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1回目のホテル

ホテルでは、2人とも緊張していた。 私には彼が緊張しているように見えなかったけれど、自分で「俺も緊張してる」と言っていた。 平日午後のテレビからは、政治関連のワイドショー番組が流れたまま。  キスをするまでに、けっこうな時間を要した。 彼は意外と受け身なタイプなんだな。 それでも、自分からキスしてくれた。 その後、一緒にシャワー、ベッドへ。 バスルームやベッドで、どのように触ってもらったかについては、秘密にしておきたい。 ベッドに行くと、私がどうしたいかを聞いて

    • 恋愛する気がない彼のこと

      前回書いたように、私の不倫相手になった彼は‘恋愛をする気はない’という考えを持っている。 恋愛どころか、人間そのものもあまり好きではなくて、人間以外の生物になりたいと思うそうだ。ここには書かないが、彼が話してくれた生い立ちや家庭環境はそういう考えになるのがわかるな、と思わされるものだった。 それでも、私が彼の考えを変えさせるぐらいに魅力的だったらいいのに、と一瞬は思った。私でなくても誰かと恋愛をして幸せな気持ちになってほしいとも思った。 でも、人を変えようとすることなど

      • ホテルに行くまで

        LINE交換をしてから、今は不倫相手になった彼とのLINEが始まった。 初めのうちは、彼からの「今日の仕事はどうでした?」といったLINEに返信するだけ。まったく距離は縮まらなかった。 LINEを聞かれたことで、私は内心舞い上がっていて、彼のことが気になっていたけれど、相手からは何もないので、片想いのような状況だった。 ある日、特に用もないのに私からLINEをした。仕事以外のことでもLINEして仲良くなりたい、という気持ちがあった。 彼からの返信は「仕事で何かありまし

        • 不倫のきっかけ

          私の不倫のきっかけは、元をたどれば相手からLINEを聞かれたことだ。 7月のある日。 パートの仕事を終えた私は、同じ職場の男の人とたまたま二人で歩いた。はじめは三人いて、一人がトイレに寄って二人になったのだった。 その人について知っているのは名字だけ。年齢もも結婚しているかも知らない。彼も私が結婚しているか知らなかったと思う。といっても、私の見た目は主婦そのものなのだけれど。 仕事中に連絡事項を話したことがあるが、長めの会話をしたのもその時が初めてだった。 話の内容は

        1回目のホテル

          私の不倫について

          まじめな主婦。 40代半ば、結婚して19年。 家族は夫と娘と息子。 まじめというのは過去の話になった。 今の私は不倫をしている。 始まったばかりだ。 初めてホテルに行ったのは今月の初旬。 2回目は今週末の予定。 不倫の経験がある親友は、話をすれば喜んで聞いてくれるだろう。 でも、誰にも言わないつもりだ。 どうしても秘密を守りたいから、少しでもリスクのあることはしない。   といっても、このことは私には一大事で、相手の人とのことは、スマホにメモする習慣になった。 7月に突

          私の不倫について