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【観光エバンジェリスト講座#1】「リゾテック」って何ですか?


NPO法人学生ネットワークWANは、8月からエバンジェリスト講座を開講していますが、今回新たなプロジェクトがスタートしました。その名も、、、「観光エバンジェリスト講座」!!
第1回目となる今回は、沖縄経済同友会情報通信委員長の花牟礼真一さんをお招きし、「リゾテック」についてお話を伺いました。

実は、「リゾテック」という言葉は、花牟礼さんが作られた言葉なんだとか…!リゾテックとはいったい何なのでしょうか。。?

SNS=リゾテック?

リゾテックとは、「リゾート×テクノロジー」から成る言葉です。WANでは、現在学生メンバーが三島や尾道、新潟、鎌倉などの写真をインスタグラムで発信したり、WANのFacebook地域ページで九州を中心として情報発信を行ったり、地域創生の一環としてかき氷フォトコンテストや福津ステキフォトコンテストを開催したりしています。このように私たちが実践している、SNSなどのテクノロジーを使った観光情報の発信は、まさに「リゾテック」なのだそうです!

「リゾテック」命名の背景

「リゾテック」という名前を命名するに至る背景は主に二つあったそうです。それは、、

①大きなコンセプトを作り上げる必要性
②ニッチだけどターゲットを絞る必要性

リゾテックという言葉は多くの方々にとって馴染みのない言葉だと思います。「○○×テクノロジー」という言葉がたくさんある中、沖縄のリーディング産業を考えたとき、第1位は観光業であり、第2位は情報産業!そこで、リゾート×テクノロジーで考えるといいのでは?ということで、「リゾテック」という言葉が生まれたそうです。
花牟礼さんは、「沖縄をスタートアップの集積地にしたいが、シリコンバレーにはかなわない。しかし、沖縄は”観光における”情報産業No.1にはなれるかもしれない。」そんな思いをこめて、リゾテックという言葉を生み出し、そして大きなコンセプトを打ち出すことができたのです。

でも、「観光業×情報産業」を思い浮かべると…実は「ツーリズムテック」という言葉もあります。じゃあツーリズムテックでいいじゃん!となりそうですが、そもそも「なんじゃこりゃ?」と思われる言葉を作ることが大切なのです!「リゾテックって何?」とならなければ、新たに言葉を作っても消えてしまいます。馴染みのない言葉をあえて使うことで、多くの人々が「リゾテックとは何だろう?」と調べる行為を生み、”リゾテック→沖縄=リゾート”と認識してもらえる機会を増やすことが重要なのです。実はリゾテックという言葉は、沖縄で商標登録されているのだとか・・・!

ターゲットを「観光」に絞り込んで情報発信に取り組む重要性は、ここにあったのですね。

沖縄でのワーケーション

「沖縄コワーケーション協会を立ち上げたい!」

花牟礼さんが最初にそうおっしゃったとき、学生メンバーはみな「コワーケーション!?」となりましたが、これは「コワーキング×ワーケーション」から成る言葉です。福岡には大名小学校をはじめ、多くのコワーキングスペースがあります。しかし、これらのコワーキングスペースは施設が良いという理由だけではなく、そこで提供されるサービスがいいからこそ人が集まっています。コワーキングスペースに人が集まれば、いろいろなアイデアが、そして新しい化学反応が生まれます。そのような場所を沖縄にももっと作っていきたいという思いがあるそうです。加えて、沖縄には壮大な自然や素敵な観光地がそろっており、ワーケーションを行う上で素晴らしい場所でもあります。「コワーケーション」の場所が沖縄に生まれる日も遠くないかもしれませんね。

そしてこのコワーケーションの事業を進めるにあたって大切になるのが「リゾテック」です。テクノロジーによって観光産業の新たな形が生まれ、このリゾテックがほかの産業をも潤していくとのこと。

テクノロジーを駆使すること、そしてニッチな内容を発信していくということの大切さを改めて実感した1時間の講座でした🌟

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