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良い意味でのプライバシーの真逆、自分の庭感覚で外の世界を考えてみる #御谷湯 へお湯をいただきに #北斎漫画舞踏 創作過程 11

先日の北斎漫画舞踏ワークショップの紹介動画です。9月の毎週水曜日、すみだ生涯学習センターにて開催しています。

東京新聞2023年9月10日朝刊都内版(したまち版)に掲載

2023年9月10日朝刊都内版(したまち版)に情報を掲載していただきました。ありがとうございます!WEBサイトからも記事内容をご覧いただけます。

今日は東京新聞のしたまち版を手に入れるために両国へ、再度確認したい写真があり東京都復興記念館に行って、その後で近所の御谷湯に行きました。

御谷湯

https://maps.google.com/?cid=15208185827468729733&entry=gps

ビルがまるまる銭湯というビル型銭湯の御谷湯。昭和22年(1947年)の創業だそうです。平成27年5月に「地域の憩いの場」「高齢者、障がい者のご利用」「雨水の活用」をテーマにリニューアルオープンしたそうで、入り口の横には雨水を利用した水鉢がありました。

「ビル」と言っても入り口、玄関、脱衣所、湯船とあちこちに木が使われていて、とてもぬくもりを感じる建物です。
女湯は5階、男湯は4階という変わった造りで、フロントで受付を済ませたらエレベーターで向かいます。

スカイツリーを展望できる天然黒湯温泉、という銭湯なのに旅館温泉に来た気分を味わえます。スーパー銭湯に匹敵するほどのお風呂設備の充実っぷりで高・中・低温の天然温泉、日替わり薬湯、マッサージ風呂など8つの風呂が楽しめます。

まさしく「地域の憩いの場」、中は地元の方を中心に賑わっています。子供、若者、中年、年配の方まで年齢層幅広く、同じ湯船に浸かるご縁の不思議を思います。お子さん連れのお母さんも一人で子育てを抱え込まず、広いお風呂で安心と開放感がある様子。

聞こえてくる会話から近所でもうすぐお祭りがあるんだなとわかりました。
人の話し声、薬湯の香り、夕方から夜景に変わる景色やスカイツリーのイルミネーションを満喫しているうちにあっという間に時間が過ぎていきます。

そして1階の寛ぎスペースにはスポーツ報知が置いてあります。墨田区の銭湯によく置いてあるので、見つけたら是非「北斎漫画舞踏ワークショップ」の記事を探してみてください。

台湾の騎楼(チーロウ)を連想

台湾ではよくビルの前のスペースが誰でも通行できるようになっています。私有地だけど一般に開放する騎楼(チーロウ)と呼ばれる軒下の造りです。

お店やっている方はそこに商品を広げたり、テーブルや椅子を置いていて客席にしたり、室内で営業するより外のほうが好きな様子。

また、人々も開放的なのりしろ空間が好きな様子。

何気なく椅子が置いてあると一息つきたい人が腰をかけたり、次第に近所の人の憩いの場になったり、雨の日は雨よけになって便利です。

プライバシーへの配慮、個人の権利、そういう意識が高まって教育の場も増えている。これは私が大人だからという理由と、街の都市化、グローバル化で加速していることと。それは確かに大事な考え方。

そしてまた、良い意味でのプライバシーの真逆、自分の庭感覚での外の世界を考えてみる。

考え始めると配慮するとか受け入れるとか、干渉しすぎないとか声をかけるとか、その塩梅には答えがあるようで無いようで。

しかし私達はなんとなく知っている。銭湯に来たら裸になってそこにいる人と一緒に湯船に浸かる。同じ空間にいることで生まれる気の対話。決められたルールが無いから、意識的に考えないから良いのだ。暮らしの中でなんとなく身についていく知の大切さを感じた御谷湯の後。

メディア掲載情報

東京新聞 さま

2023年9月10日朝刊都内版(したまち版)に情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!WEBサイトからも記事内容をご覧いただけます。

すみだ経済新聞 さま

2023年9月4日に情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!

スポーツ報知 コミュニティ季刊誌 さま

2023年9月1日発行号にの情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!墨田区のあちこちの銭湯に置いてあります。

東都よみうり新聞 さま

2023年9月1日発行号にの情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!

すみだノート さま

掲載ありがとうございます!

https://www.sumida-note.com/event/hokusai20230906/

北斎漫画舞踏「おどる湯」

我妻恵美子(舞踏家・演出家)が代表を務めるAGAXARTはアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」にて、北斎漫画舞踏「おどる湯」を開催します。

【WEBサイト】

『北斎漫画』を踊りで楽しもう!

「北斎漫画舞踏ワークショップ」とは?

