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【教育関係】オンライン授業をやるならそもそも学校がいらなくなると思った理由

新型コロナウイルス感染拡大により、学生の方たちはオンライン授業を受けることになると思います。研究者の方たちが勤めている大学も例外ではないです。今回は、学校がオンライン授業にシフトしたことによってこれからの教育機関が大きく変わるんじゃないかなと思ったので、理由を書いておきます。

新型コロナウイルスの影響で、学校の授業はほぼオンライン化してきていますよね。
むしろそうせざるを得ない状況です。

私がいる大学でも授業はzoomでやるって通知が来ました。
 
この授業のオンライン化・・・控えめに言って最高です。(あくまで私としては大賛成ってことなんですが。)

なぜ最高か?理由を説明すると、

例えば学生の立場からすると、家にいながら授業が受けれるので、出席点も取りやすいし、何より雨の日でも大学に行かなくていいってことになります。(雨の日は自主休講する学生いるでしょ?)

引きこもるのが好きなオタク学生でもまともに授業が受けれますよね。(むしろ精神病んで引きこもりになった学生でも卒業できる可能性が…素晴らしい)

一方で、私のような大学教員の立場からしても非常にメリットがあります。

それは、時間が節約できる、です。

理由を箇条書きすると、

・わざわざ学生の前でしゃべらなくていい
・板書しなくていい
・配布資料をプリントしなくていい

ちょっと説明します。

わざわざ学生の前でしゃべらなくていい

これです。教室にいく必要がないんです。
総合大学なんかの広いキャンパスだと教室まで行くのに歩いて10分とか15分かけなければいけないんです。夏だったら汗だくです。

また、授業するためにわざわざ教室まで行って、プロジェクターとかにパソコンつないで準備したりしますよね。

パワーポイントの作成にも時間取られます。
つまり授業一つするのに準備にめちゃ時間かかる

研究者って、研究だけしていたいって人がほとんどなんです。

あまり授業に時間かけたくないですよね。研究に時間かけたいから。

オンラインだったら、自分の研究室から授業できますよ。今はコロナで外出自粛だから、家から授業するってのもアリですね。

また、人前でしゃべるのが苦手な人でも授業ができるんです。人前に出なくていいから。

板書しなくていい

今どき板書してる教員っているんでしょうか。板書ほど無駄に時間がかかるものはないですよね。最初から資料を用意しておけば伝えたい情報量も増えるのに。
オンライン授業なら資料をパソコン画面で見せながら説明するので、強制的にみんながデジタル化しますね。
この強制デジタル化がすごく良いことだと思っていて、板書が絶滅しそう。

コロナのおかげで時代がすごい勢いで進む気がしてなりません。

配布資料をプリントしなくていい

大学の授業でもプリントを配って授業するってやってましたよね。
もう強制デジタル化の時代なので、授業の資料はパワポかPDFファイルになります。
みんなパソコンかタブレットで勉強する時代ですから。
百何人といる学生のために資料をわざわざ自分の研究室でプリントアウトして、重い資料を持って、教室にいって、配る。
紙の無駄だし、時間の無駄
今はみんながスマホを持っているから、簡単に授業が受けれますね。

こんな感じで様々なメリットがありますし、もうずっとこれでいいじゃんってなりますよね。

そしたら・・・

あれ、もう学校いらなくね?」となるはず。

学校という場所がなくてもよくなります。
広い講義室とか本当にいらなくなる。なぜならみんなが自宅で授業を受けるから。

もうみんなが集まる必要がないんですよ。

だから学生は自宅で授業を受けて、研究だけは大学にきてやるってスタイルになるかもしれません。(生物系の研究だとリモートワークってわけにはいかないので。)

むしろ実験中に大学の講義をオンラインで聴いている、という風景が近い将来研究室内で見れるかもですね。(バイオ研究者はどうしても研究室に来ないと実験できないのが辛いですね。。。)

いっそのこと大学は講義室を全部取り壊して研究所を立てたほうがいいと思うんですよね。そうすれば研究者の雇用も増えるし。

「いつまでオンライン授業が続くんだろう?」って思う方もいるでしょう。

でも、一度「オンライン授業って便利だな」って気づいてしまうと、もう過去には戻れないと思いますよ。

まとめると、
「大学は研究する場所。授業は学生いつでも好きな場所で受ける」っていう未来になる気がしてワクワクした。

という話でした。

最後までご覧いただき有難うございます。

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