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Switch

「スイッチ」

その言葉を聞いたとき、貴方たちは一体何を頭に思い浮かべるだろうか。

ここ最近なら、某Nintendoから出ているゲームハードの事を思い浮かべる人が多いだろう。恐らく、きっとMaybe…

他にも宇宙ライダーのマストアイテムだったり、スポーツを見たりプレイしている時に聞いたことがあるかもしれない。ちょっとプログラムに精通している人なら、多岐分岐処理の意味合いで使うこともある。

が、今回はそんなものの話ではなくて、開閉器としての 「スイッチ」 。つまり、

 「ON/OFF」 を簡単に切り替える為の部品

としての 「スイッチ」 を題材に一筆啓上。

その前に一つだけ注意。スマホの画面やPCの画面、またはそれに準ずるものを見る時は!部屋を明るくして画面から目を離して見ようね!

…………ほら、使ったでしょう? 「スイッチ」

ドラえもんの秘密道具の一つや二つ実現しても何もおかしくないこの便利社会において、「スイッチ」 に触れたことの無い者など皆無と言っても過言ではないだろう。それこそ、つい先日生を受けたもの等でも無い限り。なんてったって便利なんだもの。「スイッチ」 があればだれでも簡単にモノを動かす事ができるのだから。しかも力も殆ど必要ない。これがない世の中なんて想像がつかない。少なくとも僕は。

さて、この 「スイッチ」 君。便利がすぎて比喩表現にも多用されている。そのひとつに人の精神面を挙げられる。

よく言うだろう。やる気スイッチであったり、気持ちの切り替えのイメージであったり。人の感情といった複雑なものをイメージしやすくした 「スイッチ」君はなんて偉大なのだろう。

しかし言い得て妙なものだ。前述の通りスイッチは簡単に「ON/OFF」が切り替えられる。それも他者の力で。感情もそのような側面がないだろうか。例えば、誰かの何の気なしに発せられた言葉によって勇気づけられて歩み出せたり、逆に動けなくなってしまったり。それも永遠に。

そうきっと感情なんてものは電気回路と一緒で、簡素だろうが複雑だろうが 「スイッチ」 1つでその先の運命が決まってしまう。そんなものだろう。

結局これだけ長い前置きを置いて、僕は何が言いたいのかというと、貴方たちの言葉1つで誰かのその先が光にも闇にも成りうるということ。だからこれをここまで読んでくれた貴方たちには、どうか光を示してあげて欲しい。

きっと 「スイッチ」 を押すように、背中を押してあげることも簡単だから。



ということで今回はこの辺で宴も酣ということで。またお会いしましょう。