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527.【ノベルセラピー】エミリーさんの表現アートセラピー ~創造性の子どもと出逢う~

「本気で叶えている状態、本気で味わっている状態、そのことを信じて、今の心地を絵で表現する」
「味わっている感覚的なものを色においていく。線、面、色。どんな絵でも大丈夫」

エミリーさんの言葉かけが、道しるべとなって、燈る。

今、からだにあふれているのは、ウォーミングアップのワークや、壺のイメージワークや、人生の輪や、ハートフルなメディテーションや、ビジョンワークによって、導かれてきた、最高潮の振動。
そのエネルギーのまま、表現するアート。

(描くものがどんなものでも、そのアートには、最高潮の振動が転写されている)

私しか知らない体験。私しか知らない振動。私しか描けないアート。
私へのエール。

***

自分の中に、すべてがある。
イメージの力で繋がり、受け取ることができる。
でも、イメージだけでは、夢に近づけない。
私という身体を使って、近づいていく。

(本文より)

◆ウォーミングアップ
◆壺を使ったイメージワーク
◆「人生の輪」で自分の状態を可視化する
◆満たされている自分を呼びさますメディテーション
◆ビジョンワーク(18の質問)
◆表現アートワーク
◆3つの質問
◆おまけ

*********


ノベルセラピー協会(設立者 オジャさん)では、2024.1~2024.5まで、毎月1回、ノベルセラピー講師による、ノベルセラピストのための無料講座(zoomによるオンライン)が開催されている。

ノベルセラピー講師は、さまざまな分野でご活躍されているかたが多く、まるで、壮大なマルシェ会場に、毎月、ご招待していただいて、至れり尽くせりのセッションを受けさせていただいているかのよう。

9月の講座は、エミリーさんの「表現アートセラピー」

事前に届いた案内メールに書かれていたのは


プログラムの流れ
・エクササイズ ~壺療法~
・人生の輪
・イメージワーク
・表現アートワーク

使うもの
パステル、クレヨン、画用紙、画板(あれば)、ノート、鉛筆 等
※汚れてもいい服装でご参加ください


このことを読んだだけで、わくわく。
待ち遠しく迎えた当日は、ギャラリービューに登場した、講師のエミリーさんの、とびきりの笑顔とあたたかな声に迎えられ、一瞬で大ファンになる。

なかでも、オジャさんのことを呼ぶ「オジャ」という響きにこめられている、お二人の間柄を象徴するような空気感に、感動した。
私には、大人になってからの友達や仲間で、名前をそのまま呼んでいる人はいない。「ちゃん」とか「さん」とかをつけている。でも、名前をそのまま呼びあうって、すごく素敵。

◆ウォーミングアップ

それぞれの自己紹介のあと、最初にしたのは、ウォーミングアップ。
目をとじて、色を一つ選び、目をとじたまま、画用紙の上で、感覚にゆだねる。
さらさら、ぐいぐい、ぐるぐる、ぐりぐり、なんでも、自由に描いていいという。
1色で満足したらそれでいいし、別の色でやりたくなったら、目をとじて、もう1本選んで、ぐるぐる……。

私は、なんとなくもう1本やりたくなったので、2色。
24色の色鉛筆から、目をとじて選んでいるのに、不思議なことに、どちらも、寒色で、青色と深緑色だった。


色鉛筆なので線が細く、もし、パステルかクレヨンだったら、塗りつぶしていただろうと思った。
手にする画材によって、導かれる世界が違うと感じられたことも、おもしろい。

◆壺を使ったイメージワーク

体験したことがないので、どんなことをするのか、とっても楽しみだった。

「気になることを3つくらいピックアップしてください」と言われ、さっそくイメージする。
どのくらいの深度で「気になること」なのかがわからなかったけれど、わりと最近の、今ココの、気になっていることをノートに書く。

3種類のつぼを描く。大きさや、形もできるだけ違うようにと言われ、直感で、一筆書きみたい単純な線で、描いた。オレンジの色鉛筆で。

続いて、エミリーさんから「さきほどの気になっていることが、それぞれ入っていると思って、さらに描いてみてください」と言われたのだけど、特にイメージできず、線だけのままにしていた。

次に、「イメージの中で、壺に入ってください」と言われる。
エミリーさんは、誘導のお声かけがすごくていねいで、やわらかくて、無理やりじゃない。
セラピーを受けている人の、それぞれの「間」(たとえば、ためらい)に、さりげなく届くタイミングで言葉を重ねてくださる。

(波が寄せるように、そして広がる波紋のように)

