子どもたちの口癖「ムリ!」を「できる!」に変えるために
校長時代、次のようなアプローチを取りました。
今回は、私が実践してきた具体的な方法とその結果についてお話しします。
1. 「やってみるか!」の精神を育む
日々、子どもたちに「何かやりたいことはない?」と問いかけることで、彼らの探究心やチャレンジ意欲を引き出そうとしました。
最初は「ムリ!」「できない!」という声が多く聞かれましたが、諦めずに以下のような工夫をしました。
ポジティブなフィードバック
小さな成功体験を積ませることで、「私でもできるんだ」という自信を持たせました。
例えば、簡単なタスクを設定し、それを達成した際には大いに褒めることを心掛けました。
具体的なサポート
やりたいことを具体的にサポートし、一緒に取り組む姿勢を見せました。
これにより、子どもたちは「やってもいいんだ」「私にもできるんだ」と感じるようになりました。
2. 創造性を引き出す環境作り
児童集会などの場で、子どもたちの気持ちをくすぐるような講話や投げかけを行いました。これにより、彼らの内なる創造性を引き出すことを目指しました。
興味を引くテーマ設定
子どもたちが興味を持ちやすいテーマを選び、それに関連するアクティビティを提案しました。
自由な発言の奨励
自由に意見を述べる場を設け、どんな意見にも価値があることを伝えました。
これにより、自信を持って発言する子どもが増えました。
3. 継続的な問いかけと励まし
「やりたいことはないか」と問いかけ続けることで、子どもたちにチャレンジする機会を提供し続けました。
この継続的なアプローチが、彼らの自己肯定感を高める鍵となりました。
失敗を恐れない環境
失敗しても良いというメッセージを繰り返し伝えました。
失敗は成長の一部であり、そこから学ぶことが大切であると教えました。
成功体験の共有
成功した時には、皆でその喜びを共有し、達成感を味わう機会を作りました。
結果: 自信を持つ子どもの増加
これらの取り組みを通じて、「ムリ!」という言葉を口にする子どもが激減しました。
子どもたちは次第に「やってみるか!」という前向きな姿勢を持つようになり、自分の可能性に自信を持つようになりました。
まとめ
自尊感情や自己肯定感を高めるためには、子どもたちに継続的に「できる!」という体験を提供し続けることが重要です。
小さな成功体験を積み重ねることで、彼らは自分に自信を持ち、チャレンジする意欲を高めることができます。
これからも、子どもたちの成長をサポートし続けていきたいと思います。
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