エニアグラムのレベルについて気付きメモ

エニアグラムのレベルについての理解が進んだので、
メモがてら書いてみます。
このきっかけを与えてくれたblue1984さん、ありがとうございます。

以下メモです。



人は社会で生き抜くために、自分を知ろうとする。
それで、例えば自分の強みを知りタイプを知り、それで自分の足場を築こうとする。

・・・ではあるのだが、
エニアのレベルにおいて「健全」とは、そういった「らしさ」からの解放であると最近気が付いた。

各々の性格タイプは、人生において、自分の「立ち位置」を確保しようとする。自分の「居場所」を見つけようとする。自分の「社会的役割」を得ようとする。もしくは自分の「承認欲求」を満たそうとする。
こういった、「社会的役割」を得るため、「承認欲求」を満たすために、自分の「強み」「らしさ」「こだわり」を前面に出して肩肘張って生きている。

ここから来る「くどさ」が相手のストレスになる。

これが、当人が「健全」に近づいてくると、肩の力が抜けてくる。自分の「強み」「らしさ」「こだわり」というものから解放され始める。

こういったものが成長の第一歩である。

あるエニアグラムのワークショップにおいて、
「その人が成長したときは、その人よりも周りが先に気が付きます」
と言っていたのは、
当人の「くどさ」が無くなってきたことに、周りのほうが当人よりも先に気が付くからである(「俺、くどくなくなってきたよね?」と言うのはダメ!自己申告はダメ!)。

このとき、自分「らしさ」「こだわり」の呪縛から解放されるがゆえに、逆説的ではあるが、本来の自分の良さが開花する。
これが「健全」な状態である。

この肩の力が抜けた状態は意識して行うものでもないらしい。
当人が何かのきっかけにより、自分の「らしさ」「こだわり」から解放され始める。
そして、そのことに周りが(当人より先に)気付き始める。
今まであった「くどさ」が消えだすので、他人からは、好意的に見られ始める。

ちなみに、この「くどさ」は、意識して感じたり言語化できないものな場合もある(でも、そこにあり影響を与えている)。

「健全」な状態に向かっているとき、当人としてはストレスを感じていたり、困っていたり、ぐったり疲れていても(当人はそのつもりでいても)、その「くどさ」無きが故に、他人からは好意的に見られる。

逆に、当人がストレスなく元気一杯で絶好調なつもりでいても、自分の「強み」「らしさ」「こだわり」を前面に出し、「社会的役割」を求め、「承認欲求」を満たそうとしているのであれば、その「くどさ」は大きなもので、他人はその度合いが大きいほど辟易し、ストレスを感じる。
ちなみに、この(自分なりに「社会的役割」を求め、「居場所」を求め、「(自分の)立ち位置」を求め、「承認欲求」を満たそうとしている)状態が「通常」レベルに該当する。

ならば「不健全」な状態とは、「社会的役割」が無く、「居場所」も無く、「立ち位置」は揺らぎ、「承認欲求」も満たされていない状態であろう。これら全てではなくとも、どれか一つでも該当すれば「不健全」へと落ちていく可能性がある。もしくは、自分の「強み」「らしさ」「こだわり」が逆効果を生んでいる状態であろう(逆効果を生んでいても、それらを手放せずしがみついて、とてもくどくなっている状態)。

ならばならば「健全」な状態とは、「社会的役割」「居場所」「立ち位置」「承認欲求」のいずれかひとつ以上が理想的な形で満たされている状態であろう。自分の「強み」「らしさ」「こだわり」が効果を生んでいて意識から外れ出している状態であろう。もしくは、何らかの別の要因でそういったものを手放せている状態であろう。

こういった状態をさらに各々おのおの3段階に分けて、詳細に記述して見せたものがリソ&ハドソンのレベルの記述ということか。

蛇足
自分の「立ち位置」を求める人が、ストレングスファインダーなどを使って強みを知ろうとしているのだろう。
また「立ち位置」を強く確保したいので、エニアグラムやMBTIで自分を特定するのだろう。
そうやって武装しているのだろう。

さらに蛇足
こんなことを書くと「俺、こだわりが無いからレベルが高い」と言い出す人がいそう。
それも「承認欲求」。
なんて言えばいいのだろう。自分を見つけることは必要で、それがスタートで、自分を見つけることから始まって、「胎内めぐり」や「戒壇かいだんめぐり」みたいなイメージで一度「通常」レベルの中でトンネルを抜けて「健全」へ行くものなのかも知れない。なんて思っている。
この部分は、まだ理解が進んでいない。

もひとつ蛇足これが最後
「健全」の判定は他人に委ねるしかないのであろうか?
ときたま自分で健全アピールをしたいこともある私はもにょもにょする。
「その態度こそ、承認欲求で通常でしょ」と言われたら、まあそうなのだけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?