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【写真日記】海の京都を訪ねて②天橋立その2

海の京都・宮津市に到着した私たちは、日本三景の『天橋立』を自転車で縦断することにしました。

《前回のおはなし》


松林の中の道をママチャリで走る

砂浜で海に触れた後、天橋立の向こう岸を目指して自転車を走らせました。

私たちが乗っていた自転車はコレ。かごに自転車を貸した店舗の名前が記載されています。
道の両脇は松並木&海。

ちなみに、天橋立でせき止められている内海(潟湖/ラグーン)は阿蘇海あそかいと呼ばれています。

上の写真で解説すると、右方でチラ見えしている海が宮津湾、一方、(写真には写っていませんが)左方にある海が阿蘇海になります。

地図で確認するとこんな感じ。天橋立は宮津湾内で砂州が成長してできた天然の堰です。私たちはママチャリで矢印方向に向かって走っています。

磯清水と天橋立神社

自転車を走らせていると、途中で水場と神社を見つけました。

「名水百選」に選ばれた清水を見つけました。

ここは、周囲を海に囲まれている場所なのに真水が湧くことから「磯清水」と呼ばれているそうです。飲んでみようかな?と思ったけど、(地下水のため)現在はは飲用NGとのこと。
後で調べてみたら、ここは和泉式部が「橋立の 松の下なる磯清水 都なりせば 君も汲ままし」と歌に詠んだことでも有名なスポットでした。

この磯清水のすぐ横には「天橋立神社」がありました。

こちらが天橋立神社。八大龍王様が祀られているそうです。
参道の先には鳥居がありました。その奥は阿蘇海。

天橋立神社でお参りをした後、また自転車を走らせました。

松林の間に咲く彼岸花。
「風が気持ちいいー!」と言いながら自転車をこぐ夫氏。左方でチラ見しているのが阿蘇海。
所々にこんな案内板が立てられているので、距離を確認できます。
松林の間からのぞく海。
そうこうしているうちに、無事終点に辿り着きました。
終点で振り返ってパチリ。天橋立☆縦断完了✨
このまま船乗り場の方に向かって進みます。
海沿いのカーブを君の白いママチャリ~♪ 曲がれば夏も終わる~♬ (「夏のクラクション」稲垣潤一)
ここが貸自転車の乗り捨て場。乗ってきた自転車をお返ししました。

元伊勢籠神社と眞名井神社

自転車を返却した後、私たちは元伊勢籠もといせこの神社と眞名井神社に向かいました。

道の途中で見つけたマンホール。天橋立が描かれています。

自転車を返した場所から元伊勢籠神社までは、歩いてすぐ。数分で到着しました。

こちらが元伊勢籠神社
古い歴史を有する神社です。私の予想では、おそらく縄文時代の古神道の聖地の上に(上書きするように)建てられた神社じゃないかな…と思うのですが、どうでしょうね。
元伊勢籠神社の立派な拝殿。

早速、参拝しました。これより先は撮影禁止になっていたので、写真はここまでです。

きれいに整備されていて美しい聖地なのですが、外国人観光客(この日は東アジア系が超多かった)が、境内にテイクアウトの飲食物を持ち込んで立ち食いしているし、日本人でもコスプレした人たちが摂社の前でポーズ取って写真撮りまくっているし、「おいおい…」とちょっぴり複雑な気分になりましたよ(泣)。

ここではサクッとお参りを済ませて、元伊勢籠神社の奥宮である眞名井神社へ向かうことにしました。

元伊勢籠神社から出て、少し歩きます。

住宅街の中に張られた結界。
案内板に沿って歩いていたら、鳥居が見えてきました。

「この雰囲気、どこかに似ているね」と夫と話しながら歩きます。
「あっ!諏訪大社の上社前宮だよ。あそこに似ている!」

長野県にある諏訪大社は、私たちの好きな聖地です。四つある社の中から特に、古神道の流れをくむ上社の前宮は、私の住んでいる岐阜県飛騨地方と雰囲気が似ていて、お気に入りの場所です。

縄文人の聖地は、漂う雰囲気やエネルギーがどこか似ていますよね。そして、こうしたディープな土地に導かれる私たち夫婦。

坂道を登り、杜に入ります。
更に坂道を登ります。
ようやく見えてきました。こちらが眞名井神社です。聖地の厳かさを感じつつ、でも左の「熊出没注意」の看板がすごく気になる…(汗)。(🐻さん出ませんように🥺)
さて、石段を登りましょう。
これより先は撮影禁止なので、写真はここまで。

この眞名井神社の裏には、磐座いわくらがあり、古代の祭祀場跡だったようです。聖地を護るために柵が張り巡らせてあり奥へは入れませんが、とても清々しく厳かな氣が流れていました。
神様、人払いしてくださりありがとうこざいます。

参拝を終えて石段を下ると、氏子らしき男性が境内の掃除をされていました。こうして美しく保たれているのは、地域の皆さんのご奉仕のお陰なんですよね。地元の皆様にも心より感謝。

清々しくありがたい気持ちで、神社を後にしたのでした。


③につづく


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