手放したもの、手放せないもの

私が入っているコミュニティ #コルクラボ では、月曜日にお題が出る。お題とは、自分の形をはっきりさせたり、見えなかった自分を取り戻すための「問い」。

今日の問いは以下の通り。私が最近よく考え、「この人なら教えてくれるかも」という人生の先輩に聞いている「相談テーマ」でもある。

Q.『あなたが手放したことは？（改めた考え、諦めた夢、捨てた人間関係など）』

私がコルクラボ内の掲示板に書いた回答はこちら。

コルクラボに入ってからやりたいことが多くて、欲張りすぎて、回らなくなっていて。でもどれも手放すことができなくて、どうしたものかなと。

いろんな人に聞いているけど、「手放さなくていいんじゃない？」「手放しても必要なことは戻ってくる」「そのうち手放すときがくる」「勝手にこぼれていく」など、いろいろ。

「今のままでも持てそうなんだけど、片手をあけるために置いておこうかな」みたいな選択肢はなかなかに難しい。

話は変わって過去に手放したのは、エンジニアをやめてライターになったとき。さらにライターになってからはITライターみたいな感じだったんだけど、ITをやめた。

どちらも、それをやっている自分が苦しんでいるのでやめた。やめたらスッキリした。やめることを想像したときに、解放感に包まれるような気がするから、心に聞けばわかる。めっちゃ束縛してくる彼氏と別れるのにも似てる（笑）。

だけど、好きなものばかり抱えて抱えきれなくなったとき、何を手放すかはすごく難しい。

手放せないことは……と書き始めて、でも実はいつの間にかぽろぽろとこぼれ落ちているなと思った。毎日のようにしていたことをしなくなり、頭を占めていたものが追いやられている。

でも何かあるごとに「やろうかな」と思うのは小説めいたものを書くこと。その時間を作るために、何か手放した方がいいんだよね。ううむ。

（おわり）

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