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【女の子ちゃん】という子供心

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女の子ちゃん

かわいらしくて 甘え上手な
「女の子」の子供心さんは、

お城に住むお姫さまのように
みんなに愛情を注がれ大事にされる
心の持ち主です。

お姫さまなので、
か弱くて いつもだれかに甘えてばかりで
ちょっぴりワガママなところもあるのですが、

それでも大事にしてあげたくなる
愛らしさがあります。

大事にされるだけではなく
それを素直に受け取り 心から喜べるので、

女の子ちゃんを大切にした相手の人も
とっても幸せな気持ちになれます。

「でも、私にはそういう女の子な要素
まったくないので、あんま関係ないかな。
私、昔から男っぽいタイプなんで。」

なんて、心の中の大人が言っている人も
いるかもしれません。

「そうそう!
もし私がそんな女の子になったら、
気持ち悪くて おえー ってなっちゃう!」

と、さらに追いうちをかける声がした時は、
もしかしたら心の中に
アンチ女の子ちゃん がいるかもしれません。

「だって私、かわいい女の子じゃなかったもん。
だれかに甘えるなんて できない。むり。」
「だから 女の子なんて一生ならないし、
これでいいんだもん!」

子供心さん、それは本当?

女の子に「ならない」のかな?
それとも、「なれない」のかな?

「‥‥なれないのほうだよ。
なれなかったことが 悲しかった。
だから 女の子の気持ちなんて、私 いらない。」

アンチ女の子ちゃんは、
女の子をあきらめたから
いらないってことにしたのかもしれないね。

だから甘えなくてもいいように ひとりで立って、
これまでいっぱい がんばってきたのかな。

「‥‥あのね、でも本当はちょっとだけ
かわいいねって言ってほしかったよ。
大事にされたいって思うよ。」

そうだね。もちろんそれを望んでいいよ。
「でも私、かわいくないよ?」
そんなこと気にしてるあなたが、
とってもかわいい。

「あのね 本当はね、
しっかりしてなくても すごくなくても
うまくできなくても、
ダメ って言わないでほしかったの。」

今、弱い気持ちを 素直に言えたあなたは、
もう十分 女の子だよ。

「でも、みんなの前で
私がそんなわがまま言ったら、
きっとまた ダメって言われちゃう…」

そう、だから 大人心さんの出番なんです。

「えっ?私?」
そうです、大人心さん。

心ない人たちといっしょになって、
「男っぽくて かわいくない」
とか言ってる場合じゃありません。

だれよりもまず自分が、
その子をお姫さまのように
大事にしてあげないと。

大人のあなたから
子供のあなたに愛情が注がれると、
女の子の感情が育ちます。

するとあなた自身、
だれかに大事に愛されることが、
今よりもっと上手になるはずです。

みんながあなたをどう扱うかは、
あなたの心の中にいる
大人心と子供心の関係に似ています。

あなたの女の子ちゃんは、
お姫さまのように
あなたから大事にされていますか?


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