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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2020年2月の記事一覧

「傷ついた人には優しくするべき」という思い込みがある。だから、自分が傷ついたときに優しくしてくれない人を間違っていると捉えてしまう。でもそれは思い込みでしかない。傷ついたときに人に頼ってさらに傷つく構図はここにあった。自分の考えの枠を認識すれば、それを外すことはできそうな気がする

アドバイスが種だとしたら、寄り添うことは土を耕すことだ。土を耕して種を植えれば上手く育つ可能性が高いけど、ずっと耕してばかりでは何も生まれない。耕してから種を植えて上手くいかないこともあるし、土を耕さずに放り投げた種が急に芽を出す日もある。ただ、王道なのは耕してから種を植えること

発信をし始めると何がいいのか。ひとことで言えば変化。いろいろなことが劇的に変わる。たくさんのことが有機的につながり、育ち、自分に返ってくる。自分を変えたいなら行動や環境、人間関係を変えるしかないと言われるが、発信によってそのすべてが変わりうる。結果として、自然に自分が変わっていく

いろんな花が咲く季節になってきた。その姿を写真に収めるときには、背景の色や奥行きなど、花の美しさ以外のものに見栄えが大きく左右される。肉眼で見るなら花そのものの美しさだけで十分なのに、一方向から美しく切り取るにはいろんな要素が必要になる。それらの要素が揃うのは、きっと運でしかない

対話していて楽しいのは、お互いが影響しあって新しい視点で物事を考え、化学反応みたいなことが起こるとき。化学反応って自分をも変化させることだから、自分を変える気がない人には難しいし、相手より多少でも自分が優位だと思っていたらできない。だから、子どもとも化学反応が起こせる人が好きです

子どもは楽しいことしかしたくない。大人が決めたやるべきことを放置して、自分が笑ってしまうことや、人を笑わせること、自分も相手も楽しくなることを考え続ける。子どもは放っておくとそればかり考えて、そこから学びを得ている。笑いに隠された大事なものはなんだろう? 子どもはそれを知っている

心から笑っている瞬間に幸せを感じない人はいない。誰しも幸せになりたいのだとしたら、笑う時間を増やせばいい。でも、目的があるときは、笑いが邪魔にされることがある。なぜなら笑いは進行を止めてしまうから。笑いがものごとを前に進ませず歩みを止めるのは、ひとときを味わうためなのかもしれない

多くの人は、今日と同じ自分に明日も会えると思っている。でも実はそうではなくて、今日考えたこと、沸き起こった感情、心の具合は今日のもの、もっと言うと今のものでしかない。残しておかないと忘れてしまうけど、書いておけば未来からもありありと思いだせる。私が考えを書いておくのはそういう理由

許可を取ってからやるんじゃなくてやっちゃってから許可を取れ、とはよく言われる。新たなことにチャレンジするときの話だけど、そうでない場合も有効。「あなたのことを記事にしてもいい?」と先に許可を取るより、書いてからそれを見せた方がベストなタイミングで書ける。ただし公開は許可を得てから

人との縁は不思議。それは進化の過程でたまたま生き残ったものが最初から意図したように見えるのと同じで、意思ではコントロールできないはずのものがほんの細い糸で繋がっていく。あの日に会ってなかったら。あの話を思い出さなかったら。あの時間じゃなかったら。縁があったという事実に今日も感謝を

自分では当たり前に思っていることが、誰かからの質問によって輝きを与えられる。ひとりに聞かれるということは、きっと他にも知りたい人がいるはずだとわかるから。その情報を発信していけば、たくさんの人の役に立てる。自分で気づかない疑問や質問は、埋まっている宝を掘り出すシャベルのようなもの

長いこと素人ポッドキャスト(コルクラボの温度)を運営しているので「盛り上がりそうなテーマ」が結構な精度で予想できるようになってきた。キーワードだけだと話の方向性が予想しづらいけれど、「問い」の形にすると方向性が決まるし発散しても戻ってきやすい。「問い」は人間の思考に道筋を作るもの

答えを先に聞いてしまうと、納得感があってもその道筋を考えないままになってしまう。自分で経験して体感したものは、人づてに聞いたことよりずっと価値がある。ただし、その価値が真価を発揮するタイミングはなかなか予想ができない。誰かに対して訳知り顔で語るだけなら、その道筋はあまり問われない