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子どもは「おさるのジョージ」である

理想の学びの姿は「おさるのジョージ」に描かれていると思う。

おさるのジョージは興味の赴くままにいろんなことをして、ときにお部屋をはちゃめちゃにして、町の人に迷惑をかけまくって、でもなんかすごいことをやってのけたり、いろいろなことを学んでいく。(↓Amazon Primeでも観られます)

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00GJYY2QY/ref=atv_dp_share_r_tw_184d881e339d4

上記Amazon Primeで観られるSeason 1の「1.たこたこ、あがれ」で、ジョージは風の面白さを知る。おうちにあるいろいろなものを風に飛ばし(例によって部屋を散らかして)、さらに友だちに黙って彼の凧を上げてみる。お話の中ではジョージが風に飛ばされて空高く冒険するので実際にはそんなことはできないけど、部屋にある大事なものから大事じゃないものまで、風に飛ばしてみるのは子どもならやっぱりやりたいのではないかと思う。

「名探偵ジョージ」は、大人が信じ込んでいること(「ひっかき傷は猫が犯人!」)を「本当なの?」と疑うことから始まる。観察することが大事と教わったジョージは、とにかく観察する。そこいらにあるものを使って、傷の長さや深さを測り、現場を何度も訪れて検証して、ついに本当の犯人を見つける。その間にいろいろな人が迷惑をこうむる(お客さんの食べ物がジョージに奪われる)から、やっぱり現実ではこんなに許容できないけれど、知識がなくても、自分の考えと試行錯誤で本当の事にたどりつけるのだ。

好奇心の赴くまま、身の回りのものでやってみる。考えてみる。観察してみる。後先考えないから迷惑を掛けたり壊したりぐちゃぐちゃにするけど(その時の楽しそうな表情と言ったらない)、好奇心とはそういうものなのだろう。よいか悪いかじゃなく、そういうものだ。

学びもそういうものなんだと思う。物語なのでスムーズにいきすぎるきらいはもちろんあるけど、ぐちゃぐちゃにした中に失敗があって、発見がある。ジョージは何も強制されない。自分で好き勝手にやっているだけだ。

そんな環境があったら理想的なんだと思う。片付けを担う保護者にはなかなかできることじゃない。黄色い帽子のおじさんは、神か仏か菩薩さまか。いずれにしても理想の教育者なんだと思う(ああはなれないけど)。

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