#7 共働き子育てと両親の介護

最近投稿が止まっていた理由
→私の両親の介護問題が生じたため、生活が大きく一変しました。

これまでは共働き子育てという、大変ながらも頑張れば基本的には右肩上がりに良くなる人生でしたが、親の介護は以下の理由により非常に辛いです。
•お金がかかる
→原則親の収入資産の範囲内でなんとかするとしても、なんだかんだで親に請求できない負担が生じる。今の所50万円くらいですが、仮に今後有料老人ホームの費用負担を求められるようだと年300万以上になる(これは避けたいシナリオ)。
•介護認定の区分変更•介護サービスの導入•老人ホームの手続きは、基本的にすべて書面かつ対面での手続きが必要である。
→ケアマネージャーがサポートしてくれるにしても仕事を休む頻度が相当に増える。
•時間経過に伴い両親の状況が悪化する
→一方で老人は基本的に問題を先送りにするため、自分の負担も考え、強い気持ちで生活を変えさせる必要があります
•親というなんとも言えない距離感の人間が相手である
→これまで散財してきて貯蓄が少ない、私の生活の負担を考えない親がこれまで以上に嫌いになりました

日本の超巨大な介護保険制度は、団塊世代が後期高齢者となることで対象者急増が予想されており、今後改悪し続けることは自明です。
そして最安オプションである特別養護老人ホームは入居最低ラインの要介護レベル3を取得した場合でも東京近郊では半年〜1年の待機が必要となります。
民間の有料老人ホームは(大した施設でなくても)月25-35万円は最低でもかかるため、満額の厚生年金を貰っていたとしても一人分が精一杯です。
仮に実家を2000万円で売ったとしても、有料老人ホームに2人とも入れると数年で売却で得た資金は枯渇します※
※年金収入を考慮したとしても、他にも色々とお金はかかるので10年はもたないと思います。

こうした事情により、少なくとも両親のどちらかについては訪問サービスを導入した上での在宅介護をある程度余儀なくされる方も多いと思います。
私も難病持ちの母は、専業主婦のため年金が少なく要介護レベルがまだ低いため(難病と介護保険制度が噛み合っていない!)、父の特別養護老人ホーム入りが見えるまでは、家での転倒による怪我のリスクを甘受しつつ在宅介護とせざるを得ないと判断しました。難病持ちのため衰えてますがまだ若く20年以上生きる可能性に備える必要があります。
私は家の掃除や通院補助、行政サービスのために週1-2回くらい実家に帰るイメージです。

親がきちんと数千万円の貯蓄を持っている、両親共働きで厚生年金が二人分ある、介護の負担を分担できる兄弟姉妹がいる方はもう少し楽かもしれません。
みなさんもぜひ自分の子供には迷惑をかけないように、きちんと夫婦共働きで貯蓄と資産運用をし、しっかり下半身を鍛え、認知症予防をしてください。
国民年金厚生年金は今後だいぶ絞られるのでたぶん老後2000万円では全然お金足りないです。軽く数倍は必要だと思います。

そんな中、昇進し年収がだいぶ上がったことを踏まえて下記を導入しています
•作り置き宅配サービスの導入(+月4万円)
→他に生協2種類を使って冷凍の食材(生肉等)を手に入れているのでスーパーに行く必要が究極なくなりました。趣味としての料理はいったん投げ捨ててます。
•土曜午後はナニーさんを頼む(+月5万円)
→無駄な出費に思われるかもしれませんが、仕事•勉強•家事•体を休めることが目的です。
•実家に通いやすい土地に引っ越す(家賃+月3万円)
→リモートワークができる会社なので、通勤時間は犠牲にして実家への帰りやすさを重視しました

合計で年150万円の追加出費ですが、妻と今後も共働きを続けるためには必要と判断しました。

こんな状況で昇進させてくれ、家族重視の考えに理解のある会社のカルチャーには感謝してます。

もっと大変な状況の方はいくらでもいるでしょうが、私の経験が皆様の何らかの示唆になりますことを願います。