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最近のアニメが深い

大人になってアニメを見る機会はめっきり減りましたが、
巣ごもり生活でNetflixやhuluなどの動画配信を利用する機会がぐんと増え、
大人向けのものが多数あることを知りました。

中でも、最近一番「深い!」と思ったのが「うらみちお兄さん」の「忖度と良心」の回。
このサブタイトルからして、ちょっと気になりますよね。

ストーリーの詳細は割愛しますが、うらみちお兄さんの言葉がかなり深いです。

『人はどうしても一度だけしか生きられないし、
間違いかどうかもわからないことも間違いかと思い込んでしまったりするけど、最終的に少しでも幸せだと思えるならきっと間違ってなんかいないんだよね。
みんなのお父さんやお母さんの間違いを履えすことができるのは
良い子のみんながこの先の人生をどう生きるかだから
誰かのために生きることはできなくても
誰かのせいにしない生き方を選べたら素敵だね。』

私がよく受ける相談でも、

親のせいで自分らしく生きられない。
親の期待に応えられない自分が辛い。
親が自分をわかってくれない、邪魔ばかりする。
親や兄弟・姉妹と自分を比べられて苦痛。
後を継げと言われるが継ぎたくない。

というような直接的に親との関係が問題になっている場合や、

自分に自信が持てない。
自分を受け入れられない。
自分で決められない、どうしたいのかわからない。

と自己分析できずに悩む方の傾向として、
学校から就職、結婚、子どもの有無まで「親の期待に応えなければ」という思い癖に、大人になってからも捉われている人が少なくありません。

その証拠に、
「全部家が悪い、親が悪い。親のせいで色々うまくいかなくなってしまった。あんな親がいなければ自分はもっと楽に生きていけた」
と親のせいにしてみたり、
「本当はどうしたいのか?」と自分に問うても「普通はそうだから、人としてそうあるべきだから、そうすることが正しいから」、というような曖昧な答えしか返ってこなかったり、と解決の糸口が見えてきません。

また、いろいろなことがうまく行かない考え方にはパターンがあり、
期待に応えるために「どうしたいかでなく、どうするべきか」で選択していくので、常に望まれた結果が出せるかどうかに追いかけられ、
「本当はどうしたいのか」と自分の気持ちを顧みる余裕がなくなってしまい、さらに「期待に応えらえれなかった場合はもうおしまいなんだ」と投げやりになったり、自分を苦しめることになります。

うらみちお兄さんの言葉どおり、人生は一度きりです。
自分に嘘をついたり、誰かを恨んで苦しい毎日を送るよりも、
人がどう言おうと自分が幸せと思える生き方をすることができればそれだけで十分素敵な人生だと思いませんか。

誰かや何かのせいにしない生き方をすることこそが、幸せの第一歩です。

※お借りした画像情報
TVアニメ『うらみちお兄さん』OP「ABC体操」より (c)久世岳・一迅社/「うらみちお兄さん」製作委員会

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