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シャーロック・ホームズ(ガイ・リッチー/2009年)を観ました

2020/12/16

シャーロキアンになれなかった私は、それでも何度もリベンジをする。


ホームズに会いに行くまでのおはなし

(じつは、これからだらだらする乱歩の話は、あまり関係ない)

江戸川乱歩は日本の推理小説を牽引した作家である、と同時に、エログロナンセンスの名手である。

探偵とナンセンス、その狭間のような位置に私は浮かんでいて、その傍には『人間椅子』や『蜘蛛男』。

私はすっかり、ナンセンスの危険な甘美さに魅せられてしまって、

推理小説愛好の道を踏み外した。


とは言えども私の中にはむしろ異常犯罪への興味が生まれそれが接ぎ穂となって、探偵小説への興味もまた、保たれた。


閑話休題。


そのエログロナンセンスと別に、私が新たに興味を得たのが、スチームパンクや近世・近代文化だった。国籍は問わないが、特にイギリスと日本。

19世紀末とかが最高にクールだ。


(ほんとうはベネディクト・カンバーバッチ御身の現代シャーロックに寄り道してからだけど、ともあれ)


シャーロックホームズの世界って、今惹かれてるものに近いんじゃないか。

気づいた。


そこで折良くお母さんに勧められたこの『シャーロック・ホームズ』。観るしかねえ。

見事に陥落。

本題(バチボコに感情溢れます)

1.ブロマンスともいうのか

わかってた。わかってたことなんだけど、ホームズとワトソンの距離が近い。

超仲良しじゃん、お互いのこと何でもわかってるじゃん。

もちろん元々からどのホームズとワトソンも仲良しなんだけど、わかってるけど、改めて見せつけられると、


楽しくなってしまう←


腐女子に生まれて2年半、色んなところに現在進行形で足を浸けているけど、最近のマイブームはブロマンスなのだ。

私自身べったりした人付き合いから脱却してしばらくなのでホモソ的な軽さが心地よい。

文ストのオタクでもあるので多分そういうことなんだけどバディものが好きすぎる。

こういう感覚を思い出させてくれた、というのが大きい。また緋色の研究から読もうかな、とすら思える。


2.年代美術&衣装最高!!!!!!!

ビクトリア朝後期のロンドンが自宅のテレビの中にあって

ひたすらに目線が奪われました。


アイリーンとかメアリのドレスもエモすぎて言葉が出ないし

室内の小物とか建物も巨大感情で滲んで見えてくる。


スチームパンクイベントとか行ってみたいな、と前から思ってたのが加速した。


3.森川ワトソン……!

バチクソ最強限界オタクになって初めて履修したホームズはあの『SHERLOCK』なんだが、、、どちらも森川智之御台の吹替ワトソンという実家感よ。

馴染みしかない。

かたやマーティン・フリーマン(ホビットリタイア勢ごめんね)、かたやジュード・ロウ(ファンタビでてたね)

かっこよすぎんねん、、、

いや、かっこよすぎんねん、、、

もうそれ以外に讃える言葉が見つからないというか、かっこよすぎんねん、、、で伝わると思う。

かっこよすぎんねん、、、


さて語彙力消失残念オタクはともかく、森川ワトソンは最高です。

これまで通ってきたとこにいたっけ。アニメだと文ストのポオくらいか(腑に落ち)。


総括

最高です。ヴィクトリア朝後期、ほんと、最高すぎるよ。

スチームパンクのオタク寄っといで、素敵な素敵な19世紀末ですよ……☆


ホームズが肉弾戦繰り広げる色んな場所も、もう、時代〜〜〜〜!!って感じで本当に最高(国語力)

ロンドンかスチームパンクかジュードロウか森川智之が好きな人は見よう、もう、一緒に見たいくらい。



ご静聴ありがとうございます。






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