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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2021年5月の記事一覧

大学でプログラミングを学んだときのこと。コンピューターの内部でぐるぐると計算する術を習った後、その結果を画面にアウトプットする方法を知った。それは、複雑に計算する見えない内部と、誰でも見られる外部を接続する風穴のように思えた。私にとってアウトプットは、自分の内部と世界をつなぐもの

今やらなくてもいいことを今やるのは本当に難しい。後回しにしても、いずれは今やる決断をしなくてはならない。今やるためにはそれ相応の理由が必要だから、今やらなくていいことは永遠にあとでに成り下がる。そこで私は「思い出したらやる」を採用している。思い出したことこそが、今やる必然性になる

訳あって高校数学を復習している。すっかり忘れてしまった公式が出てくるが「裏側まで理解して覚えよう」としている自分に気が付いた。女子高生だった自分もそうしていたのだろう。だから昔は記憶ができていたのだ。理解できないことは覚えられない。逆に言えば、暗記したければ理解すればいいのだろう

ものを減らすと好きなものがわかってくる。というより、減らす過程で好きなものを明らかにしなくてはならないのだ。毎日違った飲み物を飲むのではなく、毎日同じでも飽きないものを厳選する。「スペースが少ない中でもこれを置く」と決めるのは、好きなだけでなく、他のものを排除するという覚悟がある

アウトプットやものづくりのよいところは「選択の連続」であること。設計図がしっかりしているものより、ありもので作るブリコラージュのほうが好きなのは、そのほうが「自分の選択」が増えるからだろう。「選択の連続」により自分が形作られていく。それ以外に自分をわかる方法なんてないと思っている

後悔したくないから誰かに決めて欲しいと思っていた。ただ、自分を責めない分、他者のせいにして自分で責任を負わなくなる。つまり改善が望めないのに不満だけが溜まる。自分で決めると後悔するかもしれないが、誰のせいにもしないので楽だ。そしてやってみるとわかるが、そんなに後悔なんてしないのだ

私に発注してくださる方は、私が頑張って書いた自己紹介文に惹かれるのではなく、私が自分でも言語化できてない「何か」を私の中に見出してくれている。そう思って周りを見ると、あの人もあの人もそうだとわかった。自分で自分を売り込むより、できるだけ私の中を見てもらうようにしたほうがいいのかも

何かについて語るとき、自分がそれを持っていると思うのか、持っていないと思うのかで内容がずいぶん変わってくる。例えば、才能とか美貌とかお金とか運とか。持っていると思えば必要性やありがたみを語れるし、持っていないと思えば不必要性や代替案を語れる。両方の視点で考えると面白いかもしれない