偉人の言葉
出先で、甘いものを買いに立ち寄ったコンビニで買った本ですが、非常に良い。
日本語に関する本を沢山出版されている齋藤孝先生ですので、爽やかにさらっと読みやすくまとめてあって、小間切れタイムを利用して、1日で読み終わりましたが、知らなかった偉人さん、言葉もあって、頭にも心にも残る1冊です。
「生きる勇気が湧いてくる85篇の名言」とサブタイトルにありますが、
生きる勇気がもらえるかもしれません。
セブン&アイ出版さんの編集者さんの理知なのか、齋藤先生の知恵なのか、私が感心したのは、本の編集です。誰にも理解できるように、余分な言葉はそぎおとして、さらっと頭に残るように編集されています。
✒️✒️✒️
以下抜粋しながら、、、、。
伊藤博文
「依頼心を起こしてはならぬ。他力はいかぬ、自力でやれ」
これは留学を終えた次男に伝えた言葉。
これに続けて、
「たとえおまえが無一文になってもおれはけっして悲しまぬ。金持ちになったとしてもよろこびもせぬ」
✒️✒️✒️
メイ・サートン
『82歳の日記』
「孤独は自己の豊かさを意味し、寂しさは自己の貧しさを表す」
混同しがちですが、孤独と寂しさは根本的に違うものです。孤独のなかでこそ人は自分自身になれるとメイ・サートンは言います。
✒️✒️✒️
福沢諭吉
「人にして
人を毛嫌ひするなかれ」
日本に社交の概念を持ち込んだ福沢諭吉らしい言葉です。
✒️✒️✒️
志村ふくみ
染色家
「要は、失敗なんてないのだ、
そこを通るべくして通ったのだ。
道程だったのだ。
私自身の人生にそれが当てはまる。
人からみれば大いなる失敗、
挫折、失意のどん底。
そこから仕事がはじまった」
現在95才。重要無形文化財保持者でもある染色家の大家でもありますが、
30代で離婚して、幼い子供を義父母に預けて、仕事を始める決心をしたそうですが、時代を思うと、すさまじい覚悟の上のことかと。
挫折を道程であると、ポジティブにとらえた強さ、清く真っ直ぐに生きた自信が伝わります。
✒️✒️✒️
渋沢栄一
『論語と算盤』
「世間の信用を得るには、世間を信用することだ」
私が一番心に残ったのは、この言葉です。
「心を開いてほしければ、まずは、あなたが心を開くべき!!」
と、いろいろな場面で言ってきた私なので、
渋沢栄一さんの、この言葉の深さには圧倒されました。
✒️✒️✒️
新型コロナウィルス騒動、まだまだ続きそうですが、予想通りに日本の経済を目茶苦茶にし始めました。
こんな時こそ、冷静に!冷静でいたいものです。