なかいま。
「命のバトン」という言葉があります。
たくさん聞いてきたので、その言葉を聞いても
「ああ、アレね」
みたいになっていた言葉です。
(あ、もちろん私の中で!です)
恥ずかしながら「うん、大事なのはわかってるよ」みたいに今まで流してきておりました。
でも今日、車を運転しながらしみじみとそのバトンの重みを感じたのです。
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先日、息子のリレー大会の応援で小学校に行きました。
二人の息子は全力で走ってた!! もちろん!!
でも息子が走ってるとこ見れるのはほんの十数秒、だってリレーだから。
ほとんどの時間は他の子が走ってるとこを見てた。
十人十色とはよくいったもので、面白いほど一人一人走り方が違う。
早い子が走ってる姿はカッコイイし、そうでない子はひたむきな姿が可愛くてすごく応援したくなった。
とにかくみーーんな、バトンを受け取った子はそれぞれに全力で走ってた。
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で、今日の話に戻ります。
車を運転中、最近聞いた「中今(なかいま)」という言葉について考えていました。
神道の言葉らしいです。
「中今って、俗に言う命のバトンのことだよなぁ…」
なんて思ってたら…ふと先日のリレーの風景が脳裏に浮かんできました。
命のバトン。
「今その命のバトンを私は渡されているんだなぁ」と ふと。
親から渡された命のバトン。
今子育てまっただ中の私。
(小3、小5、高3)
バトンを渡され、今は中間地点の一番個人の力が試されている時に違いない。
リレーでは、バトンを受け取ったら、次の人めがけて全力で走る。
リレーの子供たちは、みんな全力だった。
よそ見して走る子も、コースを外れる子もいなかった。
途中で走るのをやめた子もいなかった。
転んだ子も、すぐに起き上がって真剣に走ってた。
「今の私はどうだろう…」
反省しつつ、心新たにしながらふと親のことも考えた。
自分にバトンを渡してくれた両親のこと。
リレーでは、バトンを渡されたら後ろを振り返ることはない。
全力で次の人目指して走るのみだ。
あえて後ろの走者に対して思うことと言えば
「今まで頑張ってくれて、バトンを渡してくれてありがとう!!」
「ゆっくり休んで!! 次は私が全力で次の人までバトンを届けるから!!」
そんなとこか？
(ま、リレーの最中にそんなこと考える人いないけど)
とにかく、後ろの人のことを気にして振り返りながら走ることなどまずない。
もうそんなこと頭から飛んで消えている。
でもだからと言って、後ろの人とも、そのまた後ろの人とも繋がりが切れてる訳ではない。
一つのチームとして繋がってるから。
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で、また現実の話に戻るんですが
親のことってなんだか気がかりです。
どんどん年老いてくるし。
気がかりの割になーんもしてあげてないんだけど。
"でもそれでいいんだ"
と思いました。
親には感謝の気持ちを忘れずに、後は次世代の子供に全力で向かってく。
今私がするべきことは、次の走者に向かうことだと。
人間だけだそうです。
動物は親の面倒みたりしないって。
我が子のお世話をするのみだって。
生き物の世界ではそれが自然なんだって。
そんな話も思い出し
自分が年老いた時強くいようと思ったり…
今子供に頼ることなく、いまだに子供たちや孫たちを助けてくれている両親のことを思ったり…
若い頃そんな親に対して不満を抱えていたことを思い出したり…
でもその頃の親たちは全力で走ってくれてたんだろうな…と思ったり…
いろいろ考えてたら運転中にウルウルしてきました。
親のことだけじゃなくて、ダメダメな自分の我が子に対する接し方とか、残された子供との時間とか…走馬燈のように頭の中に浮かんできて。
ま、ウルウルきたのはその時流れてた米津玄師のBGMのせいだろうけど。
ということで、命のバトンの重みを初めてずっしりと感じたのです。
こんな歳になって。
かなり遅いけど(￣∇￣)
長く書きましたが、これでも書きたい事かなり端折ってます。
次に書く気分だったら端折ってる部分を書きたいです。
忘れたくないから。
だけど時間と共に考えたことも風化していくからなぁ…
書けるかなぁ…
あ、でもあとこれだけ残しときます。
考えたこと。
子供がいない人のバトンは?と。
その人はアンカーだと思いました。
アンカーはみんなの期待を背負っています。
みーーーんなから注目されて、みんなから全力で応援されます。
ご先祖様が「全力で生きろーーーっ!!」と応援してくれているに違いありません。
プレッシャー抱えて大変だけど、アンカーはやっぱりそれだけ力がある人が任されるんだと思います。
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