られる存在になりたいと思っています。
(今年になってから一気に忙しくなりましたか?)
年度初めの4月は、何をどうしたらいいのか勝手がわからずもがいていました。最近は素直に他の職員にお願いしたり、ある程度先を見据えて仕事を進められるようになったと思っています。
ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!
子どもは日々成長し続け、正解はありませんが楽しい仕事です。
一緒に子どもたちのために頑張りましょう。
お話しいただいた内容やインタビューの受け答えから、責任感があってとても誠実な方と感じました。
身だしなみや役職に就いたからこその心配ごとも、お人柄が表れているなと思いました。
T.Mさん、ありがとうございました。
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取材日:2024年6月21日
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今回お話をお伺いしたらいらっくみゆき保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。
インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄
幼保学生・求職者のみなさまへ
現役保育士さん、採用担当者さんなどに聞きたいことリクエストを受け付けております。
*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
インタビューリクエストはこちら:https://forms.gle/7r7wV359JPJhakik9