見出し画像

承認欲求は捨てるべし!

ベストセラーになった『嫌われる勇気』という本には、承認欲求が自らを苦しめるということが書かれていています。この承認欲求の否定を、『嫌われる勇気』が読まれる約600年前から唱えていた人がいます。
それが一休和尚です。

『自戒集』には一休和尚悟りを証明する印可状を破り捨てたと書かれています。印可状は禅僧であれば誰でも欲しがる悟りの証明書です。承認欲求そのものです!

一休和尚はこう言いました。

悟り臭さが抜けてない奴は本当の悟りをわかってない。
わしはいん印可状など持っとらん。
そんなもん破り捨てた。
印可状をもらうだけで窮屈になる。
悟りは人から認められるものではない。
だから捨ててやった。

一休は『自戒集』にこんな戒めを残しています。

わしが死んだ後に一休の印鑑証をもらったという者がいたらそれは全て偽物だ。そんな嘘つきは罪に問うべし!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?