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リモートでのデザイン共創活動に最適のMURALについて

緊急事態宣言やコロナ感染拡大による外出自粛ムードのなか、リモートワークをしている人がたくさんいると思います。リモートワークで苦戦する1つのテーマが「共創」活動ではないでしょうか。

・複数人数で同時にディスカッションをしながらプロジェクトを進める
・お互いのクリエイティビティを活用しながらアイデアを練っていく
・課題を明確に定義できず、曖昧で不確実な課題にチャレンジする

これら「同時性」「創造性」「曖昧性」をもつプロジェクトをチームで進めることは簡単なことではありません。

例えば、デザインリサーチ。
ユーザーの深層心理を探るインタビュー結果を、異なるバックグラウンドを持つ人達が、様々な視点で分析、議論をしながら、新しい事業機会を探る活動を行うリサーチです。
この活動をリモートで成功さためには、ZOOMなどのオンライン会議システムや、SLACKなどのコミュニケーション支援ツールだけでは、同時に双方向ディスカッションを行うのが大変です。

デザインに限らずとも「オンラインでワークショップを運営したいけど、どうやってファシリテーションしようか?」、「会議中にアイデアを出し合い、収束させたいけど、電話会議ではまとまらないなあ」など様々な場面で同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。

私もお風呂に入りながら、「明日のデザインワークショップどうやって運営しようか」などと考えていたとき、オンラインのホワイトボードのようなものがあるといいのではないかと思いました。

調べてみると、MURALというクラウド型のホワイトボード、ユーザー同士で見ながら共同編集できるサービスがありました。

実際に使用してみると慣れは必要なものの、非常に便利で生産的にチームワークをこなすことができるツールだと気付きました。

例えば、デザインリサーチのプロセスを分解して、①インタビュー気付き、②テーマの発見、③洞察の抽出、④機会発見(How Might We~)として、エリア毎にプロセスを分けます。図の左上、左下、右上、右下のように分けます。

各プロセスの進め方の概要を右側のアウトラインに記入し、インタビュー毎やテーマ毎に色分けをして、分かりやすく全体をレイアウトしておきます。アイデア出しの際には、上にあるストップウォッチ機能を使いながら同時にテレビ会議を繋ぎ声を掛け合いながら、このボードでポストイットを記入していきます。

クリエイティブ系の人達は、議論のインスピレーションとなる写真や手書きのメモなども同じボードに貼り付けることができ、インタビューの議事録は共有フォルダに保存し、そのファイルへのリンクをMURALのポストイット上に挿入することもできます。

こちらはサービスブループリントのテンプレートを作りました。MURALには元々たくさんのテンプレートが用意されていますが、プロジェクト毎に本当に使い勝手の良いフォーマットは異なると思いますので、自分の好きなテンプレートを作ることができます。

MURALを使いながら気がついた意外な利点としては、ただ会議やワークショップのためだけに使用するのではなくて、プロジェクト全体を管理することができるツールでもあることです。会議のためだけにMURALを用意することは骨が折れますが、プロジェクトを通じて使用する共通のホワイトボードだと思えば労力に見合った対価が得られると思います。

Photo by You X Ventures on Unsplash

写真のようなイメージで、プロジェクト期間中絶えず、壁にポストイットが貼ってあるような使い方がオンライン上で可能になります。

例えば、サービスブループリントなど、プロジェクトの進行と共にアップデートされるものについてはさらに有効で、画面上でも全く同じテンプレートを上下に2つ用意しています。これは最初に立てた仮説をまず上のブループリントに記入し、左下で仮検証の位置付けでユーザーインタビューを行い、洗い出した課題や機会を上のブループリントに記入します。そして、その結果を踏まえて、下のブループリントにアップデート版を作成。ここからプロトタイプを作成して実際の顧客で検証し、課題と機会を再びまとめていく。

こんな風にプロジェクト全体の流れを1つのシートで管理してくことができる優れたWebサービスだと感じます。

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リモートで仕事がやりにくい共創活動、ワークショップ、サービスデザインなどをより快適に、楽しく、生産的に進められる参考になれば嬉しく思います。

Photo at Budapest, Hungry by MK

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【北欧デザインスクール流のビジネスデザイン】&【世界一幸せなフィンランドのライフスタイル】連載|海外駐在の丁稚奉公で豊かな暮らし方・働き方の重要性に気付き、フィンランドに留学|ビジネスデザイナーとして社会事業を開発中|アアルト大学IDBM|

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