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かえれちゃん2002・えんちゃん 2人展「はっぴぃちゃんねる」

かえれちゃん2002・えんちゃん 2人展
「はっぴぃちゃんねる」
"meee" Gallery Tokyo[中野]
2019年7月26日(金)~2019年7月31日(水)
健忘録
ご来場頂いた方、ネットでRTや♡をしてくれたり、反応くださった皆様、本当にありがとうございました。
普段ネットで見てくださっている方、初めて立ち寄ってくださった方、いろいろな方と、ゆっくりお話ができました。

遠方や、日程が難しかった方にお写真で展示の様子をお伝えしたいと思い、noteにまとめさせていただきます。
各々の展示への思いと、お写真、両方をお楽しみください。
ガラスのライブペインティングやえんちゃん制作の音楽、かえれちゃんDJの選曲などもありました。
音楽はまた違う記事でまとめられれば、と思います。

展示のお写真で気になったものがあれば、ご連絡お待ちしております。
enchokoxx@gmail.com
在庫やお値段の問い合わせ、感想などお気軽にお問い合わせください。

[これをご覧の皆様へ]
この度は、ありがとうございます。
かえれちゃん2002と申します。
今回は8月に開催した
えんちゃんとの2人展について、展示に対しての考えを
文章にまとめたものです。
展示に対して
わたしは今回一年ぶりの「展示」で、「展示」に対して
疑問を持った時期もあります。
未だになぜ「展示」をするのかという疑問は残ったままです。
芸術家は画廊で展示会を開く、漫画家は漫画を描いて雑誌に載せる、
同人作家は同人イベントに参加したり、ネット掲示板、イラスト掲示板に載せる、歌手、
DJ、バンドマンは曲を作って路上やライブハウスで演奏をするなど表現できる場所が決ま
っていてそれを選択して
発表、表現する場所が与えられている
でも、自分は芸術家でも、漫画家でも、同人作家でも、歌手でもない
どこにも当てはまらず「展示」をやりたい。
という目標だけは確実に見えていて「展示」をやり続けてきました。
周囲の「絵」を描いている人には、すごく才能があるのに
何か事情があって表現することをやめてしまったり
「絵」を描き続けているけれど勉強する場所や、表現する場所に困っている人たちを
今まで見てきてすごく残念だなあと思ってきました
だからこそ自分は「展示」をやり続けて意味のあるものとして
「絵を描く」ということがどれだけ意味のあるものかを
「絵」で伝えたかったのです
 
ですが、「絵」だけではコミュニケーションはとれません
そんな中で手を差し伸べてくれたのがえんちゃんでした
えんちゃん
えんちゃんとはご縁があり、いろいろ教えていただいたり
協力してもらったり、遊んだり、今回の「展示」の話をいただけて
すごく嬉しかったです
えんちゃんの「絵」はわたしがまた絵を描き始めた時から知っていて
本当に雲の上の存在みたいな方で本当にご縁ってありがたいなあと思うばかりです。
ドローイング展にした理由
がえんちゃんは様々な才能があります。
彼女は絵を描くこともできますし
長年、漫画を描いていてファンもたくさんいます
そこで、漫画やドローイングを展示するのが
適しているのではないかと思いました。
えんちゃんともドローイングが良いと話し合った結果、
今回ドローイング展をする運びとなりました。
また、自分にとってもドローイング展が良いと思いました。
えんちゃんとの共通点
えんちゃんとは、好きだったものの年代(90年代からゼロ年代、テン年代前あたりの
ファッション、音楽、サブカルチャー、
アニメ、アイドル、雑貨、作家など)が近いということもあり
話やすく、また自分の知らない事や自分とは違う考えに触れ
改めて「展示」のこれからや「絵」のこれから自分と「絵を描く」
事の付き合い方を考えさせられました。
展示後、これからについて
わたしは「絵」だけでコミュニケーションをとる事は難しいと考えています
「展示」を通しさらにその考えは確固たるものになってきたと思っております。
SNSと展示の違いについて
わたしは普段からTwitterに絵や様々なものを載せて
交流をしたり、発表の場は主にTwitterかコミティアの生活になってます。
わたし自身本当は展示をしたいけど、美術教養もないが
美術に対しての興味はあり、日々の勉強や絵を描き続ける事の延長線にTwitterに
載せるという行為があると考えています。
展示をやるということには様々な意味があると思っています、
ですが今回のように展示に行きたいけど、様々な理由があって行くことができない
Twitterでの臨場感しか楽しめない、ということが
なんとなく自分自身前から気になっている部分ではありました。
わたし自身作品を発表するという点では
Twitterに載せるだけでもいいのではないか?
と、以下のように考えています
SNSで展示出来る良いと思う点
展示スペースを借りる労力もいらない
自分のペースで更新することが可能
交流を図れる(場合によるが、インターネットの中でのみ可能)
ですがマイナスな部分の方が多いとも考えています
SNSで展示出来ない悪いと思う点
顔がお互い見えない、声が聞こえない分、伝わりづらい部分も出てくる
交流の場が大きすぎて、精神的に疲れる
交流の幅、視野が狭まる可能性
実際にリアルで展示をやることでも同じようなことかもしれませんが
SNSとリアルでの交流の場があってのコミュニティ
それが展示なのかなと今回の展示を経て感じました。
「絵」と「作家」とコミュニケーションについて
わたし自身、経験不足もありコミュニケーションをとるという行為に自信がありません。
それでも、友達もいますし家族以外の人間と一定の距離感で
コミュニケーションを図ることは可能な程度です。
絵を描く人というのは、一概に全てがそうだとは言い切れませんが
コミュニケーションを取るのが苦手だったり、難があり
絵に考え、思想、感覚を乗せて言葉にせず
作家同士、鑑賞者、絵、作家自身と
コミュニケーションを取ろうとしているのではないかと考えていますし
自分自身もそうなのでそうなんじゃないかと勝手に思っていました。
全員がわたしと同じ考えだとは思っていません。
時には、言葉を文章にしたり声に出したりしないといけない
という場面もあると思います。
それが、作家や周囲の刺激になり
作品を作る力になったり、
鑑賞者も作家も成長できると考えているからです。
例ですが、展示を開催した場合以下のようなコミュニケーションが発生しました
作家不在で作品を鑑賞した場合、作品の本質は
キャプションやコンセプトがない限り
相手に伝わりづらい部分があり、
鑑賞者、作家の行動がなければコミュニケーションが発生しない
作家在廊で絵を鑑賞する場合、
絵、作家、鑑賞者での
コミュニケーションが発生する
本人の人間性や、相手との関係性などでも変わってくることだとは
思うのですが今回の展示でも絵をTwitterの載せる場合でも
やはり自分がコミュニケーションを図らなければ
発生しないことがわかりました
「絵」と「作家」がいなければコミュニケーションが発生しない
わたしの今後の目標は冒頭でもお伝えした
「絵」を描き続ける事
「展示」をやり続ける事
ことだなと改めて思い、とにかく「何か」に
囚われずに描きつづけていきたいです。
2019年10月
かえれちゃんより

