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子どもの「知りたい!」を上手に育てる

2月の末、「しばらく休校です!」ってなって、とりあえずおうちにいることになった子どもたち。

自粛期間はどんどん延長し、結局、4月からの新年度も例年どおりにはスタートできなくなったわけなんですけど、その時に保護者に生まれる感情といえば

「これ……こどもたちの勉強大丈夫か??」

っていう、お子さんの勉強への不安感。

学校から課題が出ているところもあるけれども、子どもが一人で課題を勧められるなんて稀で、結局は「お母さんこれどういうことー?」「わからへん」って聞かれて親が教えることになる。

親は、せっせと自習用のドリルを買ったり、ネットでの配布教材をダウンロードしたりして、なんとか子どもたちの勉強に遅れを作らないように頑張ってるんだと思います。

ここで、読んでほしい記事がこちら。

こちらには、臨床心理士の村中直人さんの見解が書かれているのですが、とってもわかりやすくて、是非皆さんにおすすめしたい。

少し引用させていただくと、

まず一番最初にお伝えしたいことは、教える人つまり「教師役」や「先生役」を引き受ける必要はないということです。必要はないというよりも私個人の感覚としては「してはいけない」というほうが近いです。

という部分にもあるように、「親は子どもに何かを教えてはいけない」ということを徹底したいなと。
教えなくていいよ、とかじゃなくて「教えたらあかん」まで言われてますからねw

その理由は、記事を読んでいただければわかりますが、家庭内での人間関係が悪くなってしまう可能性が高いということです。


わたしも昔思ってたんですよ。
たとえば学習塾もね、お金払ってわざわざ人に頼まなくても、親が家で勉強見てあげればいいんちゃうん??とかって。
すみません、浅はかでした。そんな簡単な話じゃなかった。

子どもにとっては、家が、「ただそこに居ていい場所」であることが大事なんですね。安心して過ごせる場所が「おうち」なわけです。

なのに、その安心できるはずの場所で親がいきなり「教える人」になって
「なんでこんなこともわからないの?」「だから違うって言ってるでしょ」と否定のコンボをかましてくる。地獄ですよ、これは。子にとって。

子どもが一番肯定してほしい存在の人(親)から否定される。
こんな哀しいことはないです。

「そんなんじゃだめだよ」
「他の子はもっとこうだよ」
みたいな“子どもの存在を否定する言葉”は、かけてあげてほしくない。
(コロナの事態じゃなくても、だけどね!)


だからこそ、記事後半にあるような「学び方のアップデート」をしようってことにつながります。

「勉強しなさい!」って親に怒られてふてくされる子どもも、
スマホで自分の好きなアーティストの曲の歌詞を検索したりしています。
つまり本来、「知らないことを知ることはとても楽しい」行為なんですね。

それこそが学ぶということ。
どうしてこうなるんだろう?これはどういうことだろう?って興味をもって
その知的好奇心を満たす行為。

親は、ぜひそのサポートにまわって、学びのお手伝いをしてほしい。
「こうだよ」って教えない。
学ぶための意欲を消さないために、学ぶ習慣を絶やさないために、
親子で学び方を考えられるといいですよね。



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