見出し画像

知名度を上げていきながら自分たちを掘り下げていく話。セルフブランディングじゃない。(2017年振り返り)

私が大学時代、本気の趣味として初めた、音楽活動『Satellite Young』。
今年は、ありがたいことに以前より少しだけ多くの人に知ってもらえる年になった。

平成生まれが作る「憧れの80年代」 無名のユニットがアメリカの音楽フェスに呼ばれるまで buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/satellite-young

まず、この記事を読んで、

SXSWに出るのってそんなに凄いことなのかとか、「当たり前だけど、自分たちは無名だよな」とか考えた。

エンタメに造形の深い記者・山崎 春奈さんに執筆頂いたこの記事は、まさに名刺代わりになるものだった。今まで、なぜYoutubeのコメ欄の多くが外国語でうまってたのかとか、スウェーデンのアニメの主題歌をなぜやることにになったのか、自分たちでも忘れていたことが簡潔かつ濃厚にまとめられていた。改めて、俯瞰して分析する機会を与えられたのだった。

この記事で、SXSWに対してアンテナを貼ってる新しもの好きの方々に知ってもらうことができたし、同時に公開したミュージックビデオも、ディープラーニングを使っていたから、SXSWに行く予定である最新テクノロジー好きの人たちにも届けることができたと思う。

また、Buzzfeedの記事から派生して、多数のウェブメディア、雑誌、ラジオにもゲストで呼んでもらい、自分のことについて繰り返し話し、質問をうけてる間に、自分たちの方向性、何をやるべきで何が足りないのかを掘り下げることができた。


お知らせ一覧⇒ http://emiksn.com/news1

そして、夏には運良く、初めて、地上波テレビでSatellite Youngが取り上げられた。

「関ジャム完全燃SHOW」というテレビ朝日の番組で、「次来るアーティスト10組」として紹介していただいたのだ。

OAを観て「そこか!」って思った。「広告代理店勤務で4歳の母」ってそんなに珍しいことなんだとか思った。

テレビはウェブメディアのインタビューより、非常にわかりすくキャッチーでなければならない。ハイ・コンテクストすぎる話を、本当にいい形で紹介して頂いた。「第二のピコ太郎になる?」なんて大袈裟だけど、満更でもないバズワードも賜った。

また、関ジャムを観たディレクターさんに声をかけられ、

秋には、めざましテレビのような朝のメジャーな番組にも呼んでもらったが、そこでは関ジャム以上に更にわかりやすくなって紹介されていた。

(サウス・バイ・サウスウエストが日本人がほとんどでないフェスって紹介されていたw)

「セルフ・ブランディングが上手ですね」って言い方があるけど、考えてみると、自分発信だけで、ブランド・アイデンティティを生み出してきたわけではない。

根底にある、Satellite Youngの世界を造りあげるには、もともと多くのインスピレーションと元ネタがある。(昭和歌謡とか、サイバーパンク etc)

MVやアー写などの作品を通して、日本、スウェーデン、アメリカ、カナダなど、古今東西のMV監督、アニメーター、写真家、ヘアメイク・アーティストたちと仕事をする事ができた。

それを造り手たちの協力によって、新たに解釈され、過去の作品とはまったく違うものに進化してきたのである。

発信の仕方、紹介のし方は、メディアに取り上げてもらって、いろんな大きさに噛み砕かれて、その界隈の言語に翻訳され、言葉を変え、それがキャッチフレーズになったり、自分たちのものとなっていった。

また、余談だが、番組で、千原ジュニアさんに「平野ノラに憧れてるんちゃう」と言われたのをきっかけに、もう少し場末感からネオトーキョーなサイバーパンク80年代にシフトしたいなと思い。髪を青くした。思い切って衣装も青にチェンジした。今までは、まったく意識しなかったけど。


一方、勤め先では髪を青くしたことによって、自分で気づくほど、人からの見られ方は変わっていった。私の勤務する広告会社内には金髪の人は数人いても、青髪の人はいない。黙っていても「あなたって、アーティストなんでしょ」って言われ、(良い意味でも悪い意味でも)個性的な存在としてより見られるようになった。厳しいクライアントにはつれていってもらえなくなった代わりに、新しいことに挑戦したいクライアントとのお仕事が増えた。社内で私が苦手な人はより宇宙人としてみるようになったし、興味を抱いてくれる人はより、近づいてくれるようになった。

自分の立ち位置、ブランディングはむしろ他者によって築かれる。


しかし、他者に気づかれるには多角的な発信を怠らないことが基本であるので、こうしてnoteの初投稿を書いている。ぜひフォローして頂きたい。

2018年はもっと、できるだけ多くの方々に広くに知ってもらい、よりやるべきことを掘り下げて行きたいと思う。

あ、そうだ今年は初のアルバムも出しました。
よかったら聞いてください。Apple Music,Spotyfyでも聞けます。

SatelliteYoung Amazonでも買えます ⇒ http://amzn.to/2ClHZHu

noteでいただいたサポートは勉強代にさせていただきます! ぜひご支援お願い致します!