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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2021年7月の記事一覧

自分がずっと言えないでいる言葉を漫画のキャラクターがすんなり言ってくれた。それはありがたいとともに、恥ずかしい。加えて、自分だけではないのだというつながりや安心感を覚える。こんなにわかりにくい感情を、一般的ではないと思われる気持ちを、作者の人はちゃんとわかっていて表してくれたのだ

大人になると諦めるのが上手になる。ある程度は自分の感情を抑えたり、なかったことにしたり、別のものに向かわせたりできる。そんなことをする理由は、諦めないと自分が傷つくことが予想できたり、すでに傷ついたりしているから。でも、痛くても諦めたくないし、心をコントロールしたくないときがある

自分が間違っていると本気で認めて考えを変えるのは、簡単なようで難しい。ずっと慣れ親しんできた考え方は、コンプレックスによる偏りや周囲からの影響など、複雑かつ多方面に渡って入り組んでいる。そこまでくると言葉でわかるだけではわかったとはいえず、経験によって体に染み込ませていくしかない

子どもと話すときには相手をよく観察する。彼らは嫌なことに少しの時間も付き合いたくないからだ。何か言葉を発しようとしているなら、それを丁寧に汲み取る。質問し過ぎてもわからずやと思われるからよくない。説明が面倒で話すのを止めてしまうこともある。子どもに話してもらうのは実はとても難しい

私たちは大切なことを言葉で伝えられると思いがちだが、実はそんなに簡単ではない。言葉にしない方が伝わることもあるし、言い方によってはむしろ反発することも。言葉にすることで、自分で気づく力を奪っていると言えるかもしれない。相手の受け取れる状態を見極めて、差し出した手に乗せられるといい

目標は立てたくないと思っていたが、ようやく欲しいと思えてきた。美味しいものばかり食べていると不健康になるように、自分が行きたい方向、やりたいこと、やりたくないことを定めていないと、何か良くないスポットにはまる気がしてきた。どっちがいいとかじゃなく、そう思ったらやればいいだけのこと

運動のための運動をやるより、楽しいことに運動がついてくるといい。ジムや筋トレやジョギングよりは、球技やダンスを選びたい。同じように、つながりのためのつながりより、あの人の力になりたい、あの人と一緒に何かを作りたい、と活動する方がいいのかも。まずは誰といつ何がしたいかを考えていこう

文章という答えのないものを扱っている以上、いつまで経っても調子に乗るなんてことは到底できないし、その心配もないように思う。いつだって自分を打ちのめしてくるものには事欠かないのだから、そのたびに謙虚な姿勢でていねいに扱うしかないのだろう。それを寂しく思うとともに、ありがたいとも思う