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やるべきこと✕やるべきことで成果達成加速術

先日、今すべきことの整理術~わたしの考える10代・20代・30代のすべきことという記事で、自分のやるべきことを決める方法について書きました。

それと並行して、やるべきことの優先度を見極めながら、複数のタスクが効率よく相乗効果を生むようにするための方法を、備忘録的にお披露目したいと思います。

使うのはこれ。

自己分析_model

まずは、今の仕事や置かれている状況と照らし合わせて「好きなこと」「できること」のチャートから3~4つのテーマを選び出します。「きらいなこと・できないこと」を「好き・できる」にすることをミッションにしている人は、きらいなこと、できないことをテーマに据えてください。

テーマが決まったら、A・B・Cのそれぞれの分野で「やるべきこと」を書き出していきます。時間は各1分程度で思いつくまま、すばやくリストアップするのがコツです。

今度はそのリストをもとに、上の図に「やるべきこと」をあてはめていきます。このとき、すぐに着手できること・やるべきことは外側に、他の分野と関わることは境界線の近くにあてはめていくようにします。優先度は、「すぐやる」(緊急度)、「すぐできる」(難易度)、「先にやった方がいい」をもとに判断していきます。

定期的に見直し、修正を加える

作った図は、1~3ヶ月おきに定期的に見直し、状況の変化や達成度に応じて修正していくことが大事です。自分のテーマからあまりにも離れたことに手をつけていないか、やろうとしていることが自分の性格や与えられた時間に見合っているかということも、同時にチェックしていきます。

これは、私が2016年の6月、福井県坂井市の地域おこし協力隊として赴任する前に作った計画の一部です。起こしたいアクションをなるべく具体的にメモするのもポイント。

自己分析

私は大学にいた期間が長く、社会人経験も少ないため、仕事に役立つ専門スキルがほとんどなかったので、協力隊のメイン業務を軸に、その後福井で仕事を見つけていくためのスキルアップ・ネットワークづくり・情報発信をテーマにしました。

着任後は、地域の行事や歓迎会、ネットワークづくりで目まぐるしく時間が過ぎていき、3ヶ月ごとに見直すのが精いっぱいでした。図中の赤字は、3ヶ月の成果をふまえて修正、追加した部分です。

真ん中に向かうほど、各テーマが相乗効果を生む

この図の運用のポイントは、円の真ん中に向かうほど、つまり時間が進むほど、各テーマがお互いに役立つよう工夫することです。

たとえば私は、福井に来てから3ヶ月の間、自分の立てた計画に沿って行動していく中で、教育分野で事業を立ち上げる必要を感じました。例えば「地域おこし」の中で地域ニーズを探っていると、長期休み中の小学生の見守りをしてほしいという声を頂いたり、「ネットワークづくり」の一環でさまざまな人と交流する中で、いずれ関わりたいと思っていた文化事業でも、教育分野との連携が欠かせないということが分かってきたり。

そうして、「スキル取得・研究」のテーマの中に経営の勉強や教材研究が入り込んできました。なかなか始められなかったブログも(今も立ち上がっていません笑)、立ち上げまでの手続きやデザインを少し学んでいたおかげで、事業立ち上げの時にWEBサイトをつくる役に立ちました。

やるべきこと✕やるべきことで、成果達成を加速する

好きなこと、できることを磨くためには、やるべきことがたくさん出てきます。でも、何から始めたらいいか分からない・・・やってみたものの、あれもこれも手を出しすぎて何がやりたかったのか分からなくなった、など、やるべきことのマネジメントがうまくいかないことは多くあります。

そんな時は、優先度と、相乗効果を意識するようにします。

優先度は、「すぐやる」(緊急度)、「すぐできる」(難易度)、「先にやった方がいい」で決めます。面倒なことは後回しにしてしまうから難易度は考えるなと言う人がいますが、ハードルが低いことを先にやってしまった方がモチベーションが高まる場合もあると思います。もちろん、面倒でも先にやってしまった方がいい場合は、きちんとやりましょう(笑)。

やるべきことをテーマに沿って分類することで、他分野との共通点を利用して仕事を効率化できるヒントを思いつくかもしれません。自分の向かいたい方向から遠ざかることは、やらなくてもいいと取捨選択ができるようになるかもしれません。そうすれば、バラバラになりがちな「やるべきこと」が一気にスッキリまとまります。

そうして出来上がった成果を見て、「ああ、あなたはそういうことが好きなのね」「君はそんなことができるんだね」と言われることを目指したいものです。

ちなみにこの図は、タスクを書き込む代わりに社名などを書き込めば、就職活動などでも使えます。

自己分析_就活

皆さんがどんな方向で生きていきたいか、考えるきっかけになれば幸いです。

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