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Create Heart Viblation 〜感動の伝播〜

今日は、僕の中で大切にしている「心を震わす」について、過去から現在を振り返って書いてみようと思う。

大学生の時に書いたmixiの日記

大学四年生のとき、鬱になった。正直、毎日死にたいと思っていた時もある。そこから「人の繋がり」の中で復活し、生きていることに感謝しようと思った。復活してすぐmixiの日記に書いた言葉。

Create Heart Viblation

心が震える体験を作り出す、人の心を揺さぶり感動させられる人間になる!
そう思って書いた。もう10年以上も前のことで、振り返るのも恥ずかしいが、完全に厨二病であるw

大人になるということ

しかしながら、一年と少し前の35歳の時、なぜかこの言葉を思い出した。心が閉ざされ、何も感じなくなってきた頃。いや、正確には感じないように自分を騙していた頃。僕は仕事で悩んでいた。何人もの人に「もっと大人になったら?」と言われていた。

大人になるとはどういうことだろう?円熟した懐の広い、出来た器の大きい人間のことだろうか?それとも、夢ややりたいことを妥協し、社会の中でうまくバランスできるようになる事だろうか?とにかく、もっと大人にならなければならない…そう自分に言い聞かせていた頃。次第に僕は精神を病んでいった。

モノクロームの世界

鬱はつらい。楽しいことも悲しいことも、段々と感じられなくなり、美味しいものも、不味いものもわからなくなる。全てに心が動かなくなるのだ。

私の生きている世界はモノクロームのようだった

まるで小説かドラマの一節だけれども、当時の僕にはこの言葉が見事に当てはまった。

その後、何がきっかけだったか分からない。厚いどんよりとした雲に覆われていた自分の心に、少しずつ意思の力が戻ってきた。

モノクロームの世界をフルカラーの煌びやかな世界に変えたい…。そのためには、自分自身に嘘をつかないこと、心から楽しむこと。それが必要なんだと思った。そして、そこで生まれた自分の中の感情の振動を、周りにも伝播させていくこと。

Create heart Viblation だ

そう思い、すぐに転職活動を始めた。
だが正直言って、転職活動はそう簡単にはうまく行かなかった。最後は、「もう採ってもらえるならどこでもいいか…」とすら思っていたくらいである。

セレンディピティな出会い

半年以上にも及ぶ転職活動の末、今の会社にたどり着いた。当初描いていた理想や第一志望ではなかった。だが不思議なもので、入社してから気付いたことがある。それは、僕自身が大切にしたいと思っていた心と近しい企業理念を持つ親会社の中で、今は偶然にも働いているということだった。

【感動創造企業】

ブランドスローガンは

Revs your Heart (レブズ ユア ハート)
Rev — エンジンの回転を上げるように。心躍る瞬間、そして最高の経験を、出会うすべての人へ届けたい。

僕が厨二病のように思い描いていた Create Heart Vibration と同じではないか…。

大学生だったあの頃、生きていることに感謝し、それまでの自分が出会った人、家族、友人、先生…の影響で今の自分があることを実感した。そして今度は自分が、誰かの人生に影響を与えられる存在でありたいと思った。感動を作り出す、熱を伝える、心を震わし、よい影響を伝播させる。

厨二病みたいな大人で行こう

「大竹さんに出会えて良かったです!」
「大竹さんから沢山刺激もらえました!」

最近は少しずつ、そういう言葉もかけてもらえるようになった。とても嬉しい。嬉しさの半分は自己承認欲求が満たされたこともあると思う。けどあとの半分は、あの鬱から脱した大学生の時に決心した Create heart Viblation を実現できる人間に、自分が一歩一歩近づいていることを実感できたから嬉しいのだと思う。

そう思うと、厨二病みたいな大人でも全然いいな!と思う。無理に大人びたりせず、子供のように無邪気に楽しみ、笑える大人でずっといよう。

「もっと大人になったら?」

当時はネガティブに聞こえたその言葉も、今では違うように捉えられるようになった。色んな「大人」の定義があっていい。一年前の自分にそう伝えてあげたい。

2020年2月18日 ビッグバンブーこと大竹啓介


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