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インプラント治療における歯科衛生士の役割

こんにちは。歯科衛生士EMIKAです。
今日はインプラント治療での私たち歯科衛生士の役割をテーマに書きます。

インプラントについて、そして基本的な治療の流れはこちらをご覧ください。

インプラント治療を成功に導くためには医院全体のチームプレーが良好であることもとても大きな一つの鍵だと私は思っています。
その為、治療を常にサポートしている歯科衛生士の関わりはとても重要です。
ではどんな役割があるのか、再確認の意味も込めて見ていきましょう。

治療のアシスタント

歯科衛生士の主な役割として、治療のアシスタントがあります。
術前術中術後、様々なサポートを行い治療が円滑に進むようにします。
そのためには手順や使用器具、患者の状況を歯科医師と同様に把握していることが大切たと私は思っています。マニュアル通りの治療の流れを把握しているだけでは、急な変更に柔軟に対応することは難しくなります。

そこで大切なのは治療前の歯科医師とのディスカッションです。
事前に話をし状況を確認した上で治療できることが望ましいです。
またチームプレーの良さは患者の安心感にも繋がります。

器具の準備や管理

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オペの準備や治療の際の準備は、治療をスムーズに進める上でとても大切です。何を使用しどんな手順で行うのかを理解していなければいけません。
インプラント治療の流れ、医院で使用されているインプラントについてここを理解し、さらに歯科医師の技術を歯科衛生士も理解しておく必要があると思います。
基本的なことだけでなく、患者の状態に合わせてあらゆる事態に対応できるよう把握しておくことがベストです。

また、細かな器具もあるので器具の管理はしっかりと医院全体で行いましょう。

メンテナンス

インプラントのメンテナンスは通常と違い補綴物を考慮した器具の選択が必要になります。そのためにもインプラントの知識は必要です。
またインプラントのチェックも適切に行い、異変を見逃さずに早期に対応できるよう私たち歯科衛生士の診る力も重要です。また、歯科医師との連携がしっかりできていることで、お互いにしっかりと管理していくことができます。

インプラントを長持ちさせるためにも、口腔内全体を清潔に保つことはとても大切なことを患者さんにしっかりと伝えることも大切です。

患者さんとの信頼関係の構築

インプラント治療は不安や恐怖を抱えている患者さんも多いです。
そこで一番近くで患者さんに関わる私たちのコミュニケーションはとても重要です。歯科医師にはなかなか聞きづらいという患者さんもいます。患者さんの声を聞き、時には歯科医師同様の説明を行なうことも必要になります。わからない、曖昧に答えてしまっては、患者さんは余計に不安になります。
私たち歯科衛生士がしっかりと信頼関係を築けることで、歯科医師はより治療に専念でき、治療は成功へ導かれるのです。さらにそうすることが、患者さんの医院全体への安心感へと繋がります。

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またこの4つの役割をしっかりと果たすためにも、私がとても大切にしていることがあります。それは、歯科医師との連携です。密に報告・連絡・相談して、患者の状態をお互いに把握し、そして今後の治療をどのように進めていくか、常に治療ゴールは同じ認識であるように努めています。その為には、しっかりと話をし、うまく連携をはかっていくことが大切だと思っているからです。
わからないことをそのままにして、不安な状態でアシストに入るのではなく、しっかりとサポートできる状態でお互いの役割を果たし治療するのでは、どちらが円滑に進むでしょうか?
これはインプラントに限らず言えることだと私は思っています。
プロフェッショナルとして共にいい仕事をしていくチームでありたいなと私は思います。


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