「何かあったら連絡しますね」→何も無かったので連絡しなかった→クレームに繋がったという話

私は今まで、「何かあったら連絡しますね」=「何も無かったら連絡しませんよ」だと思って30年以上生きてきた。これは日本で生まれ日本で育った私からすると、ごく当たり前の認識だと思っていたし、私の周りに居る人間も同じだと思っている。仕事で使う事が多い言い回しだと思うのだが、もちろん私も乱用しまくっている。便りの無いのは良い便りと言うが、近いニュアンスでは無かろうか。本題だが、私はいつも通り「何かあったら連絡しますね」とお伝えし、何も無かったので連絡をしなかったのだ。「何か(問題があれば)連絡しますね」が伝わらず、「なぜ連絡をして来ないんだ。問題なく手続きが終わったなら連絡をしてこい」と言われた。私は最初、何を言ってるのか分からなかった。「何かあったら連絡しますね」と言ったじゃないか。何も無いんだから連絡はしないだろう?暖かくなってきてまた変なやつが増えたなと思った訳だ。その時は本当に相手が何を言っているのか分からず、表情とは裏腹に頭の中は激しく??が飛び交っていた。ただ、理由もなくその場凌ぎで謝罪をすると、後で激しく後悔をする。私は何故謝ってしまったのだと。もちろん理由がない訳では無い。早く温度を下げたいし、他の業務もあるから正直面倒臭いのである。クレームを受けるのにもフェーズがある。まず戦う。相手を立てながら正しい事を言い切る。これでほとんど対応出来るはずだ。それで無理なら次は謝る。悲壮感漂わせながら周りが心配するレベルで謝る。もう勘弁してくださいと言わんばかりに申し訳ございませんと。これでほとんど対応出来る。それで無理ならもう俯き相槌のみ打つ。ハイ、、ハイ、、これでほとんど対応出来る。結果的に私はこれで今回は二時間以上拘束された。気付いたらもう就業時間だ。帰りながら冷静に考える時間が出来る訳だ。そして頭を整理する時間が出来ると、次に自分の非を探す。そして気付く訳だ。なるほど、言葉の受け取り方が違うんだと。「何かあれば連絡しますね」の「何か」の解釈はその人に委ねている訳で、相手が同じ解釈をするというのは私の都合であって、相手からすると「何か(進捗が)あれば連絡しますね」と受け取っていたのだ。なるほど奥が深い。そんな事を気にしながら言葉選びしないといけないのだ。オラもうこんな仕事いやだ。

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