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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2020年9月の記事一覧

遠くの誰かを助けたいって思う人と、近くのあの人を助けたいって思う人がいる。遠くを目指す方がたくさんの人を助けられるのかもしれないけど、私はどちらかと言うと、近くて縁のある大切な人を助けたい。無理はせずできる範囲で、話を聞くところから。新しい情報を伝えるだけで世界が開けることもある

一般の人に分かるように書かれたビジネス書はかなり抽象的になる。自分で突っ込んでやってみたことも、多くの人に伝えようとするとすごく抽象的になる。抽象的なことは、なんだかどこかで聞いたようなことばかりになる。聞いたことのない重要な事実は、行動でわかる部分にしか残っていないんじゃないか

自分の死を間近に感じたことのある人は強い。私は、子どもが自殺してしまうかもしれないとほんのり感じたことがある。だから、究極的に生きていればすべて正解だし、明日死ぬかもしれないなら今日は笑っていたいと思う。今楽しくて将来のためにもなるーー時間がかかっても、そんなことを探していきたい

「頑張れば報われる」という命題について考える。いま報われていることにはラッキーもあるが、頑張った経験の範囲でしかその運を生かせないと感じる。ギブと同じで、報われることを期待してもうまくいかないが、報われ方やタイミングを問わなければ報われると言えそう。自分の経験でしかわからないけど

情報ソースを人と違うものにする。それだけで、自分の強みや個性が生まれる。人と同じものを見聞きしていたら安心するけど個は磨かれない。人と違うものを見聞きしていると孤独が増すが、このSNS時代では、同じ情報ソースを持つ人たちと結局つながることになる。まったくの孤独になることはないのだ

悲しい事実に感情を揺さぶられると、何とかしたいと思ってしまう。自分が直接助けることができないから、社会を批判したくなってしまう。あるいは、どうせ助けることができないならと、情報を見ないようにする。悲しい気持ちに押しつぶされずに事実を受け止めるのは、とても胆力が問われることだと思う

初めて会社を辞めるときは「後悔するかも」とすごく不安だった。その後、よかったことも悪かったこともあるけど、ちゃんと考えて決断したことならどう転んでも後悔しないってわかった。同じ場所にいることが、後から見て魅力的に見えることは私の場合ほぼない。それがわかれば手放すことが怖くなくなる

「この話を持ちかけたらこう返されてイヤだった」ということはよく覚えていて、その人にはもう似た話題を話せなくなってしまう。前提から伝えておけばよかったのかもしれないが、人によって柔軟になりきれない話題もあるのだ。それを踏まえて話すようにしているものの、誰にも話せないことが増えていく

若い頃に夢中になったことや時間をかけていたこと。仕事中心にものごとを考えるようになって、それらを意味がないかのように捉えていた。でもそれは確実に私の幸福度や生きやすさを底上げしており、ひとつの尺度でしか見ていなかった自分の浅はかさを知る。あらゆる経験は、生きることに活かされている

「やりたいことに絞ってまっしぐら」がカッコいいのはもちろんだけど、縁やチャンスは一気に来るわけではない。チカラ技で集めると雑なものも混ざるので「見つけたときには逃さない」くらいのスタンスが私には向いている。お気に入りを入れるための箱をいくつか持っておき、少しずつピースを埋めていく