引き裂かれる惑星に

一般文芸の恋愛プロット。出口は、小説として世に出すこと。

テーマは葛藤。不倫と、相手が女性であるという二重の葛藤。心の揺れ動きを描きたい。

人物
夏子。38歳。出版社の編集者。既婚で娘あり。論理的で理知的。アーティストに強い憧れ。

スグル。女性ジュエリーデザイナー。33歳。自分の気持ちに正直。好き嫌いがはっきりしていてタブーが少ない。

プロローグ
小6の夏休みに女の子としたキスの体験。夏子の甘い思い出。

最悪の出会い
夏子は、雑誌の取材でスタッフとスグルのアトリエへ。だが、連絡の行き違いにスグルが機嫌を悪くして掲載をやめたいと言う。説得しようとする夏子に「あなたが書くなら」とスグル。

接近
スグルは夏子の記事を読んで興味を持つ。共通点の多い2人はチャットで仲を深める。スグルがデザインに悩んでいるとき、夏子の言葉から土星モチーフの作品を思いつく。

恋に気づく
スグルと夏子と娘の3人でお出かけ。夏子は初めて、スグルに対する恋に似た感情に気づく。偶然触れた手を握り返され、相手も同じ気持ちだと知る。その後2人きりで会い、「好き」だと言葉と行動で認識し合うが、夏子には罪悪感がつきまとう。

距離を置く
スグルの彼氏が突然会社を訪れ、スグルと最近会えないのは夏子が原因だと言う。将来のないスグルとの関係。スグルにも、恋人にも申し訳がない。スグルは無邪気に会いたがるが、夏子は避けるようになる。

再び接近
スグルから「有名ブランドのデザイナーに決まりそう」と連絡。お祝いという名目で食事に行った後、アトリエで飲み直す。2人は初めてのキスをする。

家族との板挟み
娘が「レズとかホモって気持ち悪い~」と覚えたての言葉を言う。夏子は激怒しきつく叱る。夫が「やりすぎだ」と夏子を責め、これまで言っていなかった文句まで重ねて言ってしまう。

愛を深める
自分の気持ちに正直になることを決め、夏子は夫に「仕事」と嘘をついてスグルに会うように。体の関係も。

別れ
スグルと泊まっている夜に夏子の娘が大怪我。朝初めて着信に気がついた夏子は、再び深い罪悪感に苛まれる。病院でスグルとの別れを決意する。

エピローグ
数年後、スグルのブランドは成長し、土星モチーフも話題に。夏子は有名編集者としてエッセイ集を上梓し、スグルとの恋を幼い頃の思い出(プロローグに関連)になぞらえて書いていた。仕事以外で会うことはないが、2人だけはお互いの思いをわかっていた。

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