[展示をすること]

今までグループ展のみの参加で、なにかテーマを決めて0からの展示は初めてでした。
正直、じぶんひとりでは不安な部分があったので、かえれちゃんをお誘いしました。
かえれちゃんにかなり負担がいってしまったので、申し訳ないという部分があります。
ただ、かえれちゃんは沢山展示に行っており、ギャラリーや展示の知識が豊富で助かりました。
本当にありがとう。
私の展示の浅い歴史に付きまして簡単にご説明を。
ちくわエミルさん(現・ちくわミエルさん)、くろ谷はるむさんのPIXIVのイラストを見て、「こんなに可愛くて自由な絵があるのか!」と感激して、
私自身もPIXIVにアップしはじめました。
その後、初めての展示、kim okkoさん主催の「HERBEST展」で、ちくわさん、くろ谷さんとご一緒し、その後もお二人とは合同誌で一緒になったり、兎に角棚ぼたラッキーなところから始まりました。
展示というものも、値段付けもわけが分からなかったし。アクリル絵の具もちくわさんの絵で知りました。
なんとか、初めての展示を終えて、沢山の方に名前を知っていただけました。
199X展にも参加させていただき、機会はいただけるものの、自分らしい表現に悩み始めてしまいました。
そこから1年おやすみして、また絵を描いたりしました。
iPad proが出たのも大きいです。
未だに、悩んだり、どうでも良くなったり、のびのび描くのを目標に日々生きております。

かえれちゃんとは、やすうだゆうかちゃん繋がりで、知っていてもらえて。
なんとなく、細く長く(展示前はかなり頻繁に合っていました)お付き合いさせていただいています。
Mr.さんのトークショーもかえれちゃんがきっかけで、呼んでもらいました。
(あがり症なので鬼ころしを飲んで挑みました)
obさんデザインのシュウウエムラの化粧品を持っていた私は、生obさんにドキドキしました。
Mr.さんもHERBEST展で私を知っていてくれたようで。
ありがたいです。


かえれちゃんは生まれも育ちも全然違うけれど、好きなゲームやアニメ、母との関係性、苦手なことなど似ている部分が多かったりして、得意なことはお互い違っていたりで、同じ学校だったら、きっとすごく仲良くなっていそうだな、って思いました。
今も全然十分仲良しで、私はかえれちゃんを尊敬していて、大好きです。
また、次ももっと良い展示にします。

ドローイング展にしたのは少し逃げがありました。
しっかりした作品を描くがなかったので。
今は少し色々定まったので、反省を活かしつつ、新しい展示の企画をしています。
また沢山の方にお会いできたらうれしいです。

えんちゃん[2019.10]

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プロフィール

★かえれちゃん2002

90年代、ゼロ年代の作品に影響を受けています、最も敬愛している絵描きはぽよよん♡ろっくこと渡辺明夫先生
コミティアやグループ展などで作品を自主発表しています

1991年東京生まれ

香港で育ち、東京に帰りミリオタの父とアキバに通い、幼い頃からアニメ、ゲーム、プラモデルをやったり絵を描いて過ごす

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( 経歴 )
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 ヽ(* ’ω’)ノ <ぶつけんぞ
    |  /   受け取れ
    UU

2015
ロジカル・アート・スクール
「situation展」desk/okumura

2016
「第一次創作展」
(池上ルーム)

2016
「やがて思い出す明日」
(グループ展)
デザインフェスタギャラリー

2016
「オンライン展」
(グループ展)
デザインフェスタギャラリー

2017
「パープルームの本棚」
(グループ展)
YEBISU ART LABO

2017
「わたしは、今、魔法使い展」
(グループ展)
デザインフェスタギャラリー

2018
「interface」
(2人展)
新宿眼科画廊

2019
「はっぴぃちゃんねる」
(2人展)
meee garlley

★えんちゃん
設計士。
大学でクラシック音楽・声楽を専攻し卒業。
独学でかわいい&猫をモチーフにしたイラストやグッズ制作をする。絵より音楽が好き。
漫画は秋水社ねこともでデビュー。
展示やコミティアなど、様々な場所で作品を発表している。


略歴
Hidarizingaro Hervest展
ヴィレッジヴァンガード グッズ制作
Mr.トークショー「めんたるすてぃっくもぢふぁいと」
199X展
カワイイメーカーbyKERA
ねことも 新人賞

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