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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2019年10月の記事一覧

「失恋したら悲しい」「卒業するときは寂しい」「試合に勝ったらうれしい」など、私たちは「こういう感情を持つはず」という型になぞらえて感情を重ねているだけなのではないか。なぜなら小説にも映画にも描かれていないシチュエーションに出くわしたとき、感情をどうとらえていいか全然わからないから

バレーボールで一番しらけるのはお互いが譲り合ってボールが間に落ちてしまう「お見合い」。それならお互いが少しだけ守備範囲を大きく捉えて、声を出し合いその場で決めたり、時にはぶつかったりした方がよほど次につながる。人間関係も同じで、お互いが少しずつ、お互いを思い過ぎているくらいがいい

ものごとが継続できないのは自分が悪いんじゃなくて設計が自分に合っていないだけ。成果をすぐに出したい気持ちはわかるけど、それと継続を両立するのは難しい。成果がなくても続けられるように楽しく簡単にする。続かなければすぐに微調整したり別のものに変えたりする。大事なのは自分を責めないこと

私が過去に教わって実践したことを別の人に伝えてゆく。私が硬い殻を破ったと実感できたように、その人もこれまでよりずっと強く美しく羽ばたいていくのだろう。誰かに聞いたことではなく、私の体験から伝えられること。それが大切な人の足がかりになる。自分でできたことだけが実感を持って伝えられる

誰かのために自分を犠牲にしないようにしている。誰かを助けるときには、自分が不幸にならないという前提。たいていは誰かを幸せにすれば自分も幸せになる。未来と現在の関係も同じで、未来のために現在を犠牲にしない。両方ともに幸福である道を探す。我慢をするときには、それが幸せであることが条件

自分ができていることしか人に教えられないのだけど、自分ができていることのうち、何が人の役に立つか判断するのは難しい。そんな時にはできていない人から質問を受けて、その人と私との間にあるギャップを埋めていく。それがきっと、多くの人の役に立つことになる。質問してもらうのはネタ探しに有効

人と比べないようにしたいけど、比べた方がいいこともある。気をつけているのは、同じモノサシで測らないようにすること。あの人と私を数値で比べてはいけない。あの人が活きるモノサシと、私が活かせるモノサシは違う。それを見つけること。自分用のモノサシを見つけるためには、ある程度比べないとね

最初に決めた形で継続できなかったら適宜変えていけばいい。正しくなかったと残念な気持ちになるより、うまくいかない方法が知れたと喜んだ方がいい。丸ごとダメだったわけじゃなく、一部が合わなかっただけかもしれない。人の目を気にして一貫性を守るより、自分に合った方法を見つけることに力を注ぐ

少し前にピアノを習い直したことがある。拙いピアノの練習中は、どんなに仕事がテンパってても、どんなに悩みがあっても、ピアノに集中してある意味頭が空っぽになった。仕事でインタビューするときも、それに近い気がする。他にどれほど気になることがあっても、「いまここ」に頭のリソースを使い切る

辛いときに涙が出なくなった(とはいえ、昔はどうだったのか思い出せないのだけど)。その代わり、その辛さを誰かに聞いてもらったり何かの誤解が解けたりと、安心して辛さが和らいだときに涙があふれる。映画や小説で辛いシーンは泣くのに自分の辛さで泣けないのは、立っていなくちゃいけないからかな

私はぴんとくる言葉、しっくりくる言葉しか使えない。覚えたての言葉やよくわからない言葉は、体になじむまで使えない。だからこそ「ぴんとくる」「しっくりくる」みたいな感じ方の精度が高めなのかも。人の話を聞いていても、ぴんとこない言葉があると、すぐさま掘りに行く。そこに何かがあったりする

いろんな仕事を並行していると、自分のキャパを超えているように感じてハラハラしてしまう。すべての作業時間を予定表に入れればキャパ内であることが視覚化できて、記憶のメモリーからいったんは消せるので感情の波にのまれない。冷静じゃないと判断を間違えるから、落ち着くためにうまくツールを使う