そのことで、壺の中に入ることのイメージが広がるし、怖くなくなるし、壺に入ったら、どんなふうだろう? という期待が生まれる。
もちろん、壺に入ることも、入らないことも自由で、壺の中でどんな体験をするかもそれぞれ違っていて、正解も不正解もない。
出たくなったら、いつでも出られる。壺から出る方法も、ちゃんと案内してくださった。

3つの気になっていることが入っている、3つのツボ。
直感のままに、スイスイ描いた私の壺は、みんな違う形をしていて、真ん中の壺はとてもスリムで、曲線的。最初に入りたくなったのは、その壺だった。

思った瞬間、もうピタリと入っていたのだけど、それは、壺に入るというより、「装着した」状態になった。

壺から頭と手足を出して、壺のシルエットのドレス……ノースリーブの、マーメイドラインを着ている感じ。なぜか、壺の中には入れず、顔と出足を出して、「壺を着ている」状態
そのまま、歩いたりできる。

「ほかの壺にも入れたら入ってみてください」という、お声かけのタイミングで、向かって右端の壺へ。
こちらは、自分がすごく小さくなった状態で、壺の中に入ることができた。
長いハシゴがあって、下に降りていく。
壺の内面は、手をかけて登ることもでき、テーマパークのアトラクションの中にいるみたいで、探検気分だ。

壺を味わったあとは、最後に、片付けるそうだ。
この時間は、「セレモニー」だと感じた。

壺の片付け方は自由。布をかけてもいい。お花を飾ってもいい。壊してもいい。そう声かけしてくださった。

今、ふりかえっていて思いついたけれど、たとえば海に流したり、宇宙に飛ばせたり、魔法で別のものに変えたり、なんでもできるのだ。

「絵を描き足してもいいですよ」と言われたので、描きたくなって、模様を加えた。
リボンをかけたくなったり、たすきをかけたり、網目のように紐をかけたり。
しまいこむのではなく、飾っている状況が浮かんできて、壺の下に、それぞれ敷物や台を描き足した。

きれいにおめかしして、飾られる三つの壺。
客間のマントルピースの上みたいなイメージが出てきた。私が住んでいる家には、そんなものはないのに。

心理学の勉強はしたことがないため、これらから何が考察されるのかはわからないけれど、イメージの世界に、自分がいることを感じる。

(イメージって、なんなのだろう)

その自由さ。制限のなさ。世界観。それは、ノベルセラピーにつながる世界だ。

◆「人生の輪」で自分の状態を可視化する

「人生の輪」というのは、円を中心から8等分した区分に、人生で大切だとされている項目と目盛が記されている。
それを眺め、それぞれのテーマについての満足度、または現時点での達成度を1~10までの数字で表し、円の中に描き込んでいく。
コーチングなどで使われるもので、何度かやったことがある。

私は、この10段階の数値化というのが苦手だ。
目に見えないものに、目に見えない目盛りを刻もうとしても、単位が決められなくて、フリーズしてしまう。
だから、直感で浮かぶ数字を答えることにしている。

人生の輪のモデルがすごいと思うのは、数値化しようとする時に、意識せずとも、これまでのことや現状を俯瞰して、「人生の棚卸」的なことをしていることだ。

(考えたくなくて、気付かないようにしていたことにも、気付かされる)

数値化によって、可視化した人生の輪を眺めたときに、点数が低いところや、高いところが、はっきりわかる。

この中からテーマを選ぶ。
10に引き上げたいところは、どこだろうかと考えたとき、必ずしも点数が低いところではなかった。私が選んだものは「健康」で、一番低い点数ではないけれど、自分にとっては不本意で、もっとできるのに努力を怠っていると感じているものだ。

(数値と思いが一致しないのは、なぜだろう?)

このとき、10段階の目盛を「自分軸」ではなく、「他人軸」で設定していたことに気がついた。
だから、一致しないのだ。

しかも、世間の一般常識とされるものや、標準的だとされることなんて、時代や環境によって、どんどん変わっていくのに、いつのまにかとらわれている。

(誰かの目盛に左右されない、自分の目盛)
(なりたい自分。在りたい自分)

これからは、私の車輪で。

◆満たされている自分を呼びさますメディテーション

エミリーさんの誘導で、これまでの人生で体験した、さまざまな、ハートフルな場面が、次々に呼び起こされていく。

(五感のすべてが総動員された記憶に、細胞が振動する)

登場するのは、両親、祖父母、夫、子供たち、各世代の友達、恩師、旅先での光景、これまでに出逢った美しいものたち……

誘導の言葉によって、からだの中にある、無数の弦がつま弾かれ、共鳴する。

(知っている)
(体験している)

癒される香り。癒される音。癒される感触。あたたかいもの。やさしいもの。
歓び。あたたかさ。祝福。

(ぜんぶ、記憶している)

◆ビジョンワーク(18の質問)

メディテーションで導かれた、「満たされている自分」のバイブレーションで、あたたかさに包まれたまま、「なりたい自分、叶えたい自分、理想像の自分」になって、18の質問の答えをイメージしていく。

「何も出てこなくても大丈夫。探しにいこうとしない。ぱっと出てくるイメージをとらえる」と、エミリーさんは言ってくださり、すぐに答が出ない質問は、そのままにする。

最後の質問は、「なぜそれを目指したいのか。叶ったら何が実現できるのか」
その時、突然出てきた答えに驚く。

それは、私が、子どものころからやりたかったことだから。

このワークでイメージした「なりたい自分、叶えたい自分、理想像の自分」とは、まったく関わりがないと思えたのに。

(なんの躊躇もなく、ずっと思い続けた夢が飛び出してきた)

◆表現アートワーク

そして、最後のワーク。

「本気で叶えている状態、本気で味わっている状態、そのことを信じて、今の心地を絵で表現する」
「味わっている感覚的なものを色においていく。線、面、色。どんな絵でも大丈夫」

エミリーさんの言葉かけが、道しるべとなって、燈されていく。
5分くらいの時間をいただいて、みんなで、一心に表現アートに夢中。

なんてすごいワークなのだろう。

今、からだにあふれているのは、ウォーミングアップのワークや、壺のイメージワークや、人生の輪や、ハートフルなメディテーションや、ビジョンワークによって、導かれてきた「最高潮の振動」
そのエネルギーのまま、表現するアート。

(描くものがどんなものでも、そのアートには、最高潮の振動が転写されている)

私の中に満ちあふれ、高まり、あふれているものを、表現しようと思ったとき、それは、光のような、形のない、すべてを包む「祝福」だった。

(いま、この瞬間であり、永遠の)

なんという、すてきなものをいただいたのだろう。

(私しか知らない体験。私しか知らない振動。私しか描けないアート)
(私へのエール)

〈完成したら、高次元の自分が眺めているような気持ちで、絵から少し離れて、メッセージを受け取り、その絵にタイトルをつける〉というプロセスがあったけれど、実は、アートを言葉に翻訳できなかった。
描いたものから伝わってくるメッセージは、いっぱいに感じるのに。

(からだは呼応している。受け取っている)
(それを表現する言葉が、みつからない)

そのことを、体験している。

◆3つの質問

叶えるための3つの質問をいただく。

1 叶えるために発揮する自分の持ち味は?
2 叶えるために大事にすることは?
3 叶えるためにやってみたいことは?

出てきた答は、1 あきらめない心 2 笑顔 3 (ナイショ)

(夢が肉体に宿っていく)

こんなに至れり尽くせりなのに、さらに、アファメーションをプレゼントしていただく。

「私の夢を叶えるのは私自身です。約束します」

*******

自分の中に、すべてがある。
イメージの力で繋がり、受け取ることができる。
でも、イメージだけでは、夢に近づけない。
私という身体を使って、近づいていく。

(ぜんぶ、知っている)

そのことを感じる。

「人生の輪」で、10にしたいと思った「健康」は、夢を叶えるために、必要だと感じたこと。

(不要なものを手放し、不要な肉を手放し、ゆがみのないからだとしなやかな体で目標に向かう)

浜田えみな
(※このレポートは、浜田の記憶とノートのメモ、主観によって書いているので、エミリーさんがお話された言葉とは違っているかもしれないことを、お断りします)


ノベルセラピー講師による毎月の無料講座を企画してくださった、ノベルセラピー創始者 オジャさん ありがとうございます。
エミリーさん ありがとうございます。

参加されたみなさんのシェアも素敵で、描かれた絵や、体験されたことを、おひとりずつ聴きたいくらい、豊かで、終わってしまうのが名残惜しい時間でした。

エミリーさんのウェブサイトはこちら


◆おまけ

講座が終わって、しばらくしてから、「表現アートセラピー」で描いた2枚の絵を眺めていて、昨年の夏、旅する絵描き 木の葉堂 白澤裕子さんに描いていただいた、私の中の「ひかりの子」(創造性の子ども)が放っている色だと気がついて、びっくり。



特に、目をつぶって選んだ2本の色が含まれていることに!!
ノベルセラピーは、私にとって、創造性の子どもと遊ぶ世界なのです。

ひかりの子の記事はこちら

ノベルセラピー協会


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