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きらきらにっき

高校生から大学生だった頃、私の生活の中心は勉強ではなく音楽だった。

好きなバンドがいて、そこから沢山のルーツミュージックや流行やコアなジャンルまでいろいろ聴いていろんな音楽を知った。

私の田舎には好きなバンドがライブに来なかったし、来ても尻込みしていく機会を逃し続けた。

高3のある時、意を決してライブに行ってみた。
それが人生初のライブである。

信じられないほど楽しくて、夢みたいでライブ中、わー!ッと盛り上がったかと思えばライブ中なのに放心したりしてた。

本当に本当に夢だったんじゃないか?と、いまだに思ってる。

熱中してた頃の空気感とか、感覚とか、匂いとかそういうものってあの時のものだけだと思ってた。

あれから随分月日が流れて、音楽も中心からずれて好きだけどそれよりも大事なものができたと思っていた。

一昨日のことだ。
私は渋谷のライブハウスにいた。

私はあの頃に戻っていた。

知らないバンド、年も自分よりも若い。最近よく聴く音楽のジャンルじゃない。それは昔よく聴いていて、懐かしい…大好きだったもの。

いや、"だった"じゃない。"今でも"好きだ。

消えて無くなったと思っていた情熱みたいなものが私の中にふつふつと湧き上がってくるのが分かった。それは青臭いけど凄く素直な好きだ!!を私に再認識させてくれた。

あの時だけのキラキラした素敵なものだと思っていたものは今も輝き続けていることを知って、私は心底嬉しくなった。無くしてなんかいない。私が勝手に無くなったと思っていただけだった。

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なんか久々に静かに胸熱な夜だった。いいバンドを知れた夜。いいイベントを知れた夜。きらきらした素敵な夜だった。

おかげでものすごくいいビールを飲めた夜だった。うめさんに乾杯!!

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