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偉人の言葉

 出先で、甘いものを買いに立ち寄ったコンビニで買った本ですが、非常に良い。

日本語に関する本を沢山出版されている齋藤孝先生ですので、爽やかにさらっと読みやすくまとめてあって、小間切れタイムを利用して、1日で読み終わりましたが、知らなかった偉人さん、言葉もあって、頭にも心にも残る1冊です。

「生きる勇気が湧いてくる85篇の名言」とサブタイトルにありますが、

生きる勇気がもらえるかもしれません。

セブン&アイ出版さんの編集者さんの理知なのか、齋藤先生の知恵なのか、私が感心したのは、本の編集です。誰にも理解できるように、余分な言葉はそぎおとして、さらっと頭に残るように編集されています。

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以下抜粋しながら、、、、。

伊藤博文

「依頼心を起こしてはならぬ。他力はいかぬ、自力でやれ」

これは留学を終えた次男に伝えた言葉。

これに続けて、

「たとえおまえが無一文になってもおれはけっして悲しまぬ。金持ちになったとしてもよろこびもせぬ」


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メイ・サートン 
   『82歳の日記』

「孤独は自己の豊かさを意味し、寂しさは自己の貧しさを表す」

混同しがちですが、孤独と寂しさは根本的に違うものです。孤独のなかでこそ人は自分自身になれるとメイ・サートンは言います。


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福沢諭吉

「人にして
人を毛嫌ひするなかれ」

日本に社交の概念を持ち込んだ福沢諭吉らしい言葉です。

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志村ふくみ
   染色家

「要は、失敗なんてないのだ、
そこを通るべくして通ったのだ。
道程だったのだ。
私自身の人生にそれが当てはまる。
人からみれば大いなる失敗、
挫折、失意のどん底。
そこから仕事がはじまった」

現在95才。重要無形文化財保持者でもある染色家の大家でもありますが、
30代で離婚して、幼い子供を義父母に預けて、仕事を始める決心をしたそうですが、時代を思うと、すさまじい覚悟の上のことかと。

挫折を道程であると、ポジティブにとらえた強さ、清く真っ直ぐに生きた自信が伝わります。

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渋沢栄一
  『論語と算盤』

「世間の信用を得るには、世間を信用することだ」

私が一番心に残ったのは、この言葉です。

「心を開いてほしければ、まずは、あなたが心を開くべき!!」

と、いろいろな場面で言ってきた私なので、
渋沢栄一さんの、この言葉の深さには圧倒されました。

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新型コロナウィルス騒動、まだまだ続きそうですが、予想通りに日本の経済を目茶苦茶にし始めました。

こんな時こそ、冷静に!冷静でいたいものです。