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【日本テニス界の現状とは】 by 牟田口恵美

元プロテニスプレイヤー【牟田口恵美】(むたぐちえみ)です。

ご飯を食べるとき友達とテレビ電話をしながら食べるリズムが定着してきた牟田口でございます。

noteを書き始めてから早19日。

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大変ありがたいことに全体ビュー数が6,285に到達しました。

6,285回、牟田口恵美の記事を見て頂けたと思うと大変嬉しいです。皆さん、本当にありがとうございます。

これからも毎日楽しく書いていきたいと思っておりますので、引き続き暖かく応援して頂けたら嬉しいです。

さて。

今日は、【日本テニス界の現状とは】について私なりにちょこっと書いていきたいと思います。

昨日、ブリヂストンスポーツ株式会社が2020年いっぱいでテニス事業撤退を発表しましたね。私も選手時代、大変お世話になったメーカーです。

昨日のブリヂストンスポーツ株式会社代表取締役社長 望月基氏が発表されたお知らせの中にはこんなコメントがありました。(以下https://www.bs-tennis.com/information/200421.phpより引用)

"当社は事業ポートフォリオやリソース配分の最適化を戦略的に進める中で本事業から撤退することを決定いたしました。今後はゴルフ事業に経営資源を集中させて、当社事業の成長を図ってまいります。"

出典:ブリヂストンテニス テニス事業撤退に関するお知らせ

簡単に言えば、テニス事業はお金にならなかったからお金になるゴルフ事業に注力します。ということではないかと思います。

もちろん各メーカーにはそれぞれの戦略があり、全体の市場がこのような状況かと言ったら違うと思いますが、このブリヂストンスポーツ株式会社のテニス事業撤退のニュースはテニスの人間として重く受け止めなければならないと感じています。

そこで今日は、プロテニス市場の中の大会に重きを置き、現状を解説していきたいと思います。

2019年、日本国内で行われた国際大会(ITF,WTA,ATPChallenger,ATP)は

・女子20大会(内訳:ITF Womens18大会,WTA2大会)
・男子12大会(内訳:ITF Mens8大会,ATP Challenger3大会,ATP1大会)

となっています。

かなりの数の大会を開催して頂いていますね。

私の母校である慶應義塾大学が運営する慶應チャレンジャーでは今年もブリヂストンスポーツ株式会社がスポンサーをしていたと思います。

このように、各大会で運営側がスポンサーを募り、そのスポンサー費から運営費、賞金等を賄っているのが大半だと思います。ここまではどこの業界でもそうですよね。

企業側からする、大会にスポンサーするメリットとしては、大会会場やその関連の媒体に自社のバナーやロゴが入ることによる広告効果や、企業イメージ向上等だと思います。

ということは、この大会の認知度や実際に足を運んでくれるお客さん、webサイトやSNS等各媒体のフォローワー、訪問者が多くないとあまり効果がありませんよね。

実態はどうなのでしょうか?

上記した全大会が当てはまるとは限りませんが、私は学生時代、ITF大会の運営に携わったことがあるのでその経験から考察をしていきたいと思います。

当時、大会ディレクターから聞いた驚いたコメントがあります。

それは

「開催前から赤字計算だよ。」

という一言です。

このコメントの背景には2つの意味があると考えます。

1.日本で国際大会に足を運んでもらう、沢山の人に認知してもらう、収益化する、これらは不可能に近い(その大会は入場券1000円で発売していました,入場料をとらない大会も多いです)

2.それでも開催しているのは、日本人選手にチャンスを与えたいから。赤字でも選手のために

この2つかと。

こんな状況の中でも、去年も上記の大会数を開催まで運んで頂けてるということは、各企業、運営側は、運営又はスポンサーをする効果よりも、それぞれ選手のためにという想いで開催、スポンサーをしてくださっているのではないかと考えます。

実際にブリヂストンスポーツ株式会社もいくつかの大会にスポンサーをしていたと思いますが、今回この撤退ということで、それらの効果は無かったという事実を示しているとも捉えられます。

ここから考えられるのは、大半のプロテニスプレイヤーは、周りの企業や人々に助けられて、皆さんの想いでご飯が食べられているということではないかと思います。

実際にこの状況を変えていくまでは、ものすごく厳しい道のりであることは変わりないですが、プロテニスプレイヤーを名乗る選手たちは少なくともこう言った現状を把握し、活動をしていく必要があると私は思います。

以上、ちょっと長くなりましたが、私なりの考えでした。

いかがでしたでしょうか?ふむふむこんな考えもあるんだなという程度に読んでいただけたら嬉しいです。

それではまた次の記事でお会いしましょう。またね





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元プロテニスプレイヤー/現役引退後慶應義塾大学環境情報学部入学・卒業(2014-2018)/プロツアーコーチ/慶應矢上テニス部コーチ・プライベートレッスン → https://www.youtube.com/channel/UCE1IOTSGL2O3VRBEPsKwgrQ
コメント (1)
こんにちは。いつも楽しく そして、共感をしながら拝見しています。
日本におけるテニス界というのは本当に厳しい状況ですね。BSの撤退は正直痛いです。BSほどの会社がテニス界を大切に思い続けてくれないんだ。。。。と、とても残念になりました。楽天・ユニクロなどがサポートしてくれていますが、根雪となる企業も必要ですね。BSはその代表格だったに。。。。ヨネックスを代表とする日本企業にさらなる期待をしたいです。
そして、実業団でプレーする選手の居場所探しも大変です。例えば橋本総業HDさんはいまの社長が代替わりしたらどうなるでしょうか?などなど考えると不安になります。私もいちテニス愛好家としてこの危機を考え続けていきたいと思います。
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