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SixTONESに学ぶ令和のファンベースマーケティング Vol.2

前回に続いて、SixTONES(ストーンズ)のファンベースマーケティング成功要因を3つに分けて見ていきます。

あくまでマーケティング視点での整理で、SixTONES愛を語るモノではないことをご容赦ください!

SixTONESのマーケティング的 成功要因
【1】コンテンツ(a.プロダクト b.アウトプット)
【2】チャネルとフリークエンシー
【3】ジャニーズである事の優位性

今日は1つ目の【コンテンツ】。さらにプロダクト(=メンバー)とアウトプット(=動画やSNS投稿の内容)に分けて、ファンベースマーケティングの6つのポイントと対応させながら見ていこうと思います。

ファンベースマーケティング
◆3つのアプローチ
【共感を強くする】【愛着を強くする】【信頼を強くする】
◆3つのアップグレード
【熱狂される存在になる】【無二の存在になる】【応援される存在になる】
引用元:https://www.fanbasecompany.com/about/index.html

プロダクト

はい。ここではプロダクト=メンバーを指します。

全員が入所してすぐJr.の中心メンバーをつとめるようなエリート組で、ビジュアルが良い・ダンスも歌も上手いなどの「スター性」と「個性」を持っている商品力は大前提ですが、SixTONESの6人はさらに、One to Oneコミュニケーションが主軸のD2Cブランドに見られる強み「ストーリー」「誠実さ」を兼ね備えています。

ストーリー

【愛着を強くする】【無二の存在になる】【応援される存在になる】

SixTONES"ファン"を熱くさせるストーリーのひとつが、デビューまでの道のり。幼い頃からMステに出たりドラマの主演→映画化などメインストリームにいながらも、CDデビューまでに入所から10年以上、グループ結成から5年かかっています。

その間、それぞれに個性を捨てずに好きなことや得意なことを突き詰めてきた6人のストーリーはどれも見応えがあって、「感情」を揺さぶるし「応援」したい気持ちが芽生えます。

具体的なストーリーが気になる方は、ジャニーズのドキュメンタリー番組「Ride On Time」のシーズン2の9話目以降で一人ずつフォーカスされているのでぜひご覧下さい!Netflixにあがってます。

誠実さ

【共感を強くする】【信頼を強くする】【熱狂される存在になる】

SixTONESのYoutubeやInstagramを見ていると、ふとした場面でメンバーとスタッフの「誠実さ」を感じることがあります。

Youtubeの企画や編集にコメント欄の意見が反映されていたり、Live配信で「コメントちょうだい」とファンの言葉に耳を傾ける時間をしっかり取る。

企画で訪れたお店や宿の方にお礼を言ったり、ツアー会場近くでファンの子に声をかけたりする自然体の姿。

TVや雑誌などの1対多勢のメディアではカットされるか「チャラそうに見えてマジメなんです!」と過剰に演出されていやらしくなってしまうような「誠実ポイント」が動画を見ていくうちにじわじわと積み重なっていくのは、オンライン上での発信だからこそ。

特にメンバーの田中樹は、誠実かつ稀代のマーケッターでは?!と思う発言が多い。マーケットニーズとプロダクトとしての価値を捉えて商品開発していける人が中にいることは物凄い強みなのではないでしょうか。

例えば自粛期間中のInstagram Liveに電話で出演した時の発言。

僕たちは時代にも運にも恵まれて皆さんとリアルタイムで繋がれる場が多いので、上手く僕たちを利用して気晴らしして、元気に強く生きていきましょう。

スラムダンクで言えば、俯瞰で見つつも熱いプレイヤーの一面もある、翔陽の選手兼監督・藤間。

他にも「ファンの呼び名は決めない」などマーケティング的に気になる発言はあるものの、長くなりすぎるのでまたの機会にしたいと思います。

次回はコンテンツのアウトプット(=動画やSNS投稿の内容)について掘り下げます!

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