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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2020年4月の記事一覧

本を一気に最後まで読むより、途中で何度も止めて日常生活を送るほうがいい。ビジネス書や実用書はたいてい前半にいいことが書いてあるので、それを覚えているうちに実生活で役立てたほうがいいのだ。最後まで読むとまとまってしまい、興奮がなくなって実行に移せない。さらに前半部分はもう忘れている

文章で物事を伝えるのはいろいろとコツがある。ひとつは情報伝達と質問を混ぜないこと。質問をする際には箇条書きにするなど「後で答えるときに見やすい」形にするといい。さらには、数字を付けた箇条書きにすると相手が答えやすく、後から話題を追いやすい。できる人は知らず知らずのうちにやっている

ひとりでものを作るのは「木と森を両方見る」行為に他ならない。完成形である森を見つつも、作るときには枝葉のディテールまで近づかなくてないけない。さらに細胞レベルまで近づけば完成度は上がるかもしれないが、それでは一生かけても完成しない。仕事なら、もっとも確かな距離を見極める必要がある

集中力が切れるのは私が悪いわけではない。やり方が悪いのだ。私の場合は思考のレイヤを切り替えるときに集中力が切れる。たとえば書くべきことを文章にした後、次に書くことを選ぶとき。文章そのものと構成は、抽象度のレイヤが違うのだ。同じレイヤでずっと作業できるように整えておくと没頭しやすい

「原稿を書く」というと同じ行為でも、没頭できる度合いはさまざま。没頭できる原稿なら、苦も無く集中ができる。あるクオリティに達するまでの時間が早く、苦しみが少なくて気分もいい。自分が馬と騎手の両方を担っているとすると、颯爽と乗りこなしているか、だましだまし鞭を打っているかの違いかも

新しいことを始めるときには、いろいろな要素がつながっていることが多い。ずっと気にしていたこと、知り合いが続けていること、興味があったこと、実は昔やって好きだったことなど。どこがどうつながるかは自分にしかわからない。アドバイスをもらったとしても、それぞれを接続していくのは自分なのだ

うまいたとえ話はいつも衝撃的で象徴的で、心に残り続ける。「ガラスは硬いからプラスチックより割れやすい」と知ったときの衝撃。人の心に同じ法則が当てはまると気づいたときのカタルシス。硬いだけではむしろもろく、ときに柔らかいことが強みになる。うまいたとえを忘れず、人生に生かしていきたい

こういう時こそ家族のありがたみがわかる。愛する人、好きな人と一緒に暮らすべきだ。子どもと一緒に暮らすのは大変なこともあるけれど、間違いなく生活に安らぎと彩りと癒しをくれる。くだらないことで笑い合い、ケンカするときや寝るときは触れ合う。家庭にある人間らしさを改めて大事にしていきたい

今日の学びは「教えるより気づいてもらった方がいい」ってこと。頭ではわかっているつもりでも、経験のあることは教えたくなってしまう。「ああそれ知ってる」と思わずに、自分だって何も知らないという前提で、ゆっくり相手の話を聞く。自分を振り返っても、血肉になっているのは自分で見つけたことだ

何歳であっても、だれに対しても謙虚である人は美しい。これからも大いに変化し、発展していくということにほかならないから。すべての人から学べるという姿勢で、自分の小ささを見せられる人。多くの人が自分より下だと思うと、もう伸びしろはない。自分より優れた人ばかりだと思うと、伸びるしかない

未来は不安だけど、よいことに目を向けたい。日常だったことが、ただ運がよかったのだと気づく。こんな状況でもお仕事をいただけること。次男が笑って歌を歌っていること。長男が悩みを話してくれること。日々食べるものがあること。たくさんの人とつながっていること。いま持っているものに感謝したい

自分の軸や芯みたいなものは「弱さ」の近くに見つかるのではないか。興味関心は移りゆくのに、自分が傷ついたり頭にきたりするポイントは動かせない。ネガティブ感情が掘り起こされ、どうしても黙っていられない。それを私は、自分の弱さだと解釈する。でもそれが、自分の生きる道を決めるよりどころだ

話すのが好きなのと、おそらく割り込むタイミングが早いので「話し過ぎてしまって恥ずかしい」という後悔が多い。後悔はしないほうだけどこればかりは後悔し、反省する。複数人いるときは話し足りないくらいがちょうどよく、恥ずかしくもないし満足度も高い。話したかった欲求は、文章に行く先を変える