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4/18までの記録

 とりあえず、入院手続きの書類とか入院に必要なものは昨日18日までに揃えて渡しておいた。あとは、感染症対策のため退院までは面会不可、つまり病院におまかせくださいとのこと。本人に頑張ってもらうしかない。

(よく喋るので看護師さんには迷惑をかけることでしょう。こちらはしばらく穏やかに過ごします)

 ただ、ぶっ倒れて運ばれたわけではないので、なんというか救急車で普通に話している穏やかなイメージのまま処置室に入っていったので、長期戦にはなるだろうけどもこちら側はあまり悪いイメージをしていないというか、やれることをやるしかないという感じ。

 17日(金)は勤務している会社に話をしにいって、今後のことで色々と相談と確認と、役割をはっきりさせてきた。判断系統の見直し、どうしても判断が必要になった場合にどうするか、会社以外の組織や団体への連絡はどうするか、そして会社の規定で休職の扱いや給与などはどうなるかといった労務的な部分まで。そして私の方の会社にも、状況を話して勤務中に対応しなければいけないことを説明して許可をもらってきた。

 普通なら何をしていいかわからなくなるような局面で、なぜか冷静に対処できるのが私の強み(っつーかDNA)。普段労務の仕事をしている上に産業カウンセラーで学んだベースが活きていて、すごくあれこれ頭が回る。ありがたきDNA。

 一方、もうひとりの家族は、ポーン(・_・)ってなって、私がおなか抱えて笑うほど頭が回っていなかった。運ばれた時のこともあんまり覚えてないらしい。「大丈夫、それが普通だしこういうことを見越しての同居だから」と伝えておいた。なんて頼もしいんだ、私。

 あとやったことは、親戚への連絡。親戚とは7~8年前に祖母が急死した時に久々に会って以来で(※色々事情があって祖母とは疎遠だった)、こういうときにしか電話しないのいかんなぁ^^;と思いながら、タイミング逃すとなんで今さら的な感じになるので、今しかないと翌日の午前中には連絡。でもこういうことでもなきゃ近況も聞けなかったしこちらの話もできなかったや。

 あとは、コロナ騒ぎになるだいぶ前に予約していたGW旅行のキャンセル。キャンセルするつもりだったようだけど、ギリギリまで様子を見ようとしてたのかな。ネット予約でログインできず、予約内容を紙に印刷してファイリングしてあったのを見つけて助かった。電話した先々で、コロナを心配されてしまったのだけど、実は他の急病で入院しまして…と正直にお話したら「いらっしゃる道中やご滞在中の発症ではなくて本当に良かったですね。元気になられましたら是非お越しください^^」とかもう、さすがです。かえって気を遣わせてしまった…。こちらも自然と「いま本当に大変だと思いますが、絶対に伺うようにしたいのでお互い頑張りましょうね」と言葉が出ていました。心を伝う言葉のチカラを噛み締めた瞬間。

 夕方になって看護師さんから電話がかかってきて、少しだけ声を聞いた。

 (なんだよ随分元気そうじゃねーか。暇だから本持ってこいってか)

 実は産業カウンセラー仲間の方で、講座の期間中に心臓の病気で急遽入院された方がいて、色々とお話をしたところ、入院中クロスワードで暇をつぶしていたと。「おお!!それだ!!」と思い、翌日、本を持っていく道中でクロスワードの雑誌を2冊購入。1冊は病院へ、もう1冊は私。そこらへんにあったマジックで「退院するまでどれくらい解けているか勝負」と書いて一緒に置いてきました。やってもやんなくてもいいけど。ずっと本でもいいんだけど。本だけじゃつまんないもんね。

 なんか今回こういうこまごまとした所で運だったり救われてる感じがすごくある。

 救急車を呼ぶ直前まで、看護師のお友達と話をしていて、病院に着いて処置してもらっている間もLINEの話し相手になってもらいました。なんと心強い。そして話が早い。今やってもらってることは大丈夫なんだと安心できた。思えば、その方とつながったのは、2月に大阪に行って別の友達に会ったからなんだよね。それがなかったら、もう少し一人で抱え込んでいたかもと思うと、なんていうか…不思議な感覚。

 入院した家族のスマホは指紋認証方式で開けなかったけど、思えば、祖母が亡くなった時に最後まで意地を張って親戚に会っていなければ、私自身が親戚と連絡先を交換することもなかった。産カウの資格を取ったことも、挫折したとはいえ社労士で勉強したことも労務の仕事で学んだことも全部ベースになってて、色々対応する上で話とかもすぐに理解ができたし。まるでこのために全てがお膳立てされてたのでは?と思ってしまうくらい、全てがすんなりだし、なにせとても良く頭が回った。不思議なもんだね。

 こちらはもうやれることはやったので、あとは自分で頑張ってもらって、治療中に心筋梗塞を起こしてしまわないように、そして、各地の都市圏で起きているようなコロナの院内感染にならないことを祈るばかり。

ウイルスも病も空気を読まない。だから呼び寄せないように。
Stay Home. Stay Healthy.


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