28歳のぷーたろう

「生き方」について考える28歳。何が正解か、"わからない"というこ…

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「生き方」について考える28歳。何が正解か、"わからない"ということしか"わからない"けど、日々感じたことや考えたことを、毎日1,000文字程度で適当に書いてます。

最近の記事

vol29 なぜ現代は個性を重視するのか

昨日「個性を重要視することに意味はない」と書きました。 なぜなら、個性は社会や他者との関係の中で生まれるためです。 そもそも相対的な存在を過度に重要視することに意味はないだろうと。 ただ、これを考えると、一つ疑問が出てきます。 個性は社会や他者との関係の中で生まれるという考え方はしっくりくる。ただ、もしそうなら「個性」というものがどうしてこれほどまでに重要視されるようになったのか? という問いです。 これに対して考えられるのは、そもそも現代社会が個人主義に偏ってきてい

    • vol28 個性を重要視することに意味はない

      海外を習ってか、日本には個性を伸ばそうという風潮があります。 コーチング事業が伸びているのが、一つの根拠とも言えるでしょう。 ただ、ある大きな勘違いをしています。 それは、個性なんてあってないようなものだ、ということです。 いや、正確に言うと個性はあるんですよ。 あるんですけど、あくまで組織や集団に所属したうえで生まれるものであって 個人単体で、個性なんてものは生まれません。 現代で言われる個性には、どこか個人独自の強みや特性のようなニュアンスが含まれています。 すごく

      • vol27 「自分とか、ないから。」を読んだけど、ほんまにそうかな?

        しんめいPさんが書かれた本「自分とか、ないから。」について おもしろい本です、この手の本をここまでカジュアルに書けるのだなと。 内容をざっくり言うと「自分探しなんてしても、ハナからないぜ」って感じ。まあ、言わんとする事はすごくわかるんですけど、どうもしっくりこない部分もある。頭で理解しても、情緒が納得しない感じ。 だっていますからね、自分は。他人がいるし、世界があるし、社会があるし。それに対して、それを見てる自分はいる。 少なからず、今見てる景色や感じていること、それは

        • vol26 若者は老人を「愚か」と考えている。正義の不安定さを知らないから

          「最近の若者はだめだ」と年配の方が若者に向けて発言する。 まるで若者を下に見ているかのような発言で、不快な思いをしたことのある若者も多いだろう。 ただ実情は、若者の方が過去の人をバカにしているように思う。 バカにしているというよりは「愚か」だと考えている。 たとえば「女は○○だ」みたいな、男尊女卑な発言。 現代でいえば、これは差別的と捉えられるだろう。 「女は家にいろ」とか。 そして、こういった発言をする人間に対し、若者は軽蔑の眼差しを送る。 これはバカにしているのでは

        vol29 なぜ現代は個性を重視するのか

          vol25 「ついていい嘘」と「ついてはいけない嘘」

          人についた嘘は反省できるけど、自分についた嘘は反省できない。 人についた嘘は、嘘を言ったと認識できる。たとえばLINEの返信が遅れた際「ごめん、見落としてた!」と最初に送る。見落としてた訳じゃない、未読無視していただけ。この嘘は、嘘をついたと認識している。 認識できる嘘は反省できる。結果的にこの嘘が相手を気づ付けた場合、また同様の嘘を他人につかれた場合、そういった時に同じことを自分に恥を感じ、以後このような嘘はつかないでおこう、と反省する。 しかし、自分についた嘘は反省

          vol25 「ついていい嘘」と「ついてはいけない嘘」

          vol24 「本当にやりたいこと」なんて、存在しない

          本当の自分 本当の想い 本当にやりたいこと こういった「本当」という言葉には、どういった意味が隠れているのだろうか。本当が存在するということは本当じゃない、偽物が存在する。右があるから左があるように、本当が存在するということは、偽物が存在する。 では、その「本当」とは何だろうか? 果たして、そんな「本当の何か」は存在するのだろうか? 絶対的な神が存在するように、人生において揺らぐことのない存在はあるのだろうか? 「本当のやりたい事が分からない・・」 こういった悩みを

          vol24 「本当にやりたいこと」なんて、存在しない

          vol23 成長企業が共通して持っている「引力」の正体

          「長期的に成功する企業と、短期的な成功で終わる企業の違いは何か?」ただ利益を追いかけるだけの会社はいつか限界が来る。これからの時代、人材も資金も、自然と集まってくるような「引力」を持つことが求められる。その引力の正体は、一体何なのか?そして、その引力を持つために必要な「本当のミッション」とは…。 長期的に成功するためには、会社が強力な引力を持つことが必要。これは、顧客だけじゃなく、資金や従業員など、あらゆるリソースが自然と集まってくるような状態を作ることにある。特に、今後ま

          vol23 成長企業が共通して持っている「引力」の正体

          vol22 資本主義社会での生き方

          現代では、自分の人生を自分で生きる感覚を持つのが難しいと感じることが多い。楽しく幸せに過ごすうえで、これは大きな障害になっていると感じる人も多いだろう。その要因の一つとして、社会の裏側に存在する、人間には扱いきれない壮大な資本主義というシステムがある。しかし、このシステムについてあれこれ言っても仕方がない。重要なのは、この時代に生まれた僕たちがどのように生きるべきかを考えることである。 生き方を考えるうえで、前提として問いたいのは「僕たちはどう生きているのか」ということだ。

          vol22 資本主義社会での生き方

          vol21 不自由な自由

          自由はとても不自由だ。 何をしてもいいというのは、何かをしたい気持ちを生まない。 義務のようにやらされる事がないと、そこから外れたやりたい事も生まれてこない。 「海のはじまり」というドラマを見ている人はいるだろうか。 お盆休みで実家に帰省した際、7話?を見た時に感じた事を書いていく。 人の死や情緒が絡むドラマを見ると、いろいろな世界を脳内で想像してしまう。今回の場合で言うと、僕の妻が子供を産んだ後に亡くなり、僕が一人で子供を育てる、そんな世界を想像していた。 つまり、南

          vol21 不自由な自由

          vol20 僕たちは、何のために働くのか

          あくまでお金は何かと価値を交換する手段であって、それ自体が目的にはなり得ない。お金を稼ぎ、生活を豊かにしたいとか、叶えたい夢があるとか、そういったものが先にあるべきだ! ってのは、ただの理想論。 現在はお金を手段と考えづらい環境にある。学校を卒業すると、気付けば働き始める、それが当たり前の社会。その働き始めに目的を持っている人は少なく、どうしても目的のない労働を開始する人が増えてしまうシステムだ。 目的を持った労働を推奨するならば、目的を持つための環境と、持つまで耐えう

          vol20 僕たちは、何のために働くのか

          vol19 「流れる」時間と「感じる」時間の違いとは?

          時間の流れ方は一元的はじゃない。普段僕たちは過去、未来、現在と一方向(次元)的に捉えているが、本当は空間毎の時間、感じ方の時間などの変数があり、三次元的で、複雑で、掴みづらい存在だと思う。 たとえば感じ方の時間。僕の実家は毎年お坊さんがお経を唱えに来る家だった。小さい頃は胡坐でじっとするだけでもつらくて「長いな~退屈だな~」と思いながら過ごしていた。お坊さんのお経を読む声が「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・・・」と小さくなっていくと「お!やっと終わりか?」と思うものの、また

          vol19 「流れる」時間と「感じる」時間の違いとは?

          vol 18長命の馬鹿と短命の賢者

          僕は幼少期から交流が広いタイプだった。勉強のできる賢いタイプとも、シャーペンなんて握らない馬鹿なタイプとも仲が良かった。 当時小中学校では、馬鹿なタイプは要領もよくなく、どこかいつも損をしている。テストでは当たり前のようにカンニングし、きちんとばれる。賢いタイプは勉強し、要領を覚え、テストの点数も良い。 28歳になり、改めて今の友人を見ると、賢いタイプほど心が折れて、仕事ができなくなっていたりする。真面目過ぎるんだと思う。自分ができない理由を捜し、これまでぶつかった事のな

          vol 18長命の馬鹿と短命の賢者

          vol17 「世のため」という企業・個人のミッションを「ウソくせえ」と感じるのは僕だけだろうか

          「世界をより良くする」 「世界を変える」 こういったミッションを掲げる企業がいる。またコーチングが少し伸び始めているからか、個人としてもこのミッションを掲げている人間が増えているように思う。 これを見た時、僕はいつも思う。 ウソくせえ 言わんとする事は分かる。会社はそういった社会貢献の一面を背負っている。またビジネスの定義は”社会貢献”以外ありえない、これ一択だって言うのも分かる。(実体がどうというより、そうあるべき) とはいえ、スっと心には入ってこないのも事実。そ

          vol17 「世のため」という企業・個人のミッションを「ウソくせえ」と感じるのは僕だけだろうか

          vol16 人間の考え方は「時代」と「視座」で作られる

          人間は自分が信じるものには「それ以外ない」と感じてしまう。たとえば「平和は絶対維持するべき。戦争なんて言語道断」と考える日本人も少なくない。ただ、世界は戦争している。何らか理由から、戦争を完全悪と判断していないからだろう。 このように、同じ人間でも考え方は大きく変わる。僕は思う、結局人間の考え方・精神は生まれた時代と本人が世界を捉える尺度でしか見れないのだと。その結果「今」に対して自分が思う最適を考える以外できない。未来を考えても、過去を考えても、それは「今」から作り上げた

          vol16 人間の考え方は「時代」と「視座」で作られる

          vol15 「人助け」という名の「自慰行為」

          「#未来のためにできること」をテーマに「文藝春秋SDGsエッセイ大賞2024」として投稿コンテストを開催されるみたい。まだ対象期間でもないけど、思うことを書いておく。 未来のためにできること、それは個々人が真剣に「幸せ」を目指すことだと思う。こういったテーマの記事、エッセイを見るといつも感じる。 なぜ自分たちは勝手に「助ける側」と思っているのか。自分の心に余裕がない人が誰かを助けようとしても、ろくなことは起きない。自分を守れない人は、他人を守ることもできない。 川に溺れ

          vol15 「人助け」という名の「自慰行為」

          vol14 "文字にできない想い"との向き合い方

          人は常に何か考えている、何も考えていない時間なんて、厳密に言うとないだろう。でも、それを改めて文字に起こそうとすると、思っている以上に何も考えていない事に気付く。 「あー、自分は何も考えていないなー」これが文字に起こす作業をしての感想。ただ、最近そうでもないように思えてきた。 僕はパソコンで執筆しているが、文字に起こす際、たまに何か思考というか、脳みそがつっかえる時がある。書きたいことはあるし、考えていることはある。でも、タイピングが進まない。 僕はこの現象を、「考えき

          vol14 "文字にできない想い"との向き合い方