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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2018年8月の記事一覧

人って「存在をそのまま認められること」と「誰かの役に立つこと(=機能を重宝されること)」の両方を求めてしまうものなんじゃないか。両方あると安定するけど、どちらかだけだとバランスを崩してしまう。自分にどちらかが足りないとわかれば、取りに行ける。目的に合わせてコミュニティを選べばいい

外から見えにくい功績ってたくさんある。個別仕事ではスルーされがちなことも、コミュニティの中なら誰かが見ていてくれる。たとえばやった分の一部を直接褒めてもらえて、さらにその一部を誰かが広めてくれる。その結果、やった以上に報われて、相乗効果でふくらんでいく。世の中の仕組みってすごいね

普段誰と話すかによって行動の垣根が変わっていく。自分が「できない」と思っていることを「こうすればできるよ」と言われるだけで、世界の見晴らしがよくなっていく。「でも……」と怖がる気持ちをぐっと抑えて「できそう」と自分に言い聞かせ、心をダイブさせる。自分を変えるのはそういうところから

構成を考えることは理屈っぽい頭脳を使い、構成から原稿にするのは感覚的な頭脳を使っていると思う。切り替えるのにすごくエネルギーがいるから、切り替えを最小限にするために事前に構成を作っておく。原稿に潜っていくのは泳いでいるような感覚。そのときの理屈は体に染み付いているものを使えばよい

いつも何かをしてもらっているとそれが当たり前になり、つい感謝するのを忘れてしまう。だからせめて、ありがたいと思い出した時には思いをちゃんと伝えたい。当たり前になり過ぎると恥ずかしくて言えなくなるので、そうなる前に伝える習慣をつけておく。恥ずかしさを乗り越えるのも、まあ悪くないけど

すごく好きなことややりたいことがなくても、誰かの「好き!」や「やりたい!」には共感できる。だから、自分の中に仮置きでも「すき!」や「やりたい!」を据えて、没頭している姿を見せれば誰かを惹きつけられる。金属になって多くの磁力に共感を求めるのではなく、自分が強い磁力になって引き寄せる

これもまた自分の気持ちを押し殺すタイプだからか「年齢を気にしない自分」をずっと演じている気がする。「いくつに見える?」は絶対言わないし、年齢を聞かれたらすぐ正直に答えるし、年相応の美しさを纏うのが理想的だと思っている。若く見られなくても美しい場合は大いにあると。無理してんのかな?

言葉だけで説明できるわけはないけれど、言葉なしで説明できるわけもない。言葉なんてくだらない、というとかっこいいけれど、それもまた言葉なのだ。私は言葉を扱う仕事だからこそ、言葉を信じ、そして信じすぎない。言葉じゃないものを表そうとして、それが結果的に言葉になってしまう。ただそれだけ

抽象的なことばにすると全部が同じになってしまって、日々感じている小さなささくれやかさぶたやきらめきのようなものは、そのままとっておくことはできない。せめて「こういうことだよね」なんてまとめたりせず、できごとをできこととして記す。もう一度その「感じ」を思い出す方法がそれしかないから

私が自然と愛想よくできるのは「相手も不安だろうな」と思うときで、相手のことを第一に考えている場面。逆に緊張とか不安とか、自分のことで頭がいっぱいになり、相手の気持ちを考えてないときにはまったくもって無愛想だということがわかった。変わったつもりでも全然変わってない。まだまだ先は長い

ひとつのコツで全部がうまくいくってことがたまにあって。例えば美しく立つ方法として、背筋をまっすぐとか、腰を反りすぎないとか、片足に体重かけないとかいろいろあるけど、「ピアノ線で頭のてっぺんを引っ張られているように」と想像するだけでそれらが全部クリアできる。誰に教わるかって大事よね

最初にその糸口に出会えるかどうかは、運だと思う。でもそれをつかみ自分に寄せる勇気と、たぐり寄せた先で新たな出会いやチャンスを手に入れられるかどうかは、自分次第だと思う。実力だったり、人格だったり、一生懸命さだったり。だから、糸口が見つからないうちに自分を磨いておくのは無駄じゃない

心が傷ついた時には感情が動く。そのとき「怒り」に振れる場合と「悲しみ」に振れる場合がある。「自分は正しい」「あるべき姿じゃない」と思っていると「怒り」になるんじゃないだろうか。正しさとかを考えていないときはただただ「悲しい」。だから私は、多くのケースで悲しんでばかりいるのだと思う

アウトプットはある側面の私を表すものだと思う。プログラミングのファンクションと同じで、何かをインプットさせると、何らかの演算をしてアウトプットする。インタビュー中もインとアウトを繰り返しているのだけど、大きなアウトプットとして原稿に集約する。演算の中身は何年もかけて作ってきたのだ