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『鋼の錬金術師』から考える、「死ぬ」ということ。~肉体・魂・精神の関係~

エナジーメディエーター 武之と申します。

突然ですが、『鋼の錬金術師』という漫画をご存知でしょうか?

錬金術師が存在するという、架空の世界を舞台とした漫画です。

錬金術と聞いて思い浮かべるのは「金の錬成」ですが、それの最終形態として、「人体錬成」という死者をよみがえらせる方法があるといわれています。

鋼の錬金術師では、この「人体錬成」を中心に話が展開していき、死生観人間の定義について考えさせられる作品です。

漫画とは言え、しっかり読み込むとかなり示唆に富んだ考察ができると思います。

今現在、「死」とは多くの人にとって遠い存在ですが、それを再考させるにはよいきっかけなのではないかと考えています。

鋼の錬金術師はどういう漫画?

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錬金術という、科学のような魔法のような技術を用いて、主人公エドワード兄弟が元の体を手に入れるために旅をしていくというのが大筋です。


エドワード兄弟は、父親が凄腕の錬金術師だったこともあり、幼いころから錬金術について独学で学び、天才といわれる技術を持っていました。

しかし、父親は自分の研究ばかりで家庭を顧みず、たびたび出張に出ていました。

その間、母親が流行り病で亡くなってしまい、兄弟は頼れる父親も外に出ていることから、母親を何とか生き返らせたいと研究に研究を重ね、ついに錬金術の禁忌と言われる人体錬成の理論を完成させました。

いくら錬金術に対して才能があっても、10歳かそこらの彼らには、「なぜ禁忌とされているのか」というところまでは考え及びませんでした。

死者が生き返ると、風紀が乱れてしまう。
そんな甘い理由ではなかったのです。
そもそも、死者を生き返らせることなどできずリバウンドを受けてしまうから禁止されていたのです。

リバウンドによって、失われてしまった体を取り戻す方法を探るために旅をしているというわけです。


体を戻すためには、賢者の石という錬金術のルールを無視した錬成を行えるものがあればよい、というところまでは気が付いているようでした。

ここから先は、作品を読んでみてください。

以下のサイトで1話無料で見ることができます。

人体錬成はなぜ成功しなかったのか

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漫画でのエルリック兄弟の会話を読む限り、人体錬成の準備は完璧のように思えました。

水35リットル、炭素20kg、アンモニア4リットル、石灰1.5kg、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素~(中略)~
これまで多くの科学者が試してきたが、あと一歩”なにか”が足りない。しかし、その”なにか”はまだわかっていない。~(中略)~
市場でそろえるなら、小学生のお小遣いでも買える。
人間ってのは意外とお安くできてるんだな!

上にあげた材料のほかに、魂の成分であるエドワード兄弟の血液を少し入れていました。

ここまでして出来たものは、人間の形をした、人間ではないものでした。

ここまでやったのに、なぜ失敗してしまったのでしょうか。


よく思い出してほしいのですが、魂の情報として加えた血液にはDNAという体をどう形作るか、という情報は入っていたものの、生き返らせるための母親の魂がどこにあるかを指定したわけではなかったのです。

だから、失敗してしまったのです。

人間の体は、肉体・魂・精神の3つから成り立っている

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人間は、というか生物すべては、肉体だけでは生きることができません。

肉体という乗り物に、魂という中身が入っていて初めて生物として成り立つのです。

そして、肉体と魂をつないでいるのが精神という糸なのです。

「死ぬ」ということは、肉体と魂をつなぐ精神の糸が切れてしまったことを意味します。

そのため、作中では「魂のみ」「肉体のみ」などを生き返らせることはできても、両方を同時に生き返らせることはできなかったのです。

現代人は肉体だけの喜びを追い求めすぎているのではないか?

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話は、実世界に戻ります。

現代の人間の生活を見ていると、あまりにも肉体の充足のみに重点を置きすぎているような気がしてなりません。

満足するまでたべ、満足するまで自慰行為をし、満足するまで寝て。

まるで魂の存在を忘れているかのような所業です。

生物が、肉体以外に精神と魂で出来ていることを忘れてしまったのでしょうか。

心無い愚衆による心無い行動が目立ち始めている昨今、原因はどう考えても魂に対する栄養が足りていないからにほかなりません。

魂への栄養、それこそが人間らしく生きるための方法

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あなたは、最近いつ意識的に太陽の光を浴びたでしょうか?

3日以上太陽の光を浴びていない人は危険信号です。

太陽の光、宇宙からのエネルギーこそが魂への栄養なのです。

日の光を浴びるだけでなぜだかうれしい気持ちになるのは、魂が喜んでいるからなのです。

魂の喜びに肉体も喜んでいるのです。

積極的に太陽のエネルギー、宇宙のエネルギーを受け取りましょう。

よりよいエネルギーを受け取るために

エネルギーを受け取るためにはもちろん受信機が必要です。

受信機の役割を担っているのが、脳にある松果体という部分なのです。

ここを活性化すれば、より効率的にエネルギーを受け取ることができるようになります。

活性化の方法は以下の記事に詳しので、ぜひ読んでみてください。

鋼の錬金術師から考える、死生観まとめ

以上、鋼の錬金術師の設定から「死」について考えてみました。

そこから、現代人がよりよく生きるためにはどうすればいいのか、というところまで、踏み込んで書いてみました。

「死」とは、肉体だけの腐敗ではないことをわかっていただけたかと思います。

魂の腐敗によっても、精神の弱化によっても死は訪れるのです。

魂によく生きましょう。

皆さんが幸せに生きられることを心より願っています。

to be continue...

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