双子で同じ夢を見た話

今回の日刊かきあつめのテーマは「 #私の不思議体験 」です。しかしわたし自身はこれといって不思議体験がなかったので、妻に聞いてみたところありました。さすが我が家の不思議担当です。

双子で同じ夢を見た話

なんでも妻が小学生のころ、双子の妹と同じ夢を見たのだそう。

正確な日時は不明ですが、当時住んでいた場所からして小学校高学年のころなのは間違いないようです。

学校の帰り道かなにかで、何の気なしに夢の話をしているときに「それ私も見たよ」「え、そうなの?」となって気づいたのだとか。

……思ったよりドラマ性がありませんでした。

もっとこう、目が覚めた瞬間に「いまのあなたも見てたよね!?」みたいなのを期待してたのですが(無茶言うな)

さらに残念なのは、肝心の夢の内容をまったく覚えていないという点です。。

ただ時系列は分からないのですが、お母さんから「そういえばあんたたち寝言で会話してたよ」と言われたことがあるそうなので、本人たちが認識していないだけで実はまあまあドラマチックな不思議体験だった可能性もあります。

――以上が「 #私の不思議体験 」です。

しかしなにせ私自身の体験じゃありませんし、妻自身もかなりうろ覚えでエピソードの細部がばがばですし、さすがにこれだけでは終われません。

おまけ①:「双子で同じ夢を見る」があり得るのか調べてみた

というわけで、「双子で同じ夢を見る」というのがそもそもあり得るのかちょっと調べてみました。

前回に引き続き「検索芸」で行ってみたいと思います。

「双子 同じ夢」で検索してみたところ……

上記記事を筆頭に、体験談がぼろぼろ出てきます。

見るか見ないかで言えば間違いなく「双子で同じ夢を見ることはある」というのが正しいよう。

双子は同じ夢を見ます。

なんのひねりもなくて恐縮ですが、まあここまでは予想済みです。

おまけ②:「双子だからなのか?」も調べてみた

しかし、ここでもうひとつ気になることがありました。

「そもそも双子だからなのか?」という点です。

双子だから同じ夢を見た、という話は、確かにこれまでの人生でも何度か耳にしたことがありますし、「双子ならそういうこともあるかもね~」と深く疑ったこともありませんでした。

しかし、「双子じゃなくても同じ夢くらい見るときは見るんじゃねーの?」と思ったのです。

もはや主旨変わってる気がしますが、このままいきます。

今度は「人と同じ夢を見る」で検索したところ、あっさり見つかりました。Psychology Todayという、心理学に関するいろーんな記事・論文が掲載されているサイトの記事です。

英語じゃよく分からないので、今回は上記記事を和訳したこちらの記事を、さらに引用させていただきたいと思います。

2人の人物が同じ夢を見たという報告は数千件以上あがっています。最も多いのがセラピストとクライアントのケース。

続いて多いのが、双子。さらに親子、夫婦、兄弟、恋人のような親密な間柄でも例が上がっていますが、これは夢の共有に心の親密度が影響していることがわかります。また、見知らぬ他人同士が同じ夢を見ていたという例も稀にあります。

やっぱりね!!

セラピーやカウンセリングの中心には共感があるので「最も多いのがセラピストとクライアントのケース」というのも納得感がありますが、それよりも注目すべきは「見知らぬ他人同士が同じ夢を見ていたという例も稀にある」のほうではないかと個人的には思います。

これってつまり、親密な人の間で報告されることが多い=夢について話し合うから気が付くことが多い、のであって、他人同士でも同じ夢は見てるけどそもそも気が付かないってことじゃないかと思うのです。

その線でさらに掘り下げてみると、「友達の家に泊まったときに同じ夢を見た」というケースがちらほら見つかりました。

他人と同じ夢をみることって

ありますか?
昨日友達の家に泊まって寝ました。
その時に、ちょっとリアルで変な夢をみたので起きたときに友達に話しました。
そしたら、「俺も同じ夢みてた!」というので友達の話を聞くと、多少曖昧なところはありましたがほぼ同じでした!

どういうことなんですかね?
ちょっと気持ち悪いです・・・(*_*;
引用:教えて! goo
同じ部屋で眠った友達と同じ夢を見る

友人が部屋に寝泊りに来た次の日、晩の夢の話をすると合致する事柄が多い事がよくあります。

例:場所・事件・登場人物・印象的な色

テレパシーなどの非現実的な原因はありえないとは思いますが、合致する部分が多いのでどういう事なんだろうと不思議に思っています。
引用:教えて! goo

これ、絶対なんかありますよね。

さすがに「気のせい」とかで片付けられるレベルではありません。

おまけ③:同じ夢を見る理由はテレパシー?

さきほどのPsychology Todayの記事では「私が知る限り、この問いに対する科学的な調査は行われていません」とあったのですが、一応それっぽい研究調査は行われているようです。

こちらのYahoo!知恵袋の質問に対して、めちゃくちゃ詳細に回答されています。

本当に詳細過ぎて気軽に読める長さではないので大胆に要約すると、

・心理学で有名なフロイトはテレパシーの存在を信じていた(と思しき記述がある)らしい
・睡眠中はテレパシーが起こりやすい(とフロイトは考えていた)らしい
・実験したところかなり高確率で同じ夢を見たことが分かった(と解釈できる結果が出た)らしい

といった感じです。

具体的な論文や実験内容まで見つけられなかったので結果の正当性は語れませんが、フロイトがテレパシー的なものの存在を確信していたというのはほんとっぽいですね。

著書に「精神分析とテレパシー」「夢とテレパシー」といったタイトルがあることからも伺えます。

しかし、著書の具体的な内容まではリサーチできず、ここで調査は断念。。フロイト全集を読まれたことのある方は情報提供いただけると泣いて喜びます。

まとめ

そんなこんなで、夢に関して何かしら研究が行われているっぽいことは分かったのですが、結局のところ証明らしい証明は何一つないようで、「すごい不思議だねー」「ねー」っていうのが現状みたいです。(そもそも同じ夢を見た証明なんてできるのでしょうか?)

けど、同じ夢を見るというのが双子に限った話でないなら、ぜひ夫婦でも同じ夢を見てみたいなーと思いました。

試しに妻にどんな夢を見たいか聞いてみたら「温泉旅行に行きたい」というめちゃくちゃ普通な答えが返ってきたんですが、今のご時世だとそれも夢みたいなものかもしれませんね。。

編集:アカ ヨシロウ

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