ひとり旅・自分と繋がる新しい自分へ・14話

ところで、ビーガンライフのアンナさんは「ビーガン・シェフ」であり、半自給自足生活、なんでも自分で作ってしまう魅力的な魔法使い。昨日うっかり自宅に歯磨き粉を忘れ、お借りしました。もちろん「自家製・歯磨き粉」。ミントの香りがとても心地よく、お料理以外の生活アイテムを「自分で作る」ということに全く気づきませんでした。シンプルな生活では多くの豊かさや幸せが今ここにある事に気づきやすくなります。多くの気づきと気づいた事の答え合わせができる相手に出会えた事をとても嬉しく思います。

今日はアンナさんのご案内で近くの町、パホアタウンに出かけます。噴火が終息して以来久しぶりのパホアタウンです。パホアタウンは女神・ペレの破壊と創造が行なわれている地域にある町。
写真は2018年の噴火の最盛期。2021年現在は終息しています。

1900年始まりの頃はサトウキビ産業が盛んな時代にはヒロまで鉄道が敷かれていた町。その当時は日系移民も多く暮らしていました。

2014年にプウオオ火口から流れ出した溶岩流で町の一部の民家、日系人墓地、ゴミ集積場の一部が埋まりました。スーパーマーケットなどがある商業施設の近くまで溶岩が流れていきました。

最近では、2018年この地域の地下にあるイーストリフトゾーンに溶岩が流れ込み、郊外のレイラニエステートから溶岩が吹き出す大噴火となり、噴火から近いパホアの町の空は毎晩オレンジ色に包まれて、ゆらゆらと光る煙に映し出されるミステリアスな町の風景を見るために多くの人たちが訪れていました。あれから、約2年が過ぎ、町は何事も無かったように戻っています。

噴火騒動の終息後、町におしゃれなベーカリーができたとの情報。『ナチュラリスト』の多いこの地域の特性にあったベーカリー。ビーガン、グルテンフリー、ノン・デイリー（乳製品フリー）の製品が当たり前のように並んでいます。そういう意味ではこの地域は最先端なのかもしれません。ハワイ州の中でも特にハワイ島は島の特性から『ナチュラリスト』が多いように思います。

パホアの町にお馴染みの「アイランド・ナチュラル」のお店で『ナチュラリスト』さんをお見かけいたします。アンナさんも半時給自足に足りない材料はここで手に入れます。ヒロに本店があり、コナにも支店があります。

ここからはあくまでも、マイオピニオン(わたくし流考え)です。
自然と共存するということは限りなく物に頼らず無ければ工夫して自分で作る。無くても困らないものは求めず、シンプル、素直、純粋で最も判りやすい。その根底には比較のない世界、力強い個人の自由から成り立つ自分軸。そんな風に見えました。

もしも、これから先、テレパシーが通じるようになった時、最もピュアな心でなければ、困ることが多くなります。送った相手も受け取る側もそのままの心の内が読めるわけですから。

隠し事、嘘、騙す事、裏表がある、魂胆がある、見栄、うわべを繕う、これらの要素はテレパシーの使用を妨げ、さらに遠ざけるように思います。
純粋、素直、そのまま、隠し事がない、裏表がない、愛情いっぱい、すべての心の内を見せたままを相手にハイっと差し出せる、そういう状況になってはじめてテレパシーを使える次元に上がれるのではないかと感じるのです。生まれたての心には嘘がありません。人は必ずどこかに生まれたての心を持ち、希望すればいつでもその心に戻れると信じています。生まれて間もない頃、物心がつく前の赤ちゃんは実はテレパシーを送っているに違いないと感じる今日この頃です。

古い仕様のボディーの私（昭和生まれ）は一つ、また一つ、徳を積む。その徳が増えるごとに心がどんどん透明になってカラダも軽くなっていく。そういう仕組みだと信じていたところがあります。一人では成し遂げられないことをグループで協力して成し遂げた時、同じ波動が連動して人の数以上に大きな感動がやってくる事はいくつもの体感を経て知っています。

一部の人々がその法則を操り、そのコントロールの元、学校教育、終身雇用(まるで囚人)、人々に平均化と同じ行動を強いてきた時代は終盤を迎え、どう生きるかは人それぞれ自由になってきました。その自由には正解も不正解も比較も点数もありません。とにかく個々が自由で、お互いを認め愛(あい)、個々の自由の上に合意と協力が成り立ちます。手を繋ぐ横の繋がりの世界です。

古くなった「コントロール」の仕組みから個々が自由になった時、私たち一人一人が進化するための『心のあり方』が見えてきます。その心のあり方が求める地球へと導いてくれるキーとなり、自分の世界もどんどん変わっていくでしょう。

今日の終わりはアンナさんとチャックさんと一緒にカラパナへサンセットを見に行きました。カラパナのサンセットはキラウエア山に静かに沈んで行きました。