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5分でわかるヒストリックデッキ『5Cニヴ』

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こんばんは。本日はパイオニアやモダンではおなじみの5色《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn(WAR)》の解説です。

このデッキは《思考囲い/Thoughtseize(TSR)》と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(CN2)》によってようやく一線級の力を獲得しました。
1マナハンデスが無理なく採用できるのはヒストリックという環境においてはかなりの強みとなります。

1.5色の強み

MTGのすべての色が使えるということはカードプールのすべてのカードが選択可能ということです(実際はそう単純な話ではありませんが)
白:全体除去・ライフ回復・ユーティリティ
青:ドロー・カウンター
黒:単体除去・手札破壊
赤:火力
緑:優秀なクリーチャー
この中で最も効率に優れたカードを選択することができる!

それならばデッキ全体のパワーは必然的に最高!!

再誕

便利な除去とドロー、手札破壊にカウンター、ライフ回復と全体除去。選び放題のプレインズウォーカー。
綺羅星のようなカードをふんだんに詰め込んであなただけのドリームデッキを作りましょう。

5色デッキの強みはサイドボードにこそ発揮されます。
《轟音のクラリオン/Deafening Clarion(GRN)》
《ドビンの拒否権/Dovin's Veto(WAR)》のような便利な小技から。

《長老ガーガロス/Elder Gargaroth(M21)》や《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》のようなゲームエンドクリーチャーまで選び放題です。

対する相手はなんでも入ってくることを見越してあらゆる想定をしなければなりません。この選択肢の多さこそが5色の強みです。

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2.5色の弱み

デッキ1つの中に入っているカードパワーはデッキ1個分だぜ!

全てのカードを駆使して自分の思い描いたゲームを………という感じになればいいのですが。
昨今では色の役割が分散して3色や2色でも万能なミッドレンジを組むことが出来るようになってしまいました。
色の分散はテーマに沿ったデザインから逸脱したデッキを組まざるをえなくなってしまいます。

デッキ内のシナジーは《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn(WAR)》を除けばほとんど無く、ひたすらパワーカードで押すという展開になります。

これにはマナベースにタップインを多く採用しなければならない事情があります。
他のデッキに比べてタップインの枚数は倍ほど入れなくては十全なマナベースを獲得することが出来ません。(これでも十分恵まれていますが)

すると必然1テンポ遅い行動を強いられてしまいます。

エルフ
ゴブリン
人間
サクリファイス
高速デッキの多いヒストリックにおいて1ターンの遅れは致命的になりえます。

そのため初手の厳選は普段以上にシビアになります。
後手初動3ターン目みたいな手札が来やすいデッキですが、カードパワーに油断せず積極的なマリガンをしていきましょう。

消耗戦の末《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn(WAR)》までつながればゲームの天秤を大きく傾けることができます。

また、シナジーが無いということは対策カードが刺さりにくい&採用しやすいことを意味しています。

墓ほりの檻

全くのノーダメージ

3.2色カードの選択肢

今回のデッキでは採用しませんでしたが、ほかにも強力な2色カードが山ほどあります。

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《魔女のかまど/Witch's Oven(ELD)》を破壊して《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn(WAR)》を回収。

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《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》を触れる。

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マナブースト&ユーティリティ

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ローグに対する恒久的なダメージソース

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サクリファイス絶対許さないマン!!

4.相性

メインボードではこれといって有利というデッキはありません。
強いて言えばグルールビートダウンでしょうか?

代わりにどうしようもないほど苦手というデッキも無いのが特徴です。
前項で申し上げた通り、自由なサイドボードがこのデッキの最大の魅力です。
《轟音のクラリオン/Deafening Clarion(GRN)》は部族デッキに対して圧倒的な強さを発揮します。
《ドビンの拒否権/Dovin's Veto(WAR)》や《艦の魔道士、ラフ・キャパシェン/Raff Capashen, Ship's Mage(DOM)》はコントロールデッキへの強い回答。
《断割/Fracture(STX)》はかゆいところに手が届く、軽プレインズウォーカーに触れる手段です。

せっかく無限の選択肢を選べるのだから全く違ったアプローチをかけてみてもいいかもしれません。
《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker(RNA)》を採用してコントロールデッキへのプレッシャーをかけるのも面白いかもしれません。
《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger(THB)》を採用して中盤から果敢に攻められるような選択肢も楽しそうですね♪
《マグマ・オパス/Magma Opus(STX)》と《イオン化/Ionize(GRN)》を採用してもっとコントロール力を上げるのもいいですね。

すべての色が使えるのですから出来るだけ欲張りなデッキを目指して調整してみましょう。
あなただけのニヴライフをお楽しみください。

↓インポート用デッキ

相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222

デッキ
2 竜髑髏の山頂 (XLN) 252
1 水没した地下墓地 (XLN) 253
2 氷河の城砦 (XLN) 255
2 根縛りの岩山 (XLN) 256
2 ドミナリアの英雄、テフェリー (DAR) 207
2 草むした墓 (GRN) 253
2 聖なる鋳造所 (GRN) 254
2 湿った墓 (GRN) 259
1 ハイドロイド混成体 (RNA) 183
1 繁殖池 (RNA) 246
4 ニヴ=ミゼット再誕 (WAR) 208
4 湖での水難 (ELD) 188
2 インダサのトライオーム (IKO) 248
1 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
4 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
2 サヴァイのトライオーム (IKO) 253
2 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
4 思考囲い (AKR) 127
1 秘密の中庭 (KLR) 282
1 沼 (AFR) 273
4 表現の反復 (STX) 186
2 定命の槍 (STX) 207
4 消失の詩句 (STX) 244
3 コジレックの審問 (STA) 31
4 稲妻のらせん (STA) 62
1 墓掘りの檻 (M20) 227

サイドボード
1 艦の魔道士、ラフ・キャパシェン (DAR) 202
3 轟音のクラリオン (GRN) 165
2 墓掘りの檻 (M20) 227
1 艦の魔道士、ラフ・キャパシェン (DAR) 202
3 ドビンの拒否権 (WAR) 193
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
1 断割 (STX) 188
2 絶滅の契機 (IKO) 88
1 神秘の論争 (ELD) 58

↓動画版です


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