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的にはそうそうあたらないよ

〜前回あらすじ〜
おばあちゃんになっても続けたい

初心者教室を終えて、参加者の半分くらいの人が続けることになった感じです。思ったより多くて、先生よかったね…(余計なお世話)。引き続き初心者向けの指導時間は週に何回か設けられています。

道場の半分くらいのスペースを使って、エア射法八節〜ゴム弓、巻藁をやっています。3ヶ月経った現在、的前に入る(的に向かって射る)のはまだのようです(私は一応初段を持ってるということで、今は的前に入れさせてもらってます)。

で、その横でベテランさんたちも矢を射っているわけですが、初心者の生徒さんたちが言っていたのが「思ってたより的にあたらないのね…」です。

そうなんです、思ってるより的にあたらないんです。先生でもバシバシあたるわけではないです。アーチェリーとかイメージしているともっとあたりそうなもんじゃん?と思われがちですが(アーチェリーもあたらないのかもしれないけど…)。

段位の合格率でそれがよく分かるのですが、昇段審査で二段までは的にあたらなくても、矢を射る姿形いわば射法八節が美しく、その基準に達していれば合格できます。

しかし問題は三段からで、審査で矢を射るのは2本なのですが(これで一手と数える)、このうち1本を的にあてるのが合格条件として追加されます。

ざっと調べたところ、それぞれの合格率は
初段…80~90%
弐段…60~70%
参段…10~20%
四段…10%以下
以降、雲の上の世界

二段から三段の合格率の下がり方よ…三段を受けるレベルともなると矢を射る姿形(射形)も見ていてキレイだ〜と思いますし、何年も続けている前提だと思います。でも的になかなかあたらないから、この合格率の低さです。

心身ともに、少しでもどこか崩れたらあたらない。奥が深過ぎるんです…

なので初段の私が、練習中に一本でも的にあてた日には「っしゃーー!!」ってなります(あくまでも心の中で)。

なので、三段以上の方は関門を越えた向こう側の人たちという感じです。果たして私は向こう側に行けるのか…あんまり欲を出すと自滅するタイプなのでいつか行けたらいいな…ぐらいに思っておきます。

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