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いつかの続き「任せることと、任せられること」の一部。

「任せます。」
「あなたに任せます。」

そのように言われると、ほっとするだろうか。ぐぐっと責任を感じて、胃が痛くなるだろうか。さあ、頑張ろうと奮起するだろうか。

任せて安心という言い方を、私はよく使う。意識しているかもしれない。
信用できる人、厳しい状況できっちりやり抜いてくれる人をして、そのように言う。

任せて安心なので、あなたに任せます。

私は、任せると言われると、どちらかというと奮起して、次にはほっとするタイプだと思う。
任せてくれるのですから、自分の好きに出来るのですから。

頑張ればよいのですから。難しい状況であればあるほどに、奮起する。



人は皆同じではない、人それぞれ
とは充分理解しているつもりだったのだけれど。



「任せる、、? そ、そんな、、僕は困ります。任せないで下さい。」

えっ?! えーっ?!

困ったのは私の方で。よくよく彼の言い分をきくと、責任感が強いせいか重圧は避けたいのが本音と知り。

なんだかんだと理由付けをする裏に、
失敗した場合のことが不安なのだとみえてきて。

慎重な人だなぁと思いつつ、彼に不足しているのは、失敗した経験がないことと、度胸の無さではないかと思いつく。

「一応、あなたに任せることに決めたの。やってみて!
それでね、あなたは失敗したらどうしようかと心配してるでしょう?
失敗してみたら?!!
チャンスだから!
失敗しても、会社としては、あなたをバックアップする、なんとかする、大丈夫だから!」

彼は頭を抱えたままで。

🌷🌷🌷

チューリップは、もう少し先でしょうか。
好きな花の話をして、誕生花の話をして、花言葉の話をして。

そして、見たい、是非とも見てみたい、手に取って香りを確かめたい花はありますか?と問われて。

毎年、毎年同じ質問をするのだなと思いましたが、昨年と同じに答えました。

「黒いチューリップです。濃い紫色ではなく、
本当に黒い墨色のチューリップです。」

と。

黒いチューリップはあるのでしょうか。