【書評】やる気があふれて、止まらない。究極のモチベーションをあやつる36の習慣/早川勝著

mariko matsumoto.

気分の浮き沈みが仕事の能率に直結していると誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。
自分にやる気を出させる習慣を自身で把握している人もいれば、いつ来るか分からない”やる気”をひたすら待つしかないという人もいると思います。私は明らかに後者でした。

前回はこれでやる気が出たから…と過去に倣って動いてみたり、好きなもので自分を甘やかして”やる気”を出させようと試みることもありますが、大人になるほど”やる気”を出させるのが難しくなってきたような気がします。


「すべてはやる気が解決する」

本書はブラック企業の社訓にありそうなフレーズで始まります。
筆者の実体験や著名人の名言などを用いて複数パターンの「やる気」のメカニズムについて解説、それをコントロールするための手法が紹介されています。

筆者の主観による記述も多いですが、私は全体的に同意・納得することができたし、フランクな物言いや身近な例から「あるある」を多々感じることができ、違和感なく読み進めることが出来ました。


”やる気”を出すためによくやりがちな方法が実は解決になっていないかもしれない。

間違った解決方法の中で、私が「あるある」と感じた内容に少し触れます。

・まずは環境を変える
マンネリ化した環境を変えることでやる気を出させようという方法ははじめによくやりがちだが、環境を変えてもふたたび同じような環境問題に悩まされる可能性がある。
環境を変える前にまず今いる環境の根本原因を突き詰める必要がある。
・自分探しの放浪の旅に出る
旅に出かけたままずっとさまよっている人がいる。受け身の考えで自分探しに奔走したところで、本当の自分がみつかるわけもないし、自分に都合のいい居場所というのもなかなか見つからない。
今いるその場所で自分を作り出す努力を続ける方が、自身の成長につながる。

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▼私が特に重要視したやる気を引き出す鍵

・不満に対する気持ちをコントロールする
・安易に環境を変えず、今いる場所で自分を創り出す努力をする
・背水の陣に自分を追い込み、願望を明確に可視化する
・眠る前のポジティブな瞑想が「やる気満々な明日」をつくり出す
・行動しないと現状は改善されない。「やる気」は行動する人にだけ湧きあがってくる

「感情」は”やる気”をコントロールするための重要な鍵の一つ。
世の中の理不尽を「自分は不幸だ」「〇〇のせいだ」と思い悩むことは、”やる気”を下げる一方となります。
その思考状態では、いつまで待っても”やる気”はでてきません

本書ではただ「ポジティブ・シンキングになろう!」と押し付けるのではなく、不平不満を心の中で消化する方法や解釈を変えるための「道筋」を教えてくれます。

例えば、

〇不況に陥り収入が激減することがあるかもしれない。
→しかし、景気とは元々不安定なものでそれを当てにする方がおかしい。

〇異動先でパワハラに合うことがあるかもしれない。
→しかし、そもそもその手の類は多かれ少なかれどの組織にも生息している。

多少こじつけのような部分もあり練習が必要かもしれませんが、いつも小さなことでぐだぐだと悩み続けてしまう人には良いヒントになるのではないでしょうか。
ぜひネガティブ思考の人にも読んでほしいと思いました。


まとめ

”やる気”は目に見えないが確実に存在している。
そしてそれは自身である程度、意識的に引き出すことが可能だということが分かりました。
本書で学んだメカニズムを参考に今後は”やる気”と仲良くなり、人生を豊かにするための手助けをお願いしようと思います。


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mariko matsumoto.
webコンテンツの運用担当をしています。