ちょっと体を動かしてみたいという方でも楽しめる初心者歓迎のワークショップです。簡単な舞踏の基本トレーニングを紹介し、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへと少しずつ発展させていきます。ダンスが苦手と思っている方でも自分のペースで参加できます。

9月6日(水)から毎週水曜日、すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)にて開催します。毎回違う内容です。4回連続の参加をおすすめしますが、1回のみでも可能です。運動不足を解消したい、舞踏を体験してみたい等、お気軽にご参加いただけます。

開催概要

イベント名称 :「北斎漫画舞踏ワークショップ」
日程 : 2023年9月6日(水)、13日(水)、20日(水)、27日(水) 各回 18:30~20:30
会場 : すみだ生涯学習センター(ユートリヤ) 東京都墨田区東向島2-38-7
料金 : 全納 11,000円(税込)/ 4回、各回 3,000円(税込)/ 1回 ※墨田区民は500円割引
講師 : 我妻恵美子、塩谷智司

申込フォーム :

舞踏とは?

1960年に日本で生まれたコンテンポラリーダンスで、土方巽と大野一雄が有名な創設者です。舞踏では既成の価値観を疑い、自身の体や内面、日本の風土、そしてダンスを問い直し、独自の視点で再構築します。この独特な身体表現は西洋のダンスとは異なる考え方を持っており、世界から関心を集めています。

『北斎漫画』とは?

『北斎漫画』は浮世絵画家葛飾北斎による絵手本。葛飾北斎は代表作として『富嶽三十六景』があり、その名は世界に広く知られている。この『北斎漫画』は彼自身「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろに描いた画」と表現している。一般的な漫画とは異なり作品は連続性を持たず、無秩序なままに描かれた。この作品は1812年、葛飾北斎が52歳の時に描き始められ、初版は名古屋の永楽屋東四郎から出版された。その後も1878年まで出版が続いた。

実施体制

主催 :AGAXART、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催 :墨田区
協賛 : 株式会社東京鋲兼、東武鉄道株式会社
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。

舞踏の基本トレーニングを初心者でも楽しめるように紹介

20代から60代まで幅広い年齢層と、ダンサー、役者、アーティスト、学生、医者などバックグラウンドも異なる方にご参加頂きました。基本トレーニングから始まり、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへ発展させていきました。のべ56名が参加し、公演には10名が参加しました。

AGAXART(アガックスアート)とは

AGAXARTは、身体、精神、魂の探求を通じて人々の創造性を高めることを目的としたアート集団です。ワークショップ、公演、イベントを企画運営しています。舞踏の身体操法を主軸にして言語では表現しづらい内面と向き合い、多様な表現を発掘する場を提供しています。異なる文化との交流を積極的に行い、地域資源の関心を高める取り組みを行っています。
【WEBサイト】

我妻恵美子 AGAXART代表

舞踏・振付・演出
宮城県出身。1999年早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に所属。2020年に独立し舞踏を中心とした舞台・イベントの企画制作を手掛けるAGAXARTを設立。
2015年に自らの震災経験を元に振付・演出した作品「肉のうた」を発表。パリ日本文化会館(フランス)より招聘され、同年第46回舞踊批評家協会新人賞を受賞。2020年台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festival(ニューヨーク)よりアジア代表として招聘される。2022年すみだの町工場と職人さんをテーマとした舞踏作品「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」演出。

北斎漫画舞踏「おどる湯」北斎漫画舞踏ワークショップ後の企画

第二弾:「おどる湯」創作過程一般公開

「おどる湯」舞台裏を見学できます。美術制作や振付稽古など、すみだの銭湯と北斎漫画をモチーフにした舞踏作品が出来るまでを無料で公開します。

期間 :2023年11月1日(水)~7日(火)の13:00~18:00
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10

第三弾:舞踏公演「おどる湯」 HOKUSAI MANGA BUTOH "Dancing SENTO”

『北斎漫画』をモチーフとし、すみだの銭湯をリサーチして創り上げる舞踏作品。舞踏ワークショップ生有志も参加。

演出・舞踏 :我妻恵美子
音楽・演奏 :大野慎矢(KiMiMi)
作中オリジナル江州音頭「隅田川」 唄:宇宙軒明星、演奏:プリンス王子(ミックスナッツハウス)
舞台美術 :大漁舟隆之 

日時 :2023年11月10日(金)~12日(日)
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10
料金 :2,500円(税込)※墨田区民の方は500円割引

「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは

すみゆめ2023プロジェクト
葛飾北斎が 90 年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で 色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり ながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。「北斎」と「隅田川」を主なテーマに、すみだの地域資源を活用する多彩な企画を約 4 カ月にわたって展開していきます。  

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