即効! 英語ブレインストーミング術 前編
今回は、即効 英語ブレインストーミング術についてお話したいと思います。
ブレインストーミングをご存知ですか?
、、、それはなんぞや?それは食えるのか?という質問が飛んできそうなので、まずは定義コーナーから参りましょう。
ブレインストーミング
集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。 人数に制限はない。
いわゆる「ブレスト」と言われるもので、大学のゼミの授業や、就職の集団グループワークなどでよく活用されるものです。これは定義の通り、全く異なる考えを持つ人々が、異なる意見をぶつけたり、折衷したり、お互いに考えたものを順序立てて整理すると、良いアイデアにたどり着けるという方法です。企業でもミーティングの際に意識して実践すると会議時間の節約に繋がるとして注目されています。
しばしば、留学前の大学の語学講座だけでなく、TOEFL、IELTSといった海外留学向けの英語試験に組み込まれるスピーキング、エッセイライティングにも、1人英語ブレインストーミング法が有効だとして取り上げられています。では、英語の1人ブレインストーミングを見てみましょう。
英語の1人ブレインストーミング
英語で物事を考える際に、しばしば取り上げられるのが5W2Hです。
【5W2H】
When いつ、Who 誰が、Where どこで、What 何が、何を、Why どうして、 How Long どの期間で、How many (much) どの量を
これは何か問題を解く際に、抜け漏れがないよう考えるための判断基準になります。
エッセイ・スピーキングで実践
例えば、以下のエッセイまたはスピーキングのテーマがあったとします。
Q: Should Japanese learn English in elementary school?
小学校で日本人は英語を学ぶべきか?
このテーマに対して意見を述べる時、この5W2Hを使えば、詳細で抜けのない主張ができるでしょう。しかし、英語のスピーキングや英作文の時間は限られていますので、実際、1人で英語ブレインストーミングをする時に使うのは When, Why, What, Howの4つのみで十分です。
Whenに「小学生」という単語をあて込めば、「小学生時代(When)に英語を学ぶことは、将来英語の良き使い手になれる可能性が高い」という肯定の文、または「小学生時代(When)に英語を学ぶことは、小学生の言語的混乱を招く」という否定の文を簡単に導き出すことができます。
しかし、いずれの主張も理由がなければ主張が弱いため、次にこの主張にWhyをぶつけます。するとその理由(Reason)として、「小学生の頃から英語を学ぶことは、早期学習となるため、人生でより多くの時間を外国語に注ぐことになるメリットがある」という肯定の理由、または「母国語もままならない時期にも関わらず、外国語を学ぶことは、母国語の日本語を学習する時間をおろそかにしてしまうため、日本語力の低下を招く」という否定の理由ができ上がります。
そして、この主張や理由をより補強するために、事実・実例を引き出すためにWhatやHowをぶつけることで、どんな事実・実例があったか、どのようにして物事が起きたのかを述べることもできます。この方法は大変便利ですが、上級英語のスピーキングや英作文においては、事実・実例について嘘を述べるわけにはいかないため、しばしばニュースや新聞などで最新の知識や具体的な数値を事前に知る必要がありますので、その点は気をつけましょう。
When, Why, What, How の4つが大事
ちなみに、このブレインストーミングで使う要素が3つではなく、When, Why, What, Howの4つ用いる理由は、問題文にどれか1つが使用されていた場合、残りの3つがあれば、残りの3つから確実に意見を述べられるからです。
例えば、Why do students go to school?などの文の場合には、Why を使うことができなくても、When, What, Howの3つを使って、問題に対して強い意見を述べることが可能です。
次回は、この一般的な1人英語ブレインストーミングをもとにアレンジを加えて、毎日楽しく英語学習できる方法をお伝えしていきます